こんにちは、DEKIRU!特派員・富山県担当のみおです。
2026年3月、富山市の公式観光サイトが全面リニューアルされました。
今回の刷新は単なるデザイン変更ではなく、「富山の魅力をどう伝えるか」という視点から、構成や導線まで見直された大きなアップデートです。大学生活4年間を富山市で過ごした私にとっても、富山で暮らす・観光する良さが最大限に詰まっていると感じました。
今回は、新サイトから見えてくる富山の魅力と、その裏にあるPR戦略について、やわらかく紐解いていきます。
観光地ではなく、日常そのものが目的となる街

観光サイトというと、有名な観光地をまとめたり、特別な体験にフォーカスしてPRしているイメージが強いかもしれません。ただ、今回のサイトが大切にしているのは、観光も暮らしも含めた、「富山の本質的な魅力」です。
コンセプトは「日常が旅の目的になるまち、富山。」
街なかからふと見える立山連峰や、当たり前のように美味しいお寿司、路面電車が走る穏やかな街並みの3つがメインで取り上げられており、何気ない風景や体験が、富山のいちばんの魅力として描かれています。
なぜ今、「日常」にフォーカスするのか

この背景には、観光の価値観の変化があります。
2025年には、富山市がニューヨーク・タイムズの52 Places to Goに選ばれ、世界的にも注目が高まりました。そこでセレクトされたのは、街中にある質の良い小規模なお店や、日常の中に宿る哲学だったのです。
どこに行くかよりもどんな時間を過ごすかが重視される時代。富山市はこの流れを受けて、「日常の豊かさ」を前面に出す方向へとシフトしました。
サイト設計に込められた工夫

今回のリニューアルでは、情報の見せ方にも工夫がなされています。
たとえば
・約500件の観光・グルメ・体験情報を掲載
・ハッシュタグで興味から広がる導線設計
・定番とローカルの両方を楽しめるコンテンツ構成
気になるテーマから記事をたどっていくと、自然と次の行き先や体験に出会える仕組みになっています。例えば、「ブラックラーメン10選」のような分かりやすい特集に加えて、地元の人だからこそ知る魅力も紹介されています。
初めての人にも、何度も訪れている人にも、それぞれの楽しみ方が用意されているのが印象的だと感じました。
これからの地方PRのヒントとして
今回の取り組みは、富山だけでなく、他の地域にとってもヒントになりそうです。
日常の中にある価値を丁寧に言葉にして、体験として伝わる導線を設計するという考え方が、これからのPRにはますます大切になっていきそうです。
出典:PR TIMES
「日常が旅の目的になるまち、富山。」をコンセプトに新サイト公開 ~寿司・立山連峰・路面電車を軸に富山市の“日常の魅力”を発信~