知らないゲームを教えたい!(挨拶)
こんにちは!ゲームブロガーの双葉ラー油です!
皆さんはゲームクリエイターの「飯野賢治」氏をご存じでしょうか?
90年代にゲーム業界を席巻した伝説的なクリエイターで、2013年に高血圧性心不全のため、惜しまれつつ亡くなられた方です。

インパクトある容姿と歯に衣着せぬ言動の数々、そして尖りまくったゲーム群!
カリスマゲームクリエイターとして当時はテレビ、雑誌などでも大活躍していました。
代表作は当時のゲーム機で映画的なムービー表現を突き詰めた『Dの食卓』、画面の無いゲームというアイデア一点突破の『リアルサウンド~風のリグレッド~』などなど。
知名度は低いですがシナリオを手掛けた『ウルトラマン倶楽部2』も、既存のRPGのお約束を逆手に取った展開で面白かったんですよ!
ハードメーカーや大作ソフトへも容赦なく噛みつくスタイルでも賛否を呼び、話題作である『エネミーゼロ』をプレイステーションで出すのをやめてセガサターンで出す……という発表を、プレイステーションのイベントでぶちかまして大騒動になったのは今でも語り草。
人生も言動も破天荒で、個人的にはNetflixでドラマ化して欲しいゲームクリエイター第1位!
そんな飯野賢治氏が2009年に手掛けたのが『one-dot enemies』。
ゲームの最小単位である「1ドット」をテーマにしたゲームなのですが、2026年にそれを元にした新作『ONE-DOT GAMES』が配信されました。
今回はこの2本を合わせて紹介!
キーワードはもちろん「1ドット」だ!
元となったゲーム『one-dot enemies』

ストアページ
https://apps.apple.com/jp/app/one-dot-enemies/id306930506
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.studiokura.onedotenemies&hl=ja
パブリッシャー:STUDIO-KURA
機種:iOS/Android
価格(税込):無料
まずは元になっている『one-dot enemies』から紹介!
2009年に配信されたアプリですが、今も遊ぶことが出来ます。
内容は単純明快。真っ白な画面に出現する1ドットの敵をタッチでプチプチ潰すだけ。

こちらがゲーム画面になります。
本当に画面が真っ白で紹介しようがないですな!ガハハ!
ガハハではない!どうしよう……。

ほらここ!拡大して!ここにドットがあるんですよ!
凝視して見つけて潰す!あれ潰れない?と思ったらスマホ画面に付いた埃だったり。
そんなこともありながらプチプチプチプチ。目が痛くなる!でもつい遊んじゃう!
たまに敵が塊で出て来るなど変化もある!
終わりは無しのエンドレス仕様。適当なところでスマホを振るとタイトル画面に戻ることが出来ます。

潰した敵は水洗トイレのようなリザルト画面で確認可能。溜まった敵はボタンを押すとジャーッと流れていく。
「ゲームは目に悪い」と言われがちですが、「甘い!俺が本当に目に悪いゲームを見せてやる!」という叫びが聞こえてきそうな凄まじいプレイ感覚。
高解像度でタッチ操作が出来る液晶じゃないと成立しないので、技術の進歩を活かした内容とも言えますね。
例えばファミコンやゲームボーイでも製作自体は可能だと思いますが、1ドットが大きくなり、コントローラーでカーソルを動かして狙うような操作になるので、まるで別物になったと思います。
技術の進歩を逆手に取った究極にシンプルなゲーム。尖っているなあ!
現代に蘇った『ONE-DOT GAMES』
そして続いては本作を元にして生まれた新作『ONE-DOT GAMES』!
ストアページ
https://apps.apple.com/jp/app/one-dot-games/id6765524645
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fyto.odg
パブリッシャー:From Yellow To Orange Co., Ltd.
機種:iOS/Android
価格(税込):無料
1ドットをテーマにしたミニゲーム集となっており、現在は3本がプレイ可能。残り2本は後日配信とのことです。
製作は立命館大学映像学部・通称「ゲームゼミ」の学生有志たちや、飯野賢治氏の友人であり、『巨人のドシン』などの尖ったゲームで知られる飯田和敏氏。オリジナルを手掛けたSTUDIO-KURAや、かつて飯野賢治氏が代表を務めていたワープの元開発者監修などなど。ゆかりのあるクリエイターたちと、若きクリエイターたちの合作になっています。

『ONE-DOT Blink』は『one-dot enemies』の正統続編に近い構成で、画面に出現する1ドットの敵をプチプチ潰すゲーム。
今回はエンドレスではなくすべての敵を倒せばクリアで、次のステージに進みます。
しかし、スマホのカメラ機能を活用しており、プレイヤーが「瞬き」をすると敵が増加!
いかに瞬きをせずに敵を全滅させるか?という常軌を逸したゲームルールになっています。
さらに目に悪いゲームになって帰ってきた!
さらに目に悪いゲームにしちゃダメだろ!?
オリジナルの尖った部分を更に尖らせた続編と言えますね!

『ONE-DOT Block Breaker』はブロックくずし。
上から下に流れて来る壁を避けながら、1ドットのボールをパドルで弾いて壁を壊す!
壁にパドルが激突したらゲームオーバーですが、端っこがぶつかるだけならパドルが削れるだけで大丈夫。
でも削れて小さくなると1ドットのボールを弾くのが大変になり、ボールを下に落としてもゲームオーバー。
真綿で首を絞められるような緊張感がありますね。

『ONE-DOT ZERO』は黒一色の画面を白いドットで削っていくゲーム。
スマホ本体を傾けると白いドットがツーッと画面を滑っていき、通った場所が黒から白へ。
どこまで白い画面に出来るか!?というルールで、外枠を飛び出して数秒経つとゲームオーバー!
外枠から飛び出すと心電図のような効果音が鳴り始めるセンスが光りますね。
しかし1ドットを滑らせて広い画面を全部埋めるのは、大変過ぎてもはや修行!
果たして100%に出来るツワモノは存在するのか……!?
というわけで収録タイトルの紹介は以上となります!
様々な切り口で「1ドット」を活用したワンアイデアのゲーム集。
極限まで単純化したゲーム内容と、節々で光るセンスが見所です。
無料で遊べる手軽なアプリなので、是非一度触れてみてください。
ただし……適度に目を休めながら!
ライター紹介

双葉ラー油
老舗ゲームブログ『絶対SIMPLE主義』を20年以上運営するブロガー。「知らないゲームを教えたい!」をスローガンに、大作からニッチな作品まで取り扱う。特撮関連の造詣も深い。謎のマスクを被っているが別にプロレスラーではない。