晴れた日は自転車で農道をひた走る、新潟県担当のKURAです。
記録的な空梅雨となった昨年に比べて、今年は8月に入ってからやっと梅雨が明けるほどの長梅雨でした。
梅雨明け後も雨の日が多く、「雨の多い夏」という印象でしたが、田んぼの稲はすくすくと成長。お盆を過ぎると、茎の間から緑色の穂が顔をのぞかせるようになりました。
美しい景色を楽しみながら走るサイクリングイベント

そんな稲穂の海を泳ぐように走るサイクリングイベント「ツールド妻有2026」が、2026年8月30日(日)に開催されました。
今年で20周年を迎える人気スポーツイベントで、2024年には新潟県内初となる「国土交通省・自転車活用推進功績者」の表彰を受けました。20年近くにわたる地域貢献が認められたんですね。
実は「ツールド妻有」は、競技ではありません。サイクリストたちは越後妻有の美しい棚田や緑豊かな里山の原風景を楽しみながら、広々とした田園のなかを走ります。その発祥は、同じく越後妻有を舞台に開かれる現代アートの祭典「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。「ツールド妻有」は2006年のトリエンナーレで、建築家の伊藤嘉朗氏によって企画されました。越後妻有の里山を背景に、アート作品を楽しみながら自転車で走るという、移動そのものをアートに見立てたイベントです。

サイクリストたちの姿そのものが、美しい風景になる。そんなスタイルが好評を博し、「ツールド妻有」は翌2007年から毎年開催されるようになりました。3年に一度のトリエンナーレ開催年は、芸術祭の公式イベントとして、おそろいのジャージに身を包んで走るアートツアーが開催されています。
スポーツイベントなのに、食べすぎて太っちゃう!?

全国からサイクリストが集まる「ツールド妻有」は、リピーター率の高さでも知られています。コース沿いでは、地域の方々がサイクリストたちを温かく応援。走る側と見守る側のふれあいが、長く愛されてきた理由なのだと思います。
競技ではないものの、コースはかなり本格的。
最長の120kmコースにはタフな坂道もあり、「ガリガリ君峠」と名付けられた峠を登りきると、同名のアイスキャンディーがもらえるんだとか。ほかにも、コース上の各補給施設では、地元ボランティアがサイクリストたちをおもてなし。各種ドリンクをはじめ、とれたての野菜や果物、蕎麦、おにぎり、和菓子などが用意され、「食べ過ぎて太っちゃうイベント」としても有名なんですよ。

今年はトリエンナーレの開催年ではありませんが、20周年記念として、サイクリストに黒のジャージを配布したそうです。
記念すべき20年目の夏も、妻有の里がたくさんの笑顔に包まれたことでしょう。そして来年は、トリエンナーレの開催年。越後妻有の大地に根差した芸術の数々を、ぜひ一度ご覧になってみてください。
出典:PR TIMES
【20周年の節目】里山の風景と温かな絆が主役。「ツールド妻有 2026」開催 ~黄金色の稲穂を駆けるサイクリストと、それを見守る地域の物語~