知らないゲームを教えたい!(挨拶)
ゲームブロガーのラー油です!今回もキーワードと共に尖ったゲームを紹介していきましょう。
他人とのやり取りがメールやアプリで完結する時代ですが、時には昔ながらの手紙も恋しくなるもの。温かみのある手書きの手紙は、今も昔もダイレクトに心に響きます。
そんな手紙を本人に代わって書いてくれる「代筆屋」というお店があったら?
そこの店員が、代筆内容をルーレットで適当に決める激ヤバなヤツだったら!?
今回のキーワードは「代筆」だ!
公式サイト
https://www.wakuwakugames.com/ghostwriterworkshop
パブリッシャー:わくわくゲームズ
機種:Switch/Steam
価格(税込):1500円
秘密結社マテンロウ計画が手掛けたアドベンチャーゲーム。
一応言っておくと『秘密結社マテンロウ計画』がゲームを開発したところで、『代筆屋ワールドワード』が今回紹介するゲームになります。
シメの言葉はルーレット次第!運要素満載の代筆ゲーム
ラブレターに果たし状、謝罪文に契約書まで。
どんな手紙でも代筆してくれる代筆屋となり、次々舞い込む依頼に応えていく内容です。
ただし、主人公は飽きっぽくて気分屋なので、シメの文章はランダムのルーレットで決めるシステム!高確率でこの世の終わりみたいな手紙が完成して、依頼人が大変なことに!
終わり悪ければすべて悪しのハチャメチャっぷりを楽しむ作りになっています。

ストーリーは全5章構成で、先輩バイトであるモノちゃんから仕事を学びながら、新人として代筆を行っていきます。多少の分岐はあるものの基本的には一本道のゲーム。
現代とファンタジー世界を足したような世界観で、エルフや巨人、怪異、更にはサイボーグまで登場します。
ドットで表現された登場人物は個性豊かで可愛らしく、一貫してコミカルな空気感。

代筆する手紙はオートで書かれていき、途中までは至って真面目な内容ですが、シメの文章になるとルーレットが発動。単語や接続詞、言い回しなどがグチャグチャな手紙が完成!
目押しできるのでうまい文章が組めれば依頼成功となりますが、ほぼ失敗パターンを見ることになります。
成功しても失敗してもストーリーは進むし、セリフは変化するものの大筋には影響ない作り。

こんなふざけた店に依頼するだけあって、やってくるのはクセモノ揃い。
七股で炎上した配信者、兄にガチ恋してるストーカーの妹、法律をぶっちぎった新製品を開発するマッドサイエンティストの博士などなど……街の治安が悪すぎる!

そんなわけで七股の配信者の謝罪文を書くぞ!ルーレットセット!
「皆様に心配をおかけしたこと、そして信頼を裏切ってしまったことを」に続くシメの言葉は……。
「申し訳程度にあわびしま~す(笑)」にしとくか!

包み隠さず、心からの素直な言葉も必要ですね。
二枚目は「どうか私にスパチャくれ!(ドン)」で行こう。
よし!上手く書けた!謝罪配信でこちらの文章をお使いください!

チャンネルが消えている!どうして……。

お次はマッドサイエンティストな博士からの依頼!注射すると筋肉を増強するヤバい薬のPR文を考える!
こういうのは少しだけ危険な香りを入れた方が良いですよね。

あなたの日々の暮らしを――
違法なチートで終わらせる!

購入者の声の代筆まで考えることになるので、人間を超えたパワーが手に入ることを強調しましょう。
「オ……オ……コロシテ……(銃声)」
で、どうですか博士!?

博士が捕まってる!?街が少し綺麗になったので良し!
と、そんなことを繰り返して給料を稼ぐゲームになっております。

依頼人はぶっ飛んだキャラばかりで「むしろ失敗した方が良いのでは?」と思うことが多く、代筆屋の店長は無茶苦茶な手紙を出すほど大喜びしてボーナスを支払う。
気兼ねなく他人の人生で遊ぶ配慮が行き届いていますね。
2話目以降には探索パートも

2話からは執筆の前に探索パートが入るようになります。
街を回ってルーレットに使える言葉を集めるパートで、登場キャラとの交流や買い物も楽しめる。
むちゃくちゃな手紙を書いた文句を言われたり、そこから会話が発展することも。

メイドカフェではコーヒーやポテトをテイクアウト可能。ドンペリもあるのでここが給料の使いどころ!
コーヒーの値段が6Cの世界観で、ドンペリが2000Cは凄まじい値段!いや、コーヒー600円でドンペリ20万って考えたら現実でもこんなものか……?

コーヒーやポテトは執筆のお供にいいですね!
と買ってみたら、こぼしたり油が付いたりで、手紙を鮮やかに彩るトッピング用アイテムでした。思ってた効果と違うんですけど!?便箋と組み合わせて、キミだけの最強デコレーションレターを作ろう!
やっぱりこのゲームで一番ぶっ飛んでるの主人公だと思います。

ちなみにオプションでチートをオンにすると、ルーレットでは無く自分で単語を組み合わせて文章を作れます
依頼成功パターンを手軽に見たい人、ハチャメチャな手紙を自力で追求したい人は活用しましょう。これは親切な仕様!

登場キャラクターはみんな良い性格してるんですが、個人的には身長3メートル超えの巨人族である「みう」がお気に入り。一人だけ表示されるグラフィックがデカい!
「こう!だから」と脅してくるのが印象に残りますね。

同僚であるモノちゃんもやっぱり存在感あります。
年下の先輩という立ち位置で主人公を引っ張るところが可愛らしく、たまに辛辣なこと言うところも楽しい。

ゲーム内実績をすべて解除して、クリア後に解禁されるエンドレスモードまで遊んでも2時間くらいの短編。
実績は簡単ですが、爆速で執筆作業に入ることを心掛けないと取れないものは分かり辛いかも。
活き活きとした登場キャラクターたちと、パワーワード続出の会話を繰り広げながら進むシナリオは徹底してコミカル。
それでいて「代筆」と「手紙」がテーマの作品として、あまりに爽やかな終わり方で構成がうまい!
キャラに一枚絵、背景、UIまで可愛いドットで仕上げてあり、耳に残るポップなBGMも良し。
「ウィルズベリー共和国、首都イードには不思議な店がある。」の一文を各エピソードの導入など頻繁に使うところも好きでした。こういう毎回のお約束があるとシナリオが引き締まるもの。
見た目とコンセプトが気に入ったら買って良し!な1本でした。
君も無責任にレッツ代筆!
ライター紹介

双葉ラー油
老舗ゲームブログ『絶対SIMPLE主義』を20年以上運営するブロガー。「知らないゲームを教えたい!」をスローガンに、大作からニッチな作品まで取り扱う。特撮関連の造詣も深い。謎のマスクを被っているが別にプロレスラーではない。