災害が起きたときこそ、普段は当たり前に使っているものの大切さを感じるDEKIRU!特派員、福岡県担当のまさきです!
今月も福岡県発のニュースをお届けします。
今回は、福岡県宇美町から熊本県宇城市へ向かった、ちょっと珍しい「トイレトラック」のお話です。
「災害支援」と聞くと、水や食料を思い浮かべる人が多いかもしれません。でも、避難生活で欠かせないのが「トイレ」。実は宇美町では、災害時に使えるトイレトラックを今年6月30日に納車していて、今回がなんと初めての出動なんです。
しかも、その行き先は7月28日に発生した熊本地震で被災し、今も避難所生活を続けている人がいる宇城市。困ったときはお互いさま。福岡から熊本へ、心強い支援が動き出しました。
宇美町のトイレトラック、熊本県宇城市の被災地支援へ

福岡県宇美町は2026年8月20日、地震のあった熊本県宇城市へ町が所有する「災害用トイレトラック」を派遣しました。今回の派遣は、宇美町が一般社団法人助けあいジャパンと締結している、災害派遣トイレネットワーク「みんな元気になるトイレ」の派遣協力に関する協定に基づくものです。
宇美町のトイレトラックは、避難生活を送る人たちが、少しでも安心して、そして人としての尊厳を保ちながら過ごせる環境を確保するために配備されたもの。2026年6月30日に納車され、今回が初めての出動となります。
出発にあたっては、宇美町役場で出発式も開催。安川町長から派遣職員へ、安全第一で被災地へ届けてほしいという激励の言葉が贈られました。
宇美町は今回のトイレトラック派遣だけでなく、これまでにも備蓄水1,000本や飲料用ポリ袋、簡易トイレなどの救援物資を八代市へ届けたり、独居高齢者の健康管理・相談支援のため、保健師などの職員9名を11日間派遣したりと、熊本県への支援を続けています。
今後も、住宅などの被害認定調査に関する後方支援業務などで職員を派遣する予定とのこと。被災地の一日も早い復旧を願い、引き続き支援を行っていくそうです。
「トイレも大切な災害支援」。宇美町の取り組みに注目!

今回のニュースで特に印象に残ったのが、「トイレも立派な災害支援なんだ」ということ。災害が起きると、水や食料、毛布などに注目が集まりがちですが、避難生活が長くなればなるほど、トイレの環境はとても重要ですよね。
しかも、宇美町のトイレトラックは、単にトイレを届けるだけではありません。「被災した人が安心して生活できること」や「人としての尊厳を守ること」まで考えられています。
そしてもう一つ面白いのが、宇美町が参加している「災害派遣トイレネットワーク みんな元気になるトイレ」。
これは、宇美町が被災したときには全国から支援を受け、逆に別の自治体が被災したときには宇美町が駆けつけるという、全国規模の助け合いの仕組みです。
今回の出動は、まさにその「困ったときはお互いさま」を実践したもの。福岡県の自治体から熊本県へ、こうしたかたちで支援が届いているのは、なんだか心強いですね。
困ったときはお互いさま。福岡から熊本へ広がる支援の輪
災害は、いつどこで起こるかわかりません。
だからこそ、自分たちの地域が被災したときだけでなく、「今、困っている地域をどう支えるか」という視点も大切なのかもしれません。
今回、初出動した宇美町のトイレトラック。これからも全国の自治体同士をつなぐ“助け合いの車両”として、活躍してくれそうです。
あなたのまちにも、災害時に「こんな支援があったら助かりそう!」と思う取り組みはありますか?
出典:PR TIMES
熊本県宇城市へ宇美町のトイレトラックが出動