「暮らしているまちがもっと快適な場所になったら、どんな未来が訪れるんだろう」
こんにちは、宮城県の特派員、yukiです。今月は、仙台市開催の「ジェンダード・イノベーション企業・市民向け講座」第3回の受講者募集についてご紹介します。
意外と見落とされてきた「ジェンダード・イノベーション」
「ジェンダード・イノベーション」という言葉、聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。これは、性別や人種、世代、地域性といった違いへの理解を製品・サービス開発のプロセスに組み込み、すべての人の利便性を高めようという考え方です。
実は、今ある商品やサービスは、標準的な体格の成人男性を基準に作られてきたものが多いそう。例えば、車の衝突実験用の人形。成人男性の体格を基準にしたこの人形で衝突実験をクリアしても、体の小さな女性が事故に遭った場合、想定以上のケガを負うことがあるといいます。
「男性を基準にするのが当たり前」とされてきたために、女性の視点を入れる発想自体がなかなか生まれなかったんですね。こうした気づかれにくい偏りは、私たちの身の回りにも意外と多く潜んでいるのかもしれません。
理解を深めるための講座が開催
仙台市では、ジェンダード・イノベーションを広めるため、企業・市民向けの講座を全3回にわけて開催しています。第1回・第2回は以下の内容で6月に開催されました。
第1回 ジェンダード・イノベーション(GI)とは?GIの事例を学ぶ
お茶の水女子大学ジェンダード・イノベーション研究所の相川頌子氏を講師に迎え、GIの基礎知識や、性差が見過ごされてきたことによる弊害、具体的な事例が紹介されました。
第2回 GIアイデアの検討:交差性デザインカードを使ったワークショップ
同研究所の吉原公美氏が登壇。「交差性デザインカード」というツールを使ったワークショップ形式で開催されました。このカードは、GIの提唱者であるロンダ・シービンガー教授(米スタンフォード大学)のチームが出版した本の日本語訳です。
そして、第3回となる今回の概要は以下のとおりです。

日時:令和8年9月16日(水)
講義:14時から15時まで(開場13時45分)
個別相談会:15時以降
会場:仙台市役所本庁舎 2階会議室
講師:お茶の水女子大学 ジェンダード・イノベーション研究所 リサーチ・アドミニストレーター 吉原公美氏
参加費:無料
参加希望の方は、以下のフォームからお申し込みください。
https://logoform.jp/form/3PrJ/1718961
個別相談会もあるので、自社の製品開発にどう活かせるのか、じっくり相談できる貴重な機会となりそうです。定員は50名の事前申し込み制。気になる方は早めに申し込んでおきましょう。
地元・東北大学でも進む取り組み
地元・仙台にある東北大学では、2023年度よりお茶の水女子大学、東京大学との三大学連携プログラムとして、座学とグループワークによる集中講義を実施してきました。
東北大学といえば国際卓越研究大学の認定第一号に選ばれた大学でもあります。みんなが住みやすいまちづくりに取り組む仙台市の今後の展開から、目が離せません。
東北大学の取り組みはこちらから。
https://dei.tohoku.ac.jp/learn/gendered_innovations/
出典:PR TIMES
【仙台市】第3回ジェンダード・イノベーション企業・市民向け講座を開催します