イントロダクション
HAPPY!
“本”と“ことば”がなにより大好き、いっちーです!
今回の本の挑戦者はSou.さん。
なんと! 本を読み始めたのは、半年前なのだとか!
でも、すでにSNSで多くの人々とつながり、読んだ本をシールにして記録したり、『つんどくらぶ』という本の集まりを開催したりと、とっても楽しそうに読書ライフを送っているんです。
今回のインタビューでは、読書初心者のSou.さんに、どうして読書を始めたのかや、初心者ならではのつまずいたところ、読書の好きなところ、楽しみ方などなど、いろいろ語ってもらいました。
これから本を読んでみたい人にとっても、すでに本が好きな人にとっても、
「読書って、こんなに自由に楽しんでいいんだ!」と思ってもらえる記事になっています。
それじゃ~いってみよー!
Chapter01 読みたい気持ちは、ずっとあった――本と出会う前のSou.さん
読書を楽しみ、SNSで本について発信したり、コミュニティで活動したりと、自分らしく読書ライフを広げているSou.さん。
でも、少し前までは、読書とはほとんど縁のない生活を送っていたのだそうです。
なぜ、そこから本好きになっていったのか。そのお話をうかがうまえに、まずは、本と出会う前のSou.さんがどんなふうに過ごしていたのかというところから、インタビューを始めていきます。
読書に出会う前のSou.さんは、どんな日々を過ごされていたのでしょうか。
本当につい最近まで、読書とはまったく縁のない生活をしていました。
それに、これまでの人生で趣味といえるものもこれといってなかったんです。一時期、韓国ドラマにハマっていたことはありましたが、振り返ってみてもそれくらいでした。
子育てが中心の毎日だったので、自分のためだけに使える時間がなかなか取れなかったというのもあると思います。
読書を始める前、読書に対してどんなイメージがありましたか。
読書にはもともと興味があったんです。
というのも私自身、アクティブな人間ではなくて、お出かけするよりは、家で一人で静かにゆっくり過ごすのが好きなので、家の中でできる趣味である読書にはずっと興味がありました。
でも、どれを選んだらいいのか、自分が興味のあるものがなにかがわからなかったり、無意識にハードルを高くしちゃっていたりして、ずっと始められなかったんです。
本を読むことに対して、高いハードルを感じていたんですね。
そうなんです。なぜかずっと活字を長時間読むということに抵抗があったんですよね。
子どもが小さいころは、絵本の読み聞かせはしていたんですけど、自分で本を読み込むことはなくて。
読む人や読書というものに対して、すごいな、ハードルが高いものだな、というイメージがありました。

Chapter02 読書初心者、はじめました――娘と行った図書館から、本の世界へ
前章では、読書に興味はありながらも、活字を長時間読むことへの抵抗や、本選びの難しさから、なかなか一歩を踏み出せずにいたSou.さんのお話をうかがいました。
では、そんなSou.さんは、どのようにして本と出会い、読書の楽しさに触れていったのでしょうか。
ここからは、Sou.さんがどうして本を好きになっていったのか、そのはじまりのお話をうかがっていきます。
本に苦手意識すらあったSou.さんが、本を読むようになったのにはどんなきっかけがあったのでしょうか。
きっかけは娘です。
最近、娘が結構本を好きになってきて、学校で本を借りて帰ってきたり、「図書館に行きたい」と言うようになったりしたんです。
そういう姿を見ているうちに、私もだんだん本に関心が出てきました。

記念すべき最初に読んだ本はなんだったのでしょうか。
杉井光先生の『世界でいちばん透きとおった物語』です。
半年くらい前に、Xのとある投稿で“電子書籍化不可能な本”として紹介されているのを見て、気になって読んでみました。

あらすじ
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが――。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。(新潮社HPから引用)
実際に読んでみて、いかがでしたか。
衝撃でした!
“本の文字だけでこんなことができるんだ!”と、読みながら何度も鳥肌が立ちましたね。
続編もあったんですが、それも一気に読んでしまったくらいハマって。そこから、読書自体にもハマりました!

読む前と読んだあとで、本に対するハードルに変化はありましたか。
変わりました!
難しいっていうイメージもまだ少しありますが、楽しいものなんだ! 自分は楽しめるんだ! って思えたのは大きいですね。
ついに読書ライフをスタートさせたSou.さんですが、これまでの生活となにか変化はありましたか。
かなり変わりました。
それこそ私、結構インドア派だったんですけど、読書をし出してから、よく本屋さんに出かけるようになったんです。
それまでは、私にとっての本屋さんは子どもの文房具を買いに行く場所でしたし、漫画もスマホで読んでいたので、小説のコーナーには全く立ち寄っていませんでした。
でも今は、本屋さんに行くのがすごく楽しみなんです!
SNSでたくさんオススメを紹介していただいたり、読書コミュニティを立ち上げたことで本の話をする機会も増えたので、探したい本がたくさんあって。
気づけば、本屋さんで本を探す時間そのものが楽しみになっていました。

読書をはじめてみて、“本っていいな”と感じることはありますか。もしあったら、どんなところに魅力を感じていますか。
自分のメンタル面が落ち着くところですね。
読んでいると、気持ちが整っていく感じがあるんです。なんか一呼吸置けるというか、リセットできるというか。そういう感覚がすごく好きです。
あと、読んだあとの余韻も大好きです。それを求めて読んでいるところもあるくらいですね。
Chapter03 これから本を読みはじめる人へ――読書初心者の視点から見えた、つまずきと楽しさ
「本を読んでみたい」と思っていても、難しそう、自分に合う本が見つかるかわからない、そもそも最後まで読めるのかな……。
そんな不安から、最初の一歩を踏み出せずにいる人もいるかもしれません。
Sou.さんも、はじめは読書に対してハードルを感じていた一人でした。
ここからは、これから読書を始めてみたい人に向けて、読書初心者のSou.さんが感じたつまずきや、気軽に本を楽しむための向き合い方をうかがっていきます。
読書を始めてみて、難しいと感じたのはどんなところですか。
大きく二つあります。
まず一つ目は、細かい情報を整理しながら読むところです。
何時何分に誰がどこにいた、というような情報は一度では覚えきれないので、前のページに戻って確認したり、二回目に読み返したりすることもあります。
『アリアドネの声』を読んでいたときも、最初のページに見取り図があったので、それを見ながら読み進めていました。
まだ難しいところはあるんですけど、そうやって確認しながら少しずつわかっていく感じも面白いですね。

あらすじ
巨大地震が地下都市を襲い、女性が遭難。しかも、彼女は「見えない、聞こえない、話せない」三つの障害を抱えていた。頼みの綱は一台のドローン。操縦士のハルオは、遠隔から要救助者を発見し、安全地帯まで誘導するという前代未聞の作戦を任される。迫る浸水。猶予は六時間。女性の未来は脱出か、死か――。想像の限界を超える、傑作ミステリー。(幻冬舎HPから引用)
二つ目は、言葉や言い回しです。
普段の会話や映像作品ではあまり使わない言葉や、小説ならではの表現が出てくると、少しつまずくことがあります。
とくにキャラクターが見ている光景や状況の説明に多いですね。
そういう言葉に出会ったときは、ネットで調べながら読んでいます。
でも、意味がわかると“そういうことだったんだな”と思えるので、これもまた難しいと思いつつ、面白いところでもあります。

難しいと感じても、それを楽しんでいる感じが素敵です……!
この半年の間で、途中で読むのをやめてしまった本はありますか。
今のところ、読めなくて途中でやめた本はないです。
ただ、明らかに難しそうで挫折しそうな本は、手に取る前に少し慎重になるところがあります。
たとえば、長い本や厚みのある本、上下巻に分かれている本ですね。
でも、話題になった作品でそういった本があるとやっぱり気になりますし、いつか読んでみたいなとは思っています。
これから読書をしてみたいと思っている方に、Sou.さんならどんなふうに声をかけますか。
“読まなきゃと思いすぎなくてもいい!”と伝えたいです。
途中で止まっていると、早く読まないと! って思う人もいると思うんですけど、いったん置いておいて、別の本に行ってもいいし、難しいところがあったら、少し飛ばして先を読んでみてもいいんです。
読み終わったあとで他の人の感想を見たりして、気づけることもあったりするので、全部ちゃんと読まないといけないって思わず、もっと気軽に、軽い気持ちで読んでみてください!
読書を始める最初の一冊としてオススメの本を教えてください。
私が最初に読んだ『世界でいちばん透きとおった物語』ですね。何と言っても読みやすいので!
内容はもちろんなんですけど、ページを開いたときに圧迫感がないんですよね。
難しい本って、開いたときにぶわっと文字ばかりが詰まっている感じがあるじゃないですか。
この本は文字の大きさや行間も読みやすくて、見た目にも入りやすかったんです。
そういう意味でも、最初の一冊としてオススメです!
Chapter04 読書は初心者。でも、本が好き――Sou.さんの半年間の読書ライフ
読書を始めてから、Sou.さんの生活には少しずつ変化が生まれていきました。
本を読む時間を作るようになり、読み終えたあとの余韻まで楽しむようになったSou.さん。
ここからは、読書初心者でありながら、すっかり本が大好きなSou.さんの半年間の読書ライフについてうかがっていきます。
Sou.さんの最近の読書ライフについて聞かせてください。
どのように読書や本とかかわっているのでしょう。
なるべく毎日読書の時間を作るようにしています。
子どもたちに「これからママは本を読む時間だから、邪魔しないでください」って言って、毎日寝る前に最低十五分は本を読むようにしているんです。
でも、いつも熱中してしまって、気づいたら日付が変わるくらいまで読みふけっちゃいますね。
ということは読むのは、だいたい夜に?
お昼に読むこともあります。
やっぱり子どもがいないときが読める時間になるので、子どもが学校に行ってから帰ってくるまでのあいだに、少しでも時間があったら読むようにしていますね。
本を読む場所にこだわりはありますか。
カフェに行かれたり、家にお気に入りのスポットがあったりするのでしょうか。
ヌックっていう、本を読むためだけのスペースを家の中に作りました。
私の住んでいるお家には押し入れがあるので、そこに本棚を置いて、ソファーを置いて、カーペットを敷いて簡易的ではありますが、読書スペースを作ったんです。そこには携帯を持ちこまず、ひたすら読んでいます。
“ヌック”とは、家の中にある小さなくつろぎスペースのこと。
読書をしたり、ひと息ついたり、自分だけの時間を過ごせる“小さな秘密基地”のような場所です。

読書歴半年で、家に本を読むためだけのスペースまで作るのはすごいですね!
そういったスペースが家の中にあるということはカフェなど、外で読むことはあまりないのでしょうか。
外ではあまり読まないですね。
というのも私、人の声が入ってくると集中できないんですよ。
一人で静かに集中して読まないとダメなタイプなので、読書のためにも早くそういう場所が欲しくて……作ってしまいました!
お話をうかがっていると、読書が生活の中でとても大切な時間になっているんだなと感じます。忙しい日や疲れている日でも、本を読みたくなるものなのでしょうか。
そうですね。
家庭の事情や読書コミュニティ、SNSの活動で忙しいときもありますが、それはそれで充実しています。
それに、むしろ私は、“疲れて大変なときほど本を読みたくなる”んですよ。
いったんリラックスしたいというか、読書でリセットしたい! という気持ちで読んでいるので。
なるほど……逆にあえて読まないなんて日もあったりするのでしょうか。
一冊を読み終わったあと、すぐに次の本にはなかなかいけませんね。
余韻を楽しみたいタイプなので、翌日はあえて読まないときもあります。すぐ次の本にいっちゃうのが、なんだかもったいないんですよね。
そういうときは、何をして過ごされているのでしょう。
それこそ読書コミュニティの活動やSNS、あとは自分が趣味でやっている、シールで読書記録をとる作業をしています。
作業をしながら、余韻にも浸って。そうしているうちに、ようやく次の本に行ける準備が整う感じです。
一冊一冊をとても大切にされていて素敵です!
Sou.さんは、『つんどくらぶ』という活動も行っていますよね。積読というと、“読書初心者”とは距離のある言葉のようにも思えるのですが、Sou.さんは積読に対して、どんな思いがあるのでしょう。
読書を始めてから、積読に憧れを持つようになりました。
「積読」っていう言葉自体が好きになっちゃったんですよね。なんとなくすごく“読書してる人感”があるじゃないですか。なのでいっぺんに何冊も買って、あえて積読を作っています。
それがなくなると考えると……ちょっと不安になっちゃいますね。
それはもう……ある種の禁断症状が出ていますね。
そうですね。本が減ってくると、「これ読み終わったら読む本がないじゃん!」ってなっちゃいます。
私、本以外にも日用品とかをストックしちゃったり収集癖があるほうらしく、本だけじゃなく、本の間に挟まっている売上カードとかも捨てずにとっちゃうくらいなんですよ。

ここまでお話をうかがっていると、“読書初心者”よりも“本好き”の言葉のほうが似合うのでは……と思ってしまいます!
そんな読書初心者あらため、本好きのSou.さんの好きな本やジャンルはなんでしょうか。
まだ読み始めたばかりなので、全ジャンルを読めたわけではないんですが、ミステリーが好きだなと思うことが多いですね。
自分の日常ではなかなか起こらないような事件や世界を、物語の中で追いかけられるところが面白くて読んでいます。
読書で非日常を味わっているような感覚なんですね。
そうですね。
なので、今のところはエッセイよりも小説に惹かれるのかもしれません。
日常っぽい作品も読むんですけど、読んだあとにガツンと残る感じは、やっぱりミステリーのほうが強いんですよね。
ただ、ずっとミステリーが続くと刺激が強すぎて、少し疲れちゃうときもあるので、間に日常的な作品も読んで楽しんでいます。
Sou.さんがこれまで読んで、面白かった本を教えてください。
まだ読書を始めて半年の人間なので、そこまで多くはないんですが、ありがたいことにたくさんの本好きの方から本を紹介していただいて、おかげさまで素敵な本にたくさん出会えました。
まずはやはり、杉井光先生の『世界でいちばん透きとおった物語』ですね。
“電子書籍化不可能”がどういう意味なのか、気になったらぜひ何も調べずに読んでみてほしいです。私はハマって、一日で続編まで読み切ってしまいました。
次にオススメなのが、鈴木悦夫先生の『幸せな家族 そしてその頃はやった唄』です。
この本は帯の裏にQRコードがあって、音楽が聴けるんですよ。本の中に出てくる歌なんです。
ミステリーの本なんですけど、歌と本がリンクしていて、QRコードを読み取るのを楽しみに読んでいました。単純な読書以外にもなんか、違う楽しみ方ができたなと思います。

カバーイラスト:八木宇気
カバーデザイン:中央公論新社デザイン室
あらすじ
舞台はバブル期。
保険会社のコマーシャル・キャンペーン《幸せな家族》のモデルに選ばれた中道家。
しかし頑固者かつ多忙な父親の影響で、撮影はなかなか進まない。
そんな中、父親の死体が密室で発見される。
やがて不気味な唄の歌詞にあわせたかのように、次々と家族が死んでゆく――
伝説のジュヴナイル・ミステリ長篇、奇跡の復刊。(Amazonから引用)
本を選ぶとき、思わず手に取りたくなるポイントはありますか。
あります!“帯”です!
帯!? それは表紙も含めて、という意味ではなく?
はい。表紙ではなく“帯”単体です。
帯に書かれた文言に惹かれるのもありますし、帯そのものが好きというのもあって、捨てずに取っておいちゃうんですよね。
ということは、古本屋や図書館よりも、新刊書店に行くことが多いのでしょうか。
そうなんですよ。帯が欲しいのもありますし、店員さんが書いているPOPも好きで!
そういった誰かが読んだ意見や感想が書いてあるものが好きなので、新刊書店で買うことが多いですね。
帯に惹かれるようになったのには、どんなきっかけが?
父が読み終わったあとも、帯をつけたままにする人だったのが大きいと思います。
たとえば『方舟』の帯には“救われるのは誰か”って書いてあるんですけど、それがきっかけで読みました。
帯やPOPなど、誰かの言葉が読むきっかけになることが多いんですね。
そうですね。ネットで調べるときも、誰かの意見や読んだ感想を結構見ちゃいます。
これから読んでみたい本や、気になっている作家さんはありますか
海外小説が気になっています。
“海外小説を読み出したら日本の作家がつまらなくなる”みたいな話を見かけたことがあって。それを見て逆に読んでみたいなと思いました。
その中でも韓国の本は気になっています。
というのも、もともと韓国ドラマがすごく好きだったので、他の海外小説よりは入りやすいと思うんですよね。
今度韓国旅行へ行く予定があるので、今読んだら楽しいだろうなって思っています。
作家さんだと、村田沙耶香さんは結構気になっています。
先日本屋さんで『コンビニ人間』『消滅世界』を買ってきて読んだんですけど、それがすごく面白くて!
あの病んでる感じが好きでクセになったので、これからも作家読みしてみたいなと思っています。
こういった感じでほかにも推し作家さんがたくさんできるといいなと思っていますね。
Chapter05 シールでかわいく、SNSで楽しく――読書記録と発信から広がる、本の輪
気づけば、日々の暮らしの中にすっかり本がある。
前章のお話からは、Sou.さんが本を読む時間だけでなく、本に触れている時間そのものを楽しんでいることが伝わってきました。そんな本が好きでたまらない気持ちは、読み終えたあとの楽しみにも広がっていきます。
ここからは、Sou.さんならではの読書記録やSNSでの発信、そして本を通じて広がっていった人とのつながりについてうかがっていきます。
まずはSNSでの発信を始めた理由を教えてください。
最初は、みなさんにオススメを教えていただきたくて、投稿を始めました。
ありがたいことに今ではそれがどんどん広がってきて、たくさんの本の情報が入ってくるので楽しいです!
SNSでは“読書初心者”という言葉を多く使われています。ここまでお話をうかがっていると、本好きと言ってもいいのではないかとも思うのですが……。もしかすると、あえてそう名乗っていらっしゃるのでしょうか。
まだ本を読み始めたばかりなのは事実ですし、読書初心者と名乗ってたほうが、みなさん優しくオススメしてくれるんじゃないかと思ったんです。
「本好きです」って名乗ってしまうと、「じゃあこれは?」といきなり難しい本をオススメされちゃうかもしれないので。
読了投稿を拝見していると、とてもやさしい言葉づかいで紹介されているのが印象的でした。投稿するときに、心がけていることがあるのでしょうか。
“誰でもパッと見て読めるように”というのは意識していますね。
というのも、実は私は、思ったことを文章にするのがあまり得意ではないんです。
読む側としても、読了投稿でたくさん書かれているものを見ると、読むのが結構大変だなと思うことがあって。
なので、なるべく簡潔に、わかりやすく書くようにしています。
発信を続ける中で、これからどんな人とつながっていきたいですか。
同じ読書初心者の方とは、もっとつながっていきたいですね。
今はありがたいことに、本に詳しい方がたくさん集まってくださっていて、いろいろ教えていただけるのはすごく心強いんです。
でも、自分と同じように「これから読書を始めたい」「何を読めばいいかわからない」という方とも、一緒に楽しんでいけたらうれしいなと思っています。
読んだ本をシール化して記録する活動を始めた理由を教えてください。
パッと見てわかるようにしたいなと思ったんです。
もともと読書ノートに興味があったんですが、ネットで調べてみるとみなさん結構びっしり文字で書かれていて。
私もそうしたいと思いつつ、大変だと途中で続かなくなってしまったり、自分の字を残したくなかったというのもあって、シールを貼ることにしました。


さまざまなやり方がある中で、なぜ“シール”を選ばれたのでしょう。
娘の影響ですね。
というのも、今、子どもたちの間で流行っているみたいで、私もよく娘と一緒にシールを探しに行っています。
でも、ときには探しているものがなかなか見つからないこともあって……それで、あるとき自分で作ってみたんです。
その流れで、「あ、本もシールにすればいいじゃん」って気づいて、そこから作り始めました。
実際に投稿してみて、反響はどうでしたか。
ありがたいことに、たくさんの反響をいただきました。
かわいいという声もたくさんいただきましたし、「やり方を教えてください」とDMもいただきました。
しかもSNS上だけでなく、うちの父もやりたいって言い出して! どうやら今まで自分が読んだ本をこうやって記録に残しておきたかったみたいです。
このシールでの読書記録を続けるモチベーションにはどんなものがあるのでしょう。
もうただ単に楽しいです。
だんだん溜まってくると、見栄えがかわいくなって、さらに楽しくなっちゃって。
むしろ最近は、このシールを貼るために本を読んでるところもあるかもしれません。
シール読書帳のやり方はSou.さんのnote記事からご覧ください!
Chapter06 本を読む人にも、すすめる人にも――Sou.さんからのメッセージ
改めてSou.さんにとって本や読書ってどんな存在ですか。
“リセットできるもの”ですね。
まず、自分の生活の中で気持ちを切り替えられるという意味でのリセット。
それから、いろいろ考えて頭がいっぱいになってしまったときに、それを一度落ち着かせてくれるという意味でもリセットかなと思います。
これから読書をしてみたいという読書初心者の人に対して、アドバイスをください!
あまり先入観を持たずに読んでみてください!
私の中ではミステリーは読む前は結構難しいイメージだったんですけど、読んでみたら意外に楽しくて、ハマっちゃったし、読み終わったあと、自分の中でハードルを高く設定しすぎてたなって思ったので。
逆に、本が好きな人や、すでにたくさん読んでいる人に伝えたいことはありますか。
オススメの本をガンガン発信してほしいです!
もちろんすでにされている方が多いとは思うんですけど、それにくわえて“初心者でも読みやすい本”っていう発信もしてほしいなと思います!

インフォメーション
note:https://note.com/Sou_to_tsundoku
読書コミュニティ:つんどくらぶ(Xで不定期開催)
つんどくらじお(Xで不定期開催)
ココナラ:https://coconala.com/users/6195654

名古屋にあるWAKASA&CO.BOOKSは皆さんの本への挑戦を応援しています!
一冊目の本との出会いも、久しぶりのチャレンジにもぜひ当店をご利用ください。
各種店舗の情報はHPにて
(画像クリックでHPに飛べます)
ライター紹介

いっちー
平成10年、四国の田舎で生まれ育ち、京都芸術大学文芸表現学科で文章や創作について学ぶ。
月に10冊、年間で100冊以上読み、取材相手には長文の感想を送りつけるなど、本についてアツいヤツ。
わかさ生活のオウンドメディアDEKIRU! で
『「本」の挑戦者たち』
『UNDERUMBLE!』(音楽記事)
『言の葉を紡ぎし者たち』
『若きアートの炎』
『パピー/盲導犬の物語』の連載を担当している。
いつか自分の本を出すことが夢。


