『もし入社した会社がおかしな人だらけだったら』の制作の裏側についてササヤマさんに聞いてみた。【インタビュー後編】

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『もし入社した会社がおかしな人だらけだったら』の制作の裏側についてササヤマさんに聞いてみた。【インタビュー後編】

イントロダクション

HAPPY!

いっちーです。

前編では、幼いころから絵を描いてきたササヤマさんのこれまでや、5コマ漫画『もし入社した会社がおかしな人だらけだったら』が生まれたきっかけ、そして実際に漫画になった社員のみなさんの声を紹介しました。

前編はコチラ


社員一人ひとりの個性や意外な一面を“クスッ”と笑える漫画に変えているササヤマさん。
その5コマ漫画はいったいどのように作られているのでしょうか。

後編では、漫画のもとになるエピソードの集め方や、オチの考え方、実在する社員を描くうえで大切にしていることなど、5コマ漫画の“制作の裏側”をさらに深掘り!

さらに、DEKIRU!で始まる新たな展開や、ササヤマさんがこれから挑戦してみたいこと、絵を描く人へのメッセージまで、たっぷりうかがっていきますよ~!

それじゃ~後編もいってみよー!

社員の日常が5コマになるまで――ネタ探しから完成までの舞台裏

実際に働く社員のエピソードをもとに、“クスッ”と笑える5コマ漫画を描いているササヤマさん。
まずは、ネタとなるエピソードの集め方から、構成やオチの考え方、ラフ、完成まで、5コマ漫画ができあがるまでの舞台裏をうかがっていきます!

5コマ漫画の制作の流れを教えてください!
いったいどうやってできあがっていくのでしょう。

集めたエピソードをもとに、オチから考えることが多いですね。
次に流れを考えて、それをラフにしてみます。そこから線画、着彩、セリフ入れと進む感じです。
最後に書き出して、1コマずつ正方形のフォーマットに収めたら完成です。
アニメーションにする場合は、さらに音声収録用の台本を作ったり、人物や背景、セリフを分けた素材を用意したりして、動画にできる形まで整えています。

出来上がっていく様子
わたし、いっちーの漫画も公開中!
なんとショートアニメには、私いっちーも本人役で声を吹き込んでいます!

漫画のもとになるエピソード、いつもすごく面白いんですが、いったいどのように集めているんですか?

周りのスタッフに「○○さんはどんな人ですか?」と聞くことが多いですね。
ときには本人に聞くこともありますが、本人は自分の癖だと思っていないことでも、周りから見ると“この人、こういうところあるよね”と見えていることがあるので。周囲の人から話を聞くことで、その人らしさを客観的に知れるのが面白いなと思っています。
たとえば、ニシオカリーコさんの作品だと、彼女が代表と話すときだけすごくモジモジしているのを見て、“このギャップは面白いな”と思って漫画にさせていただきましたし、いっちーの5コマ漫画も、取材を受けたほかの社員から聞いた話を基にしています。

そのことが漫画化されているのがこちら!

いったいどこからこの話を!? と思っていたので、そのモヤモヤがすっきりしました(笑)。
そうして仕入れたネタを、実際にネームやラフにしていくとき、意識することはありますか?

一番意識しているのは、“クスッと笑えるかどうか”ですね。
そのため、少しだけ誇張したり、実際にはなかった要素をプラスしたりすることもあります。
あとは見せ方も大事にしていますね。
表情をアップにしたり、劇画っぽくしたりして、少しでも面白く伝わるように、構図や表情も考えながら描いています。

ただ、同時にやりすぎないことも意識しています。
というのも、5コマ漫画はありがたいことに、本人だけでなく、ご家族や親族の方が見てくださることもあるからです。
そのため、面白さだけを優先して悪く描くのではなく、その人の良いところも入れて、本人や周りの方にも喜んでもらえるものにしたいと思っています。

また、特徴を強調しすぎると本人から離れてしまいますし、逆にかわいく、かっこよくデフォルメしすぎても似なくなってしまうので、“できるだけシンプルだけど、ちゃんとその人だと分かる”くらいを目指していますね。

お話を聞いていると、すごく制作が難しそうですね……。
描いていて、「これ、ちゃんと似てるかな?」って迷いそうです。

似ているのか分からなくなることはよくありますよ。
なので、一度時間を置いて次の日に見直したり、ほかの人に誰の漫画か言わずに「これ誰でしょう?」って見せたりするんです。
それで誰か分かってもらえたら、“じゃあ大丈夫か”って感じで進めています。

“どの社員でしょうクイズ”というわけですね(笑)
これだけ似ていたら、みなさん、全問正解でしょう!

   

制作する中で、一番時間がかかっているのはどこなのでしょうか?

一番時間がかかるのは、ネタ出しですね。
集めたエピソードをどう5コマにするか、どこにオチを持ってくるかを考えるところが一番難しいんです。
あとは、特徴をつかむのが難しい人だと、どこを捉えればその人らしく見えるかを考えるのにも時間がかかります。
そこが決まれば、その後の作業は比較的進めやすいですね。

なんと、最初のネタ出しに時間がかかるとは……。
自分も顔に特徴があまりないので、漫画にしていただくときはご迷惑をおかけしました……!

  

ちなみにネタ出しから考えて5コマ漫画って、1本どれくらいで完成するんですか?

5コマ漫画だけなら、だいたい1週間くらいですね。早いときは3〜4日で完成することもあります。
以前はかなりギリギリで、当日に描いて、そのまま公開することもありましたが、今は少し余裕を持って、ストックを作りながら進めています。
ショートアニメまで含めると、制作をお願いしている方とのやり取りもあるので、だいたい2〜3週間くらいかかります。

『わかさ生活ラジオTube【公式】』のYouTubeショートで配信されている、5コマ漫画ショートアニメですね!
こちらは、どのようなきっかけで始まったのでしょうか?

きっかけは、社長の「5コマを動かしてみたら面白いんじゃない?」という一言でした。
最初は自分でも動画制作に挑戦してみたんですけど、かなり難しくて(笑)。
今はWAKASAPort(ワカサポート)を通じて、制作をお願いしている方にも協力してもらいながら進めています。

WAKASAPort(ワカサポート)とは
わかさ生活が運営する、「好き」や「得意」を活かして仕事を探せるお仕事マッチングサービス。
https://support.wakasa.jp/

漫画にしていただくだけでもすごいのに、それが動画になって動くのもすごいです……。
いったい、どうやって制作しているんでしょう?

アニメにするために、人物や背景、セリフなんかを一つずつレイヤー分けして、素材を用意しています。
漫画だと吹き出しに隠れて描いていない部分もあるのですが、アニメでは必要になるので、そこも追加で描いています。
声はできるだけ漫画に登場している本人にお願いしていて、社長をはじめ、ナレーションなども社内スタッフが担当しています。
漫画を読んだあとにアニメも見てもらって、登場するスタッフやキャラクターをもっと好きになってもらえたらうれしいですね。

YouTubeチャンネル『わかさ生活ラジオTube【公式】』では実際に本人の音声が入ったショートアニメが公開されています。

クリックしてYouTubeでショートアニメをチェック!

5コマ漫画、新たな舞台へ――DEKIRU!にお引越し!

ここまで5コマ漫画ができあがるまでの制作の裏側や、ショートアニメへと広がっていく様子をうかがってきました。
そんな5コマ漫画は、今、新たな舞台へと活躍の場を広げています。
ここからは、DEKIRU!で掲載するようになった理由、そしてこれからどんな5コマ漫画を届けていきたいかなどをササヤマさんにうかがっていきます!

今回、DEKIRU!に5コマ漫画をお引越しされた理由を教えてください!

一番は、もっとたくさんの人に5コマ漫画を見てもらいたいと思ったからです。
これまでは、わかさ生活ショッピングサイトのコラムに掲載していたんですけど、少し見つけにくいところがあって。
DEKIRU!なら、ほかの記事で紹介された人や出来事と5コマ漫画をつなげることもできるので、もっといろんな人に知ってもらえるんじゃないかなと思っています。

記事になった方が、5コマ漫画にも!? それは面白そうですね!
ほかにもDEKIRU!では、どんな5コマ漫画を楽しめるのでしょうか?

これまでに公開してきた5コマ漫画に加えて、新作も更新していく予定です。
今までの作品を楽しんでもらいつつ、新しいエピソードも届けていけたらと思っています。

これまでのものだけでなく、新作も!? 今からどんな人が漫画になるのか楽しみです!
ちなみにこれからどんな人を描いていく予定なのでしょう。

長く働いてきた人はもちろん、新しく入社した人も描きたいです。
また、私が京都勤務なのもあって、なかなかお会いするのが難しいですが、名古屋や東京の支社・店舗で働く人たちも描いていきたいですね。
また、これまで以上に“今、頑張っている人”を取り上げていきたいです。

5コマ以外にも、挑戦してみたい漫画はありますか?

今ちょうど、連載形式の漫画にも挑戦しているところです。
これまでは5コマ漫画を中心に描いてきたんですけど、Instagramでよく読まれているような、スライドしながら読んでいく見せ方の漫画もやってみたいなと思っています。その一つとして、まずは私自身の婚活のお話を連載する予定です。
今後はわかさ生活の新しい雑誌『LOVE you』とも連動しながら、読者さんやスタッフの恋愛エピソードも漫画にしていけたらと思っています。

わかさ生活が発行する女性誌『LOVE you』は、30代から40代の女性に向けた「大人の恋愛習慣」を提案する雑誌。
『LOVE you+』で連載中『孤独死にびびった女が婚活3カ月で神旦那をつかむまで』ササヤマ/著

また、こちらは従来の5コマの形式ではありますが、わかさ生活が出している書籍の5コマにも力を入れていけたらいいなと思っています。

社長の本のエピソードの5コマ漫画はこちら!

アニメに、新作に、書籍の5コマ化……。
お話をうかがっていると、いろんな方面にササヤマさんの漫画が広がっていくようで、ファンの一人として、とてもうれしいです!
ちなみに数年後、自分の絵や作品がこんなふうになっていたらいいなっていうビジョンはありますか?

今は、わかさ生活を知っている方に見てもらうことが多いと思うんですけど、これからはDEKIRU!を通して、会社のことを知らない方にも作品が広がっていったらいいですね。
チームでも、「いつかグッズにできるくらい人気のコンテンツになったらいいね」と話しています。そのためにもまずはもっと多くの方に見てもらって、少しずつ好きになってもらえたらうれしいです。

描き続けた先にあるもの――ササヤマさんからのメッセージ

お話をたくさんうかがわせていただき、ありがとうございました!
改めて、ササヤマさんにとって「絵」とはどんな存在ですか?

知らなかったことを知ってもらう“きっかけ”になるものです。
文章だけだとなかなか頭に入らない人や、そのテーマにあまり興味がない人でも、絵があることで“ちょっと見てみようかな”って思ってもらえることがあると思うんです。
私が学生のころにジョルジュ・ビゴーの風刺画を見て歴史に興味を持てたように、5コマ漫画を入口にして、わかさ生活のことや人のことを知ってもらえたり、興味を持っていただけたらうれしいです。

記事を読んでくれた、“絵を描いてみたいけど、なかなか一歩を踏み出せない人”へのメッセージをお願いします。

絵を描いてみたいと思っているなら、まずは落書きでもいいので、少しずつ描いてみてほしいですね。
上手い、下手はあまり気にしなくていいと思います。子どもの絵なんかを見ていても、その人にしか出せない味や個性がありますよね。私はそういう絵もすごく好きなんです。
私自身、もともと似顔絵や5コマ漫画を本格的に描いていたわけではありません。でも、描いていたものを誰かが見つけてくれて、“やってみたら?”と言ってもらえたことがきっかけになりました。
だから、好きならまずは少しずつでも描いてみる。それを続けていくことで、何かにつながることもあると思います。

今、絵や漫画を描いている人にはどんなことを伝えたいですか?

絵を仕事につなげたいと思っているなら、やっぱり描き続けることが大事だと思います。
“仕事にしたい”“有名になりたい”と思っていても、意外と描けていなかったりするので。土日や隙間時間でもいいから、少しずつでも描いて、発信していくことが大切なのかなと。
今はいろいろな発信の方法がありますし、続けて作品を出している人が、そこから別の仕事につながっているのを見ることもあります。
私自身もそこまでできているわけではないんですけど、好きなら、まずは続けてみることが一番だと思います。

最後に、これから5コマ漫画を読んでくださるDEKIRU!読者へメッセージをお願いします!

まずは、読んでもらえるだけでもすごくうれしいです。
漫画をきっかけに、登場するスタッフやキャラクターを好きになってもらえたらいいなと思っています。
DEKIRU!では、漫画を読んだあとに、その漫画が動くショートアニメも見られるので、ぜひ両方楽しんでもらえたらうれしいです。

ササヤマさん

インフォメーション

DEKIRU! の連載はこちらから!
わかさ生活ラジオTube【公式】

YouTubeショートでアニメ動画公開中!

https://www.youtube.com/@wakasaseikatsu_radio/shorts

『LOVE you+』で連載中『孤独死にびびった女が婚活3カ月で神旦那をつかむまで』ササヤマ/著

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連載

『もし入社した会社がおかしな人だらけだったら』の制作の裏側についてササヤマさんに聞いてみた。【インタビュー後編】 社内で5コマ漫画を描く仕事!? 『もし入社した会社がおかしな人だらけだったら』についてササヤマさんに聞いてみた 【インタビュー前編】 絵や制作物は“自分を守る繭”――『繭ノ庭』を描く、繭野きいとさんの創作と生き方 楽しい思い出だけが、夏じゃない――どこかにありそうで、どこにもない風景を描く、苗さんのアート ボードゲーム制作ユニット『愉快班』さんにインタビュー! 【後編】 愉快班のゲームデザイン担当、つるおかさんにインタビュー!& 愉快班さんのボードゲームについて深堀り! ボードゲーム制作ユニット『愉快班』さんにインタビュー! 【前編】 愉快班アートワーク担当 『あたしのボドゲができるまで』作者、水田ことみさんにインタビュー! 幻想的なのに、なぜか見覚えがある――日常と空想が重なる世界を描き、それを喫茶店に展示する水彩画家 、蒼川わかさん 「この少女は、何を考えているんだろう」――余白と記憶を描く、清永凜さんのアート イラストレーターyantuke1985さんにインタビュー! イラストレーター ぎうにうさんにインタビュー! イラストレーター ネグルさんにインタビュー! イラストレーター 遠藤ツネノリさんにインタビュー! イラストレーター 石川耶雲さんにインタビュー! イラストレーター 掵喰さんにインタビュー! イラストレーター 屑謫さんにインタビュー! 大切なのは「あの頃の空気感」気鋭の油彩画家・瀬古亮河先生が描くサブカルとアートの境界線 「おうちでできる仕事」を探していた大学生が、イラストレーターになるまで。イラストレーター・さかもとこのみさんにインタビュー 展示会『バース』参加者インタビュー:風間阿槻さん 展示会『バース』参加者インタビュー:イラストレーター moku2さん 展示会『バース』参加者インタビュー:イラストレーター skさん 展示会『バース』参加者インタビュー:イラストレーター aoさん 展示会『バース』参加者インタビュー:イラストレーター ここからがそをじさん 展示会『バース』参加者ミニインタビュー:Akitoさん 展示会『バース』参加者ミニインタビュー:らたりーさん 社会人になってもアートの炎を絶やさぬように……社会人アートサークル“エン”グループ展『バース』ルポ イラストレーター“COさん”にインタビュー イラストレーター“兎々茶さん”にインタビュー 社会人になってもアートの炎を絶やさぬように……社会人アートサークル エン 主催のミヨシさんにインタビュー 学生がボードゲームを作って売るという挑戦 ーー『1up!』さんにインタビュー! オカユウリ先生へロングインタビュー〜27の質問〜 『みんなのこだわり大図鑑』作者、みくさんにインタビュー 『大人の目にこどもの心』作者、はるさんにインタビュー リアルな爬虫類を描く12才『かなへびくん』とその作品をシャツや帽子にして販売している親御さんにインタビュー!
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