こんにちは、夏の外出には日傘が必要だと今更ながら感じてきた、京都府担当ライターのノクオです。
突然ですが、みなさんの住む町はどんな雰囲気の町でしょうか。
「京都の町並みって、歴史や風情を感じられて素敵だよね」
海外だけでなく国内の観光客の方々からも、そんなうれしい感想をいただけることもある京都。寺社仏閣も注目されますが、実は京都の町並みに欠かせないのはいわゆる「京町家」。
歴史を紡いできた京町家は、住んでいる市民も「できれば残してほしい」というのが本音です。今回はそんな京町家を保全・継承していく取り組みをご紹介します。
ふさわしい使い手がみつかる「京町家リース」

京都市と公益財団法人の京都市景観・まちづくりセンター(以下「まちセン」)は、京都らしい町並みの象徴である「京町家」の保全・継承に取り組んでいます。
その「まちセン」が、京町家の所有者の想いと建物の価値を継承できる仕組み「京町家リース」を開始。京都の景観や生活文化を活かすにふさわしい希望者へ橋渡し(転貸)をします。
継承はしてほしい一方で手続きに不安を感じている所有者のため、公的機関が介在し保全を促進するのが主な目的。公募することで、保全だけでなく京町家の新たなニーズや可能性を広げる仕組みになると期待せずにはいられません。
使い方の可能性も広がる取り組み

京町家とは、店舗や作業場と住居が一体となった一昔前の木造建物のことです。
たしかに、現代では合理的とは言えなくなった京町家。でも、格子戸などの伝統的な意匠やうなぎの寝床のようになった形状は古き良き京都を感じさせてくれるんです。
そのまま残すことは難しくても、外観はできるだけ残して現代の需要にあった形で使うことはまだまだ可能なはず。パン屋やカフェ、居酒屋、さらには一般企業まで、京町家を再利用している事例もあるんですよ!歴史ある景観を残すための知恵が光りますよね。
町並みを支える次代へバトンをつなごう
何気なく前を通って「素敵な雰囲気の建物やなぁ」と感じていた京町家も、このような取り組みの積み重ねのおかげで守られているんですね。
世界的にも評価の高い京都の町並み。この取り組みで、景観を守りつつ新たな可能性を広げてくれる次代の借り手が見つかることを願っています。
出典:PR TIMES
(公財)京都市景観・まちづくりセンターによる公的サブリース事業「京町家リース」を開始