知らないゲームを教えたい!(挨拶)
こんにちは!ゲームブロガーの双葉ラー油です!
今回はフリーゲーム投稿サイト「unityroom」の名物企画。お題を元に1週間でゲームを作る「Unity1週間ゲームジャム」から3本をご紹介!
公式サイト
https://unityroom.com/unity1weeks/101
今回のお題は「うら」。
裏側が舞台だったり、何かをひっくり返すゲームだったり、裏垢や裏賭博だったり。様々な解釈で投稿されたゲームはなんと459作品!
熱気渦巻く製作イベントから、尖ったトガゲーをピックアップしていきます。
それはトガゲーではなくウラゲーなのかもしれませんが、ここはトガゲーを押し通させてもらう!
プレイヤーの音響ミスで役者魂が炸裂!『舞台の裏方サン』

舞台の裏方である音響を担当するゲーム。YUNO氏による作品です。
スマホとPCどちらでもプレイ可能。
題材となっているのは魔王にさらわれた姫を勇者が助けにいく!という王道ファンタジー劇。
劇はリアルタイムで進行するので、プレイヤーはシーンに合わせて適切な効果音を鳴らす。
リズムゲーム風の操作で、勇者が攻撃をする場面なら斬撃音、魔王が攻撃をする場面なら魔法の音と、音響の仕事をこなしていきます。

王道と言いつつ、魔王が女児でこっちを煽って来るキャラクターなのはかなり今風!
ミスしても役者たちがアドリブでカバーしてくれますが、魔王が普通の攻撃をする場面で必殺技の音を鳴らすと、そのまま勇者が死んで舞台が終わりになったり……。アドリブが走り過ぎてシナリオが大幅に変化。

現場判断が走り過ぎた無茶苦茶な終わり方だと、最終評価でボロカスに言われることに!
短編ながら細かい分岐が非常に多く、まさかのエンディングも!?早送り機能があるので遊びやすく、アイデア含めて楽しい1本でした。
神経衰弱でゾンビを召喚!ゲキアツなブラック魔王軍退職アクション『も~むりゾンビマンサー』

環境がブラック過ぎる魔王軍から退職するために、ゾンビ使いの主人公が戦うアクションゲーム。
オクトレイン氏とあきひら氏による作品です。
キーボードおよびコントローラー推奨ですが、スマホでもプレイは可能。
主人公は魔王軍から退職したいのに、魔王を含めた上司のハンコがすべて必要。人手不足なのでハンコなんて押してくれない。こうなったらゾンビで上司をぶっ倒して、強引にハンコを手に入れるぞ!というストーリーです。
創作だと一周回って「魔王軍が意外とホワイト企業」な話は多いのですが、本作の魔王軍はしっかりブラックだ!そうこなくっちゃ!

ゲームとしては神経衰弱に近いルールで戦う1体1の作り。
敵の攻撃を避けながら床のパネルを裏返し、同じ絵柄を揃えられればゾンビが召喚されます。
パネルをすべてひっくり返すと盤面がリセットされ、その際に強力な全画面攻撃を繰り出せるシステムと、最初にパネルが数秒だけ見える仕様が絶妙な作り!猛烈な敵の攻撃を避けながら、次々とパネルをめくって揃える緊張感と爽快感が格別です。

コンボや回復に関連したパワーアップを選ぶ要素もあり、組み合わせ次第で攻撃力が跳ね上がっていくのが王道の面白さ。
しっかり遊べるゲームで、キャラクターのビジュアルも凝っており、ニヤリとできるストーリーのオチも好み。
もうちょっと肉付けすればそのまま商用作品として通用する完成度でした。
これは退職させるわけにはいかないな!
物悲しさとジャラジャラ感。表と裏の温度差がしみる『月の裏にひとり』

月の裏側で調査と鉱石集めを行うアドベンチャーゲーム。
ゆーじ氏による作品で、PCから遊ぶことが出来ます。
URL
https://unityroom.com/games/desolate-moon

エネルギー問題を解決するために、月へと一人やってきた主人公。
地球との通信が途絶えてしまったので、電波が届く月の表側を目指す作りです。
酸素の範囲内で鉱石を集めて拠点に戻ると、鉱石を使用して移動速度や酸素残量などを強化可能。
鉱石集めと強化を何度も繰り返し、行動範囲を広げて遠い月の表側にたどり着こう!というゲームです。
欲張ると酸素が尽きてやり直し!月では欲張る奴からくたばっていく。
育成すると画面いっぱいの鉱石を物凄い勢いで吸い込むようになり、凄まじいジャラジャラ感で一点して賑やかなゲームに!でも月の裏側で通信も届かず、一人孤独な寂しさと虚しさもある。

本作で一番素晴らしいと思ったのが「足跡が残る」仕様。
重力が小さい月では軽くジャンプするように走る。なので、歩きと走りで足跡の歩幅が大きく違う。足跡は消えずに残るので、自分が来た方向の目印になり、繰り返し遊んでいると拠点の周りの足跡がどんどん濃くなっていく。足跡だらけの拠点に馴染みが出てきた頃に、短編ならではのエンディングにたどり着く。シナリオとシステムがガッチリ噛み合っていて見事でした!
『Unity 1週間ゲームジャム お題「うら」』からのピックアップは以上!
他にも手軽に遊べる良作揃いで、高評価タイトルを順番に見ていくだけでも時間が溶ける充実っぷりでした。
みんなも探そう!次なるウラゲー……じゃなかったトガゲー!
ライター紹介

双葉ラー油
老舗ゲームブログ『絶対SIMPLE主義』を20年以上運営するブロガー。「知らないゲームを教えたい!」をスローガンに、大作からニッチな作品まで取り扱う。特撮関連の造詣も深い。謎のマスクを被っているが別にプロレスラーではない。