地方都市ブースから警察ブースまで……脳内ですぐ「ゲーム」には結びつかない一風変わったブース群をご紹介!
やってきたぜ、東京ゲームショウ2026!
駅から幕張メッセまで歩いてきたけど、見渡す限り人・人・人の人だらけ!
大盛況ってやつだな。
東京ゲームショウ2026 公式サイト
今日は9月20日、いわゆる一般公開日の2日目になるわけですが。相変わらず来場者がものすごいことになってますね。皆さん随分とヒートアップされている……。
台風のおかげで一般公開日が1日ツブれて、図らずも今日が最終日になっちまったからなあ……。そりゃあ人も集中するってもんだわ。

こちとら明日までホテルを押さえていたというのに!
まぁ、人は自然には抗えないってことだな……。そこは宇宙人といえども変わらぬ節理みたいだね。
ぐぎぎ……オラ、せめて今日はめいっぱい楽しみてえぞ!
もちろん付き合うぜ。ただ、今年はちょっと趣向を変えて「ゲーム単体」というよりは「ブースそのもの」に注目しながら回ってみたいんだけど、どうよ。

ブースに注目……具体的にはどういうことです?
公式サイトのマップを見ていたら、今年は「ゲームを出しているイメージがない企業や団体のブース」がちらほらあるんだよね。これまでもそういう傾向こそあったけど、今年はより顕著にそう感じるっていうか……。
ラー油さんは気にならない?
なるほど、たしかに……言われてみれば?
まだピンと来てなさそうだな(笑)。でも、一緒に回っていくうちに企画趣旨もわかってくると思うぜ。ということで早速行ってみようか。
まずはここ……「Sanrio Games(サンリオゲームズ)」だ!
Sanrio Games(サンリオゲームズ)
サンリオってあのサンリオ?
……じつはこのブース、キティちゃんのお顔を模したゲートが気になってたんだけど、足を踏み入れてはいなかったんですよね。言われてみれば「サンリオがゲームショーに出展」って、なかなかのビッグニュース。

ちなみにこの会社は「ゲーム単体としてのエンターテイメントだけでなく、グッズやテーマパークといった既存アセットとも連動させながら、サンリオならではの統合的な体験価値の創出を目指す」という企業理念のもと、今年の4月に立ち上げられたサンリオの自社ゲームブランド……なんだってさ。
すげぇ! 公式サイトの情報をベタ読みしたような文章!
当然ゲームショウへの出店も今年が初めてって事になるんだろうけど、すげえ気合を感じるぜ。
キャラクターのグリーティングにステージでのパフォーマンスショー、ノベルティの配布にしっかりゲームの試遊コーナーまで!
ここらへんがいきなり手慣れてるのは、いかにもサンリオって感じで安心感がありますね。
エンタメの最前線で培ってきたノウハウがあるだろうからなぁ~。

やっぱりキッズやファミリー層向けの展開がメインになるんですかね?
キャラクターが豊富なだけに色々と多角的な攻め方も出来そうだし、ちょっと注目しておこう。
俺としてはここでキティちゃんと2ショット写真を撮りたかったところだが…。いや、そこはキッズに譲るとして。
次に行こうぜ……今度は「松竹ゲームズ」だ!
松竹ゲームズ
おお!
松竹って……あの映画や歌舞伎で有名な?

そう!
あの松竹のゲーム事業専門組織として2024年に設立された会社らしい。
自社企画のプロデュースを軸に、パートナー企業との共同製作から国内外タイトルのパブリッシングまで幅広く展開していくってことで……松竹ならではの知見が生かされることなりそうじゃん?
おっ、ムーミン谷の仲間たちと写真を撮れるフォトスポットがある! これは『ムーミン:ムーミン谷の夏まつり』ってゲームが出展されてるからだろうけど、めっちゃ力が入ってますね。海外の人たちがムーミンたちと一緒に写真を撮影しているのがなんとも微笑ましいぜ。
こんなにもピースフルなエリアに宇宙人がのさばらせるわけにもいかないしな~。ここは俺が写真を撮らせてもらうとする。
ビミョーに失礼なことを口にされた気がするけど、まあいいや。ハイチーズ!

試遊台が展示されてる『夢幻桜楼閣』ってゲームはかなり面白そう。オリエンタルな世界観の3Dローグライトアクションってことで、日本国内のみならず海外ファンにも注目を集めそうだ。

ゲームがうまく浸透すれば、そこから映画になったりしてもおかしくないし……松竹ならではのアプローチを期待しちゃいますね。
そしてこの記事でタダツグさんがやりたい企画の趣旨が、ちょっとわかってきた気がする。
そうかい?
せっかく「トガゲー」で取材に来たんだし、普通に大手パブリッシャーのゲームとかを紹介しても需要がない気がしてさ(笑)。だったら他とは少し違った展示をしている新興企業のブースを回るのも面白いかな~って。
いいですね。じゃあお次は「静岡市クリエイティブベース」なんてどうです?
静岡市クリエイティブスペース
静岡市 企業立地ナビ スペシャルサイト
https://biz-navi.city.shizuoka.jp/support/digital-companies/
静岡市って……つまりはあの静岡?
ついに自治体。もはや企業ですらなくなったか(笑)。

VRコンテンツの出展もあり、ちょっと異質な空間になっていたのがじつに面白い。
ブースは静岡市主催のもと、静岡市にスタジオを構えてVRコンテンツを制作している「株式会社A440」、そしてゲーム・CG制作関連の教育を行う「静岡デザイン専門学校」が手を取り合い、静岡市の魅力をお伝えしてくれる模様。
どれどれ、ちょっとこのVRコンテンツを試させてもらうとしよう……。
宇宙人もついに静岡への進出を果たすことになるわけね。
VRでね。
では行ってきます…って、目の前に静岡のお城の風景が広がっている!!
ゲームというよりは体験アトラクションって感じだけど、実写を撮り込んでるだけあってすげえリアルだ。

おいおい、静岡市の職員さんまでブース運営をされているらしいぞ。まさに産官学一体型のブース! これは新しいな。
静岡市は今、すごくデジタルコンテンツに力を注いでいるってことで、人材の発掘や企業や組織の誘致も目的になっているっぽい。
めっちゃチャレンジング!
でも、ここでの体験をきっかけに、静岡市へ行ってみたくなったって人が出てきても全然おかしくないかも。

新しい地方活性化のカタチとして面白い試みだ。
今の時代、ゲームは別に東京じゃなくても作れますもんね。
面白くて野心的なゲームデベロッパーが集まっている地方都市というと福岡が思い浮かぶけど、静岡がそこに名乗りを挙げてきたら面白いな。今後に期待しよう。
さて……次はこことか面白そうじゃないですか? その名も「警察ブース」。
警察ってどういうこと(笑)。
えっと……千葉県警察、警視庁、神奈川県警の合同ブースみたいだけど。
警察ブース
千葉県警 イベント情報ページ
https://www.police.pref.chiba.jp/cyberka/sample_00027.html
こちらのブース、集英社ゲームズが手掛けた人気アドベンチャーゲーム『都市伝説解体センター』とコラボしつつ、サイバー空間上のトラブルへ注意を促すことを目的としているそうですよ。
マジかぁ~。なんだよその親和性が高すぎるコラボ!
というかラー油さん、キミが手に持っているのは……。
墓場文庫のハフハフ・おでーん氏描き下ろしデザインによる『都市伝説解体センター』限定クリアファイルですね。千葉県警察のマスコットキャラクター・シーポックの解体ポーズイラストとか、かなり攻めてますよコレ。

これが数量限定で配布されていたオリジナルクリアファイル!
この千葉県警のマスコットキャラ、シーポックっていうのか……。オレ、実家が千葉なんだけど完全に初耳(笑)。
『都市伝説解体センター』ファンからすれば裏面もアツい!
持ってるだけでサイバー犯罪へのリテラシーが高まりそう。

あっちには「NHK」のブースに出版業界から参戦した「講談社ゲームラボ」、百貨店のイメージも強いパルコのゲームレーベル「PARCO GAMES」に、松竹ゲームズとは少し毛色が違う路線って感じの「東映ゲームズ」などなど、面白そうなブースが目白押しだぜ!
どこから回ればいいか迷うレベルですね。
あらためて、本当に色々な企業がゲーム業界に参戦してるんだなあって実感しましたよ。
いつかTGCにWAKASA GAMEも!?
個人的には、いつかここにわかさ生活も出店してみてほしいって思えてきたぜ……。「WAKASA GAMES」を世界に売り込むためにも。
わかります。わかさ生活にはせっかくゲームクリエイター社員・上田さんがいるわけだし。以前タダツグさんと遊ばせてもらった『ERROROID(エラーロイド)』とか、『花鈴のバッティングプラクティス』なんかを持ち込んで、ブースを出展してくれたら盛り上がりそう。
バックナンバー
試遊はもちろん、ブルブルくんとのフォトセッションとかオリジナルグッズの配布とかで話題を集めれば、普段はゲームをあまり遊ばない人たちがゲームショウに興味を持つきっかけになるかもだし。ちょっと面白そうじゃない?
ゲーマー視点で言えば、ゲームショウに出展することで「あのわかさ生活がゲームを作ってるの?」って気づきにつながる可能性も秘めてますよね。わかさ生活は「ゲームマーケット」や「京まふ」にブースを出してた実績もあるわけだし、ノウハウも蓄積されているのでは?

個人的には、わかさ生活ってこういうアプローチにも積極的なおもしろ企業ってイメージになってきてますね。この「トガゲー」の連載を通じて、知れば知るほどそう思えるというか。
じゃなきゃ我々みたいなゲーマーに、自社の運営サイトでここまで自由奔放なコラムの連載なんてさせてくれないもんね(笑)。
ちなみに来年の「東京ゲームショウ2027」の予定も発表されていて、また5日間の開催を目指すみたいですよ。
そんときはまた俺たちで取材に来るとして。そこに「WAKASA GAMES」のブースがあったらムネアツだよね。
今から実現を夢見つつ……歩き回ったらお腹もすいてきたことだし、今日はこのへんで解散としますか。
そうしましょう。来年はDEKIRU! 編集部のカニさんとも一緒に回りたいですね。
いいアイデアだ。楽しみにしておくぜ。じゃあお疲れ~。
ちょっと待ったーーーー!!!!
噂をすればのカニさん。
お、甲殻類。どうしたの?
滑り込みセーフです。
先ほどゲムマの話をされていましたけど、なんと10月17日、18日に開催される「ゲームマーケット2026秋」にWAKASA GAMESの出展が決定しております!
「ERROROID」と「花鈴のバッティングプラクティス」の試遊もできますよ。
去年は体調不良で行けなかったから、ぜひ行って試遊したいところですね。
またボッコボコにしてやんよ。
今度こそ首を洗って待っておけよ!
まぁまぁ、お二人とも熱くならず。
でも、いつか東京ゲームショウでWAKASA GAMESのブースに大行列ができるところを見てみたいですね!
ライター紹介

タダツグ
締め切りはケツ合わせ系のゲームライター。業界歴は20年以上で、1日のうち大半の時間をゲームに注ぐほか、アニメや映画、マンガなども大好物。仕事柄、多数のゲームに触れる機会が多いものの、趣味の範囲ではお気に入りのゲームをずっと遊び込むタイプ。

双葉ラー油
老舗ゲームブログ『絶対SIMPLE主義』を20年以上運営するブロガー。「知らないゲームを教えたい!」をスローガンに、大作からニッチな作品まで取り扱う。特撮関連の造詣も深い。謎のマスクを被っているが別にプロレスラーではない。