こんにちは。 愛知県担当ライターの桐田えこです。
突然ですが、みなさんは石はお好きですか?
きらきら光る宝石、生物の形が残った化石。長い年月をかけて形成された鉱物に、私は歴史のロマンを感じずにはいられません。
というわけで今回は、愛知県豊橋市から届いた、世界初公開の鉱物「堀石」のニュースをお届けします。
実物を見られる機会は滅多にないものなので、愛知にお出かけする予定がある方はぜひチェックを!
愛知県で4例目の新鉱物「堀石」実物が世界初公開

今回のニュースの主役は「堀石(ほりせき)」。愛知県設楽町の田口鉱山跡で発見され、2025年に国際鉱物学連合に新鉱物と認定されたばかりの貴重な石です。
黄褐色の板状の結晶となっていて、愛知県産の新鉱物としては史上4例目。
堀石が発見された田口鉱山は国内有数のマンガン鉱山であり、美しい石や鉱物が数多く算出することで有名な場所です(現在は許可なく立ち入ることは禁止されています)。
堀博士への敬意と東三河に眠る未知なる歴史

「堀石」という名前は、生前鉱物学の発展、普及に尽力し新種発見の可能性も指摘していたという故・堀秀道博士からつけたそうです。生前から存在を信じていた博士の想いが、時を経て証明されたというストーリーには心が温まります。
そして、愛知県で見つかった新鉱物はいずれも東三河エリアで算出されたというのだから驚きです。今回堀石が発見された田口鉱山がある設楽町はもちろんのこと、豊橋市や近隣の豊川市、蒲郡市などからも、また研究が進めば新鉱物が発掘されるのかも?期待が高まりますね。
本物の歴史を豊橋市自然史博物館で体験しよう

豊橋市自然史博物館での「堀石」の展示は、2026年12月27日(日)まで。堀石と性質の似た鉱物が一緒に展示されるほか、名前の由来となった堀博士の著書「楽しい鉱物図鑑」も閲覧可能です。
12月19日(土)には、堀石の論文を発表した研究グループのひとり、浜根大輔氏(東京大学物性研究所 技術専門職員)の講演会も開催。発見された鉱物をその第一人者に解説してもらえる機会は貴重なので、地理好き、鉱物好きの方はこちらも合わせてチェックを。
また、豊橋市自然史博物館では12月6日(日)まで「ポケモン天文台」というイベントも実施中。ゲーム「ポケットモンスター」に登場する多様なポケモンたちの生態をきっかけに、宇宙のさまざまな不思議を学ぶことができる企画展です。

愛知県の、ひいては日本の歴史を石を通じて知ることができる貴重な企画。秋から冬にかけてのお出かけ先の候補にいかがですか?
出典:PR TIMES
新たな愛知県産新鉱物「堀石(ほりせき)」豊橋市自然史博物館で実物初公開!