イントロダクション
HAPPY!
いっちーです!
前回の記事では、リアルな中学生の小説を書いた中学生の岩谷來実(いわやくるみ)さんと、
大好きなガチャガチャを一冊の本にした小学生の岩谷來果(いわやらいか)さんにお話をうかがいました!
前編『小学生と中学生が本を作って、文学フリマで販売!?
【前編】――岩谷來実さん岩谷來果さん姉妹にそれぞれインタビュー!』はコチラ!
今回は、姉妹には文学フリマに参加したときのことを、
そしてご両親には二人の挑戦をどのように支えてきたのかをインタビュー!
家族で挑んだ文学フリマ当日の様子や、
子どもたちの「作りたい」という気持ちを支えるうえで大切にしていることなどをうかがいました。
それじゃ~いってみよー!
Chapter01 参加決定から完売まで――家族で挑んだ初めての文学フリマ
なぜ文学フリマに出てみようと思ったのでしょう。
2025年11月に、お父さん以外の家族3人でお客様として文学フリマへ行ったのがきっかけです。
そこで初めて“こんなイベントがあるんだ”と知りました。
帰ってお父さんに話すと、「出てみればいいじゃん」と、すごく気軽に言われたんです。私は“そんなに気軽にできるものじゃないでしょ”という気持ちのほうが強かったのですが、だんだん“出てみようかな”と考えるようになりました。
私たちは年始に、家族でその年の目標を決める会議をするんですが、そこで文学フリマへの出店の話が出て、出店することが家族の目標になりました。
私も文学フリマというイベントがあることを全く知りませんでした。
家族から“出たい”と言う話が出たときも“何をするの?”という感じだったんです。でも、実際に足を運んでみると楽しそうで、“いいな”と思うようになりました。
家族会議で出店が決まったんですね。いざ参加することが決まって、どんな気持ちでしたか。
最初は、不安が多かったです。
でも、出店することを決めてからのお父さんのスピードが本当に早くて。私がまだ“出たいかも”という段階だったのに、お父さんはすぐに応募フォームを持ってきてくれたんです。“ここにあるけど?”という感じで(笑)。
その勢いに背中を押されて、“じゃあ、やろう”と決めました。
私は不安というよりは“私は出すものがあるかな”という感じでしたが「自由研究でやったガチャガチャの絵を本にしてみたら?」って言われてからはそれもなくなりましたね。
実際に参加してみて、楽しかったことやびっくりしたことはありますか。
知らない人や、買ってくれた人と話せることが、すごく楽しかったです。
また、「文学フリマに出展した最年少記録になるんじゃないか」って話していて、最初は私かなと思っていたんです。そしたら妹も出ることになって、「あー妹が最年少記録か」と思っていたら、現地に小学4年生の子がいたので、最年少記録はとれませんでした。
でも、そういうのも含めて、とても楽しかったです。
たくさんの人が手に取ってくれたことがうれしかったですし、参加できて楽しかったです。
時間が最後のほうになると本がほとんどなくなって、“すごくない? 結構売れるじゃん”って空気になったときも、そこからついに完売したときも本当にうれしかったです
販売のときは、どんな工夫をしていましたか。
挨拶をしているブースとしていないブースでは全然違うねという話になって、“挨拶はしよう”と決めました。とにかく“こんにちは!”と声をかけるようにしていました。
普通に売っていたら、あまり面白くないなと思って、じゃんけんで買ったら100円引きで買えるギャンブル的要素を入れてみました。これはお母さんのアイデアだったんですが、それがすごく好評で、私も楽しかったです。
言われてうれしかった感想はありますか。
たくさんの人に「すごいね」と言われてうれしかったですね。
あと、感想ではないんですが、すごく印象に残っている言葉があって。
20代くらいの男性が、「本や文章を書くときのエネルギーは、負のエネルギーと、うれしさや喜びのエネルギーの両方が爆発したときに生まれるよね」という創作の話をしてくれたんです。
私の中でそれが凄い衝撃で! “すごい言葉をもらった”と感じています。
文学フリマで直接言われた感想ではないんですが、文学フリマが終わった後に自分の名前を調べてみたら自分の本の感想がでてきて驚きました。
noteに感想を書いてくれた方がいて、“鮭とばを知っている小学生、すごい!”というようなことや、“トイズスピリッツのよさを知ってほしいという思いで作りました、というところがすごい”と書かれていました。それがすごくうれしかったです。
次に参加するとしたら、どんなことをやってみたいですか。
受験が終わったら、絶対に出るつもりです。
表紙をデジタルで描き直したいですし、『小雨の降る、あの冬』を改稿して、長編にする勢いで続きを書こうと思います。新しい作品も、絶対に一つ作ろうと思っています。

Chapter02 子どもの「作りたい」を応援する――両親が見つめた姉妹の姿
ご両親から見て、お二人はどんなお子さんですか。
來実は、物を作ること描くことがすごく好きだなという印象があります。
昔から絵ばかり描いていましたし、小説を書いたり、本を読んだりすることが多かったです。
それが将来やりたい好きなことにつながっているから、これからが楽しみです。
來果は、自分で書くというより、研究したい欲や集めたい欲が結構ある子だなという印象です。
ガチャが好きな時期はずっとガチャで、今はシールなんですが。“これ”と思ったらとにかく集めたり、それを調べたり、“なぜこれがいいのか”を説明してくれます。
まだ小学6年生なので、ここからどんな人生になっていくのか、すごく楽しみです。
二人とも“自由だな”と思います。
発想もですし、やろうとしたらすぐに動き出せるというか、行動に移すことに壁を感じていない感じ、“やってみたらなんとかなるし、なんでもできるんじゃないか”って感じが本当に自由だなと思います。
お二人が本を売っている姿を見て、どんな気持ちでしたか。
最初はやっぱり心配で、私たちも隣にいようと思っていました。
でも、途中からは、逆にいないほうがいいなと思うようになりましたね。
2人だけで、お客さんに挨拶したり、話したりしながら、しっかり本を売っている姿を見て、“もう任せられるな”と思ったんです。
私たち親が後ろにいると、お客様も話しかけにくそうだったんですよね。
“親が監視しているのかな”“聞きたいことがあるけど、子どもに直接、聞いてもいいのかな”という空気があったんです。
特に印象に残っているのは、中学1、2年生くらいの娘さんがいるお父さんです。
來実に“娘が何を考えているのか知りたい”と話しかけていました。
自分の娘以外の、その世代の子と話す機会はなかなかないと思うので、すごく新鮮そうで、楽しそうでした。その姿を見て、やっぱり私たちがいないほうが話しやすいのだと感じました。
ここまで、たくさんの質問に答えていただき、ありがとうございました。
最後に、子どもが「作ってみたい」「表現してみたい」と思ったとき、周りの大人はどんなふうに見守るといいと思いますか。
本人が楽しいと思えることなら、とことんやってみたらいいと思います。周りの大人は、“自由に、楽しくやってみて”と見守ってあげるのがいいんじゃないでしょうか。
私は文学フリマのことを知りませんでしたし、子どもも参加できるイベントだということも、今回初めて知りました。
子どもたちが自分の思いをもっと表現できれば、大人も、“こんなことを考えているんだ”と、いろいろなことに気づけると思います。
だから、ただ見守るだけではなくて、子どもが表現できるきっかけや場所を、大人がつくってあげることも大切なのかなと。そういう場所が増えれば、いろいろな子どもたちが、それぞれの力をもっとのびのびと発揮できるんじゃないかなと思います。
岩谷さん姉妹が書かれた本については前編で詳しく話しております!
ぜひそちらもご覧ください!
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