コチラは「蓮美ちま先生インタビュー後編:作品について」になります。
プロフィール

蓮美ちま
恋愛小説を執筆しています。
主に小説投稿サイト『Berry’s Cafe』で活動中。
受賞歴
◇第5回ベリーズカフェ恋愛小説大賞『身代わり結婚の行方』で大賞受賞。
『激情に目覚めた御曹司は、政略花嫁を息もつけぬほどの愛で満たす』と改題し書籍デビュー。
◇第1回ベリーズカフェ短編小説コンテスト【職業ヒーロー】で『私だけのヒーロー』が優秀賞受賞。アンソロジー『職業男子図鑑【ベリーズ文庫溺愛アンソロジー】』として書籍化。
◇第8回スターツ出版文庫大賞『それでもキミと、愛にならない恋をしたい』で特別賞受賞。
(3)作品について


『激情に目覚めた御曹司は、政略花嫁を息もつけぬほどの愛で満たす』
著:蓮美ちま 表紙イラスト:天路ゆうつづ(ベリーズ文庫)
あらすじ
内気な社長令嬢の千花は、大手不動産会社の御曹司・颯真に憧れていたが、姉の婚約者だからと恋を諦めていた。しかし、ある日姉が失踪し、身代わりで彼と結婚することに! 愛のない関係を覚悟していたはずが、新婚旅行で迎えた初夜、颯真は「さんざん我慢した。もう抑えられない」と激情あらわに千花を組み敷いて…!彼が溢れさせる溺愛欲は限界を知らず、千花はひたすら蕩けてしまい…。
(Amazon.co.jpから引用)

今作が生まれた経緯を教えてください。
今作はコンテストがきっかけで生まれた作品です。
そのときのテーマは“憧れ都市×職業ヒーロー”で、事前に憧れ都市の候補が決められているものでした。
パリ、ロンドン、ニューヨークといった候補の中から、私はウィーンを選んだのですが、それは私の好きなミュージカルの一つ『エリザベート』の舞台がウィーンだったからなんです。
ウィーンという都市を見て、すぐにエリザベートの物語が出てきて、そしたら、ヒロインの千花とエリザベートをリンクさせてみたら面白いんじゃないかと思いついて、といった感じで決まっていきましたね。

今作ではどんなことに挑戦されましたか。
二つあります。
まず、実在の人物や歴史的建造物を作中に出すというのが、私の中では一つのチャレンジでした。
コンテスト作品なので、ほかの作家さんたちとの差別化も意識しながら、テーマである憧れ都市ならではの要素も入れようと思っていたんです。
そこで作品の軸にしたのが、先ほどお話しした『エリザベート』です。
エリザベートは実在の人物で、しかも皇后なんですが、そういう王家のトップにいる人とヒロインを重ね合わせるのは、新しいんじゃないかなと思ったんです。

もう一つ挑戦したことは“ベリーズ文庫らしい作品にすること”です。
「デビューするならベリーズで出したい」と思っていたので、結構本気でベリーズ文庫らしさとはなにかを研究しました。
その一つが、ヒロインです。
すごく強気なヒロインというよりは、ちょっとうつむきがちで、ヒーローに救いあげてもらえるような健気な子のほうが、ベリーズ読者は受け入れてくれると思ったので、そういったヒロインを主人公にしました。
身代わり婚というテーマも当時のトレンドで取り入れた感じですね。ただ、そういうトレンドを押さえるだけではデビューまで届かないと思ったので、自分なりのパンチとして、先ほど話した歴史上の人物と重ね合わせてみるという要素も入れていきました。

読者にオススメのきゅんポイントを教えてください。
颯真が婚約指輪を外してしまった千花の薬指を噛むシーンです。
指には歯型がついてしまって、颯真はそれを「重い愛の鎖だな」って思うんですけど、噛まれた千花は「これならもう外せないね」って言って、嬉しそうにするんですよ。
颯真の重さも分かるし、千花がちゃんと颯真を待ってる健気な子だっていうのも表現できたので、個人的に気に入っていますし、きゅんとしてくださいっていう思いを詰め込んだシーンでもあるので、ぜひ注目して読んでみてほしいですね。

先生の作品は一貫して、キャラが「好き」や「愛している」と言わないですよね。これはあえて、なのでしょうか。
あえて、というわけではないんですが、恋愛小説って、言葉で「好きだよ」「愛してるよ」って言ってしまったら、もう解決してしまうんですよね。
そうなるともちろん物語にはなりません。なので、ストーリーとして面白くするために、“こう言ってるのに伝わらない”とか、“なんで言葉にしないのか”“なんでできないのか”といったところに重きを置くようにしています。
確かに! 「好き」って言ったら終わっちゃいますね……。
そうなんです。「昔から好きだったんだよ」って言ったら、「え、そうなんだ」で終わってしまうので。
“なぜ言わないのか”“なぜ言えないのか”をどう書くかが、恋愛小説作家の腕の見せどころだと思います。

恋人とうまくいっていないことを親友である陽菜に相談し、「話した方がいい」と言われて納得したのに、話さずウィーンへ逃げた展開には驚きました。なぜ千花は話さなかったのでしょうか。
千花はちゃんと話す気ではいるんです。ただ、親友の陽菜ちゃんが、“颯真は千花のことが好きだと思うよ、だから話しな”っていうスタンスなのに対して、千花は、颯真が自分のことを好きだと気づいていなくて、自分のことを身代わり花嫁だと思っているんですよ。
それで話はするけど、その前にいったん時間が欲しくて、一人でウィーンに行ってしまった。というのが私が書くときに考えていたことです。

あの場面で、もう一度ウィーンへ向かう展開にされたのは、どういった意図があったのでしょうか。
展開にもう一個パンチが欲しかったからです。
それで千花だったらどうするかを考えて、「おとなしい子ほど振り切れたときに大胆な行動に出るんじゃないか」と思ったんです。その結果、千花にもう一回ウィーンに行ってもらうことになりました。
たぶん、あのコンテストじゃなかったら思いつかなかったというか、そこまでしなかったかもしれないんですけど、せっかくならよりドラマチックに、海外まで追いかけてきてもらおう、ヒーローに頑張ってもらおうと思って、逃げてもらったのもあります。
ヒーローが追いかけてくるシーンはきゅんとしつつ、その直前に飛行機に乗っている彼を想像して、ちょっと笑ってしまいました。
やきもきしながら、“早く、早く”ってなっていると思いますね。
読者もじれったくなっているシーンなので、ヒーローの気持ちとリンクするんですよね……。
そういった描かれていないところを想像できるのも、先生の作品がキャラクターをしっかり描こうとされているからだと思います。

『怜悧な外交官が溺甘パパになって、一生分の愛で包み込まれました』
著:蓮美ちま 表紙イラスト:鮭田ねね(ベリーズ文庫)
あらすじ
大学の先輩で外交官の拓海から、ドイツ赴任中の期間限定で妻になるよう頼まれた沙綾。始まった夫婦生活は予想外に甘く、やがて妊娠するも、あるハプニングから単身帰国することに。捨てられたと誤解した沙綾はひとりで子を産み育てるが――彼女を探し出した拓海は「もう一生離さない」と激情あらわに迫ってきて!? 3年越しの極上愛をとめどなく注ぐ彼に、沙綾は身も心も絆されていき…。
(Amazon.co.jpから引用)

今作が生まれた経緯を教えてください。
今作は、初めて編集さんから「こういうテーマでどうですか」と提案していただいたんですが、それが“シークレットベビー”でした。
でも実は、私シークレットベビーというテーマがあんまり得意ではないんですよね。
なんとなく、一夜の過ちから子どもができちゃって、でも相手には言わずに隠しているというところに責任のなさみたいなものを感じてしまうんです。
もちろんシークレットベビーと一口に言っても、いろんな作品がありますし、素敵な作品もたくさんあります。
ただ自分が書くとした場合には、私にはもうすでに子どももいるし、そういう作品は書けないかもなって思っていたんです。
たしかに、書くのが難しそうなテーマです。それでもこうして出されたのはどういった経緯があったのでしょう。
編集さんに「蓮美さんに書いてみてほしい」と言われたからですね。そう言われたからには書いてみるかとなって、「じゃあ私だったらどう書くか」という風に考えてみたんです。
それで出てきたのが“もう結婚を前提としていて、子どもができても問題ない状態の二人”という設定です。そこから“じゃあなんでシークレットベビーになるのか”“言えない理由は何なのか”とひとつひとつ考えていきました。
それで“守秘義務があるヒーローの職業だったらどうしても言えないっていう状況ができるんじゃないか”と思いついて、外交官をヒーローにすることが決まりました。
外交官は自分の言った言わないが国際的な問題になりますよね。だから緘口令が敷かれていて言えないという状況がありえる。これなら私もシークレットベビーの物語も書けると思ったんです。

今作ではどんなことに挑戦されましたか。
今作は特に挑戦したことだらけです。
与えられたテーマで書くというのも、そのテーマのシークレットベビーもそうですし。あとは、初めてではなかったですが、職業ヒーローは2作目だったので、そこもチャレンジでした。
しかも今作の職業は外交官なので、調べても何をしてるか詳しくは出てこなかったんです。
外交官がどういうことをしているか分かってしまったらまずいですからね。
そうなんです。なので、とにかくいろんな方向から頑張って調べました。外交官の妻とか駐在妻のブログを見て、「そんなパーティーがあるのね」とか、そうやって情報を集めましたね。実際には想像の部分も多いとは思いますが、頑張って書いたので、あれは挑戦だったと思います。

読者にオススメのきゅんポイントを教えてください。
やっぱり夕妃ですね。こういう親友がいたら心強いだろうな、という理想を詰め込んだキャラクターで、今作の見どころのひとつです。
あとは、少ししか登場しませんが、拓海のお父さんも好きです。懐が深くて、あたたかい人で、血のつながりがなくても家族になれるんだよ、ということを体現して、物語を締めてくれた存在でもあるので。
お父さんが実際に作中に登場するまでは、嫌な人なのかなと思っていましたが、実際には、まったく違っていて驚きました。
そうなんです。仕事にかかりきりな人ではあったけれど、決して家族を顧みなかったわけではないんですよね。拓海自身もそのことは理解しているので、父親を恨んではいないんです。なので、最終的には“いい人だった”というところに収まった感じですね。
お父さん自身も、出ていった妻を恨んでいないですよね。
そうですね。そこも大きいと思います。自分の父親が母親を恨んでいなかったからこそ、拓海も沙綾を愛することができるんですよね。
自分の子どもじゃないと思っていた湊人に優しくできていたのも、そういうお父さんの背中を見て育ってきたからだと思います。

先生の作品の共通していることとして、ヒロインの自己肯定感の低さがあると思います。すごくリアルに感じられたのですが、これはどういうふうに作り上げていかれたのでしょうか。
今作のヒロイン、沙綾に関しては、実はそんなに自己肯定感を低く作ったつもりはないんです。
というのも、彼女はもともと自分に自信がない子というより、前の恋人であり職場の上司でもあった相手に、かなりひどい裏切られ方をして、職場にもすごく居づらい状況になってしまった。だからこそ、“もう恋愛はいいや”って諦めてしまった子なんですよね。
なので、自分自身が悪いと思っているわけでもないし、自己肯定感が低いわけでもないんです。聖園のこともあるし、親友もいるし、恋愛以外の部分ではちゃんと自分の世界を持っている子という認識です。
そのうえで、作品のヒロインとしてちゃんと物語を動いてくれる存在でもあってほしかったので、できる子として書いています。今回の沙綾ちゃんは、仕事もできるし、英語もドイツ語もできます。外交官の妻になる前の旅行会社では、チームの売り上げの四割を担っているような子ですからね。
それに、拓海についていった先でも、ドイツとの架け橋になれるように、着物の柄にもちゃんと意味を込める、みたいなことまで考えて動ける子なので、自己肯定感が低いというよりは、恋愛だけはもういいですって諦めてしまった子として、なるべくリアルになるように書いたかな、という感じですね。

今作の魅力的なキャラ、夕妃はどのようにして生まれたのでしょうか。
私は、ヒーロー・ヒロインはもちろん、脇役のキャラもちゃんと立っていると物語に厚みが出て面白いと思っているんです。なので自分もそういうキャラが書きたいなと思っていました。
ただ、夕妃は最初から「いい友人キャラを出そう」と思って出したわけではなくて、作品の構想をつめていく段階で自然と産まれました。
まず、外交官という設定にしたことで、外国に行くことが決定して、行き先をドイツに決めて、といった感じで、少しずつ物語の構成が決まってきたんです。
今作には私の好きな宝塚的な要素も登場するのですが、それもドイツと言えばベルリンの壁、ベルリンの壁と言えばそれを題材にした宝塚の舞台があるなといった感じで決まっていきました。
デビュー作も、ウィーンから『エリザベート』を連想されていましたよね。今回題材にした舞台はどのような話なのでしょう。
今作では、実際の舞台を引用したわけではなく、物語の劇中劇も自分で創作しました。簡単に説明すると、東西に分かれた男女二人の恋物語です。
ベルリンの壁に隔たれる二人と、今作のヒーローとヒロインをリンクさせたら面白いんじゃないかと思って、物語に組み込んでいきました。
で、どうせならその歌劇団と、その中にいるキャラも出そう、それを主人公の親友のポジションにしよう。といった流れで夕妃は生まれました。
ただ、この時点ではまだ、“物語を動かすための機能的なキャラ”だったんです。
それがどうしてあんなに魅力的なキャラになったのでしょう。
あまりにも“ストーリーのためのキャラ”になってしまうなと思ったので、この子自身がちゃんと物語の中で生きてくれるように、高校時代のやり取りだったり、バックグラウンドをしっかり作り込んでいったんです。
そしたら結果的にすごくいい子に育ってくれました。
夕妃という魅力的なキャラクターはそんな風に生まれていたんですね!
沙綾が電話で夕妃に相談するくだりがあったと思うのですが、湊人くんの動画を送ってくるのを「楽しみにしてる」と返すシーンが印象的で。
あれって、相手に「長く相談しすぎた」と思わせないための、すごく自然な気遣いですよね。
そういう細かな優しさがさらっとできるところも素敵ですし、同時に、本当に子どもの動画を見て癒やされている人なんだろうな、という生活まで想像できて、「夕妃……!」となりました。
沙綾がシークレットベビーを隠して産もうと思えたのも、たぶん夕妃の存在が大きかったんじゃないかなと感じました。「この子がいるから、なんとかなる」と思えるくらい、沙綾にとって大きな支えになっていた気がするんです。
拓海に隠れて、一人で子どもを産んで育てるとなると、本当はものすごく大変じゃないですか。もちろん、いつもずっとそばにいたわけではないと思うんですけど、それでも夕妃の存在があったからこそ乗り越えられた部分が、きっとあったんだろうなと思いました。
……と、ここまでお話して分かる通り、私はかなり夕妃推しです。
いっちーさん同様、夕妃を好きと言ってくださる人は多くて、自分もいいキャラを書けたと思っているので、うれしいです。

『捨てられ秘書だったのに、御曹司の妻になるなんて この契約婚は溺愛の合図でした』
著:蓮美ちま 表紙イラスト:さんば(ベリーズ文庫)
あらすじ
副社長秘書として働く凛。ある日、同僚である元恋人にひどい裏切りを受けた上、理不尽に罵倒されていた。そこに偶然居合せた副社長・亮介が助けの手を差し伸べてくれて…。申し訳なく思っていると、「俺の妻にならないか」と契約結婚を提案され…!? 冷徹なはずの彼は、なぜか凛の前では甘い一面を見せ始める。滲み出る独占欲に翻弄されっぱなしの凛。ただの契約妻なのに溺愛は加速するばかりで…!
(Amazon.co.jpから引用)

今作が生まれた経緯を教えてください。
外交官を書いて、国際弁護士を書いて、お医者さんを書いて……という感じで、3作、4作と職業ヒーローものが続いていたんですよね。
なので次は、王道のオフィスラブに立ち返りたいなと思ったんです。
それで、副社長と秘書という、オフィスの中でも距離の近い二人で企画を考えて、編集さんにお願いしました。

今作ではどんなことに挑戦されましたか。
私は長編を書くときに恋愛とは別に、もう一本軸を置くようにしているんです。恋愛と家族の悩みとか、恋愛と仕事とか、そういうふうに二本軸で考えることが多くて。
今作ではその二本の軸をただ別々に置くんじゃなくて、ちゃんと絡めて書きたいなと思ってプロットを作りました。そこは自分の中でも、わりとチャレンジでしたね。
今作の大きな軸は“恋愛”と“仕事”なんですが、特に“仕事”の部分は挑戦でした。
化粧品会社の中で情報漏洩が起きてしまうんですけど、その件に元カレが関わっていることで恋愛ともつながってきますし、仕事としても大変なことになる。しかも、それが原因でヒロインである凛自身も疑われてしまう。
さらに、その疑っている相手が、契約結婚している旦那さんでもある。そういう関係性も含めて、恋愛と仕事がうまく絡み合うように、バランスを取りながらプロットを作ったのは挑戦だったなと思います。
お仕事小説的な要素もありながら、恋愛要素もある。きゅんとハラハラドキドキの両方が楽しめるすごい作品でした……。

読者にオススメのきゅんポイントを教えてください。
亮介が「これが似合うと思う」と選んだリップを、自分で凛に塗ってあげるシーンですね。
メイク自体は女性社員が担当するのですが、最後のリップだけは亮介が塗るんです。
ドキドキしてきゅんとする場面になっていると思います。
ここがちょっとした伏線にもなっているので……ぜひ読んで確かめてみてください。

先生の作品は素敵なキャラも魅力ですが、嫌なキャラクターを書くのも上手いですよね。リアリティがあるというか、現実にいそうな感じがします。どういうことを意識して作り上げているのでしょうか。
物語的には嫌に見える人も、その人自身の視点ではそれが正義で、ちゃんとした主張なんですよね。
どんな人の言動にもそれをする理由があります。その理由をちゃんと設定として詰めて考えていることがリアリティにつながっていると思います。
たとえば今作の元彼も本人の中ではちゃんと理由があります。凛と一年も付き合っているのに何度誘っても断られているんですよね。それで傷ついているときに、別のかわいい子に誘われたから浮気してしまったというのが理由です。
それはもちろん悪いことではあるんですけど、本人の感覚では「俺も悪いけど、お前にも原因はあるよね」みたいな理屈があるんですよね。
そういうふうに、その人なりの理屈や理由をちゃんと考えて書くことで、物語の中でもリアルに感じてもらえるんだと思います。

先生の作品はどれも、ちゃんと悪役が痛い目を見てくれる印象があります。そこが読んでいてすごく好感が持てるというか、嫌だなと思うシーンがあっても、ただストレスになるのではなく、「これがどう回収されるんだろう」というワクワクに変わっていく感じがあるんです。
こういった勧善懲悪的なカタルシスは、やはり意識して作られているのでしょうか。
そうですね。やっぱり、回収されないとモヤモヤが残るので、ちゃんとストーリーとしてスッキリするようには作っています。いわゆるざまぁ展開みたいなものも、そのひとつです。
ただ、そこもやりすぎにならないようにリアリティを意識していますね。こういうことをしたなら、このくらいの結果になるだろう、というラインで調整しています。
どのように調整されているのでしょうか。
ちょっとヒロインに嫌なことを言ったくらいで社会的に抹殺される、みたいなのは、リアリティがないですよね。なので、その人がやったことに見合った成敗というか、制裁みたいな形で入れるようにしています。
ただ、たまにうまいこと逃げる人もいるんですよね。特に女の子のキャラクターなんかはそうなんですけど、うまく逃げていくこともある。そういう、解消しきれなさもリアルだなと思うので、本筋に関わるような、たとえば情報を盗んだとか、スパイをしたみたいなことには必ず制裁を入れるけど、職場でちょっと嫌なことを言ってきた女の子たちは、そのままです。そのあたりもリアルに感じられる要素かなと思っています。

今作がお気に入りな理由を教えてください。
初めてオフィスラブをベリーズ文庫さんから出せたから、というのが大きいですね。
それと、オフィスラブだからこそ、恋愛と仕事という二本の軸をしっかり絡められたな、というのもあります。
ただ、プロットを作っている時は、これ結構大丈夫かなってすごく不安だったんですよね。ベリーズでスパイみたいな要素を出していいんだっけ、とか、どうしようどうしようと思いながら書いていました。
でも、改めて読み返してみたら、恋愛と仕事のバランスがいい感じに取れていて、ちゃんとストーリーになってるなと思います。
楽しく書けたというよりは、悩んで悩んで書いた作品だったんですけど、読み返した時に“悪くないな”と思えたので、お気に入りで思い出深い一作です。

『君のすべてを、俺にくれ~秘密に隠されたエリート弁護士の溢れるほどの忠愛~』
著:蓮美ちま 表紙イラスト:琴ふづき(夢中文庫)
あらすじ
「抑えなくてもいいと言ったのは君だ。覚悟して」──ネイリストの春野真白は家庭環境や過去の痴漢被害から男性、そして弁護士が苦手。
ある日、顧客の財布を拾ったタイミングに居合わせた篠宮碧と知り合う。初めは怖くて戸惑いを感じたけれどなぜか彼には親しみを感じ、少しずつ打ち解けていくふたり。真白の抱えるトラウマにも「君に落ち度はない」と寄り添ってくれる碧から告白され、交際を始める。彼となら、もう一歩先へ進みたい──そう思っていた矢先、真白は彼の『向日葵のバッジ』を見つけてしまい……!?
「俺に必要なのは、君だけだから」
最愛を誓う堅物弁護士は、葛藤に思い悩む真白の想いを深い情熱でほどいて……。(Amazon.co.jpから引用)

今作が生まれた経緯を教えてください。
今作は『夢中文庫』さんというベリーズ以外のレーベルで書かせていただいた作品です。しかも中編だったので、いつも書いている分量の半分とか三分の二くらいしかありません。その中で、いかに同じだけの満足感を出せるかを考えて制作しました。
先ほどもお話しした通り、私は恋愛ともう一本、別の軸を作ることが多いんですが、今回はその二本の軸をかなりキュッと寄せてあります。
“弁護士嫌いを克服する”×恋愛を絡めているんですが、二本に見えて、ほぼ一本みたいな感じで読み進められるように構成を考えて作りました。

今作ではどんなことに挑戦されましたか。
今作ではセンシティブな問題を扱っているので、そこは挑戦でしたね。
ヒロインの真白が過去に痴漢に遭っていたり、示談に持ち込まれて犯人が捕まらなかったり、ヒーローの碧側でも、医療過誤の裁判を扱っていて、お父さんが一度敗訴していたりとか。ほかにも、お父さんと一緒に向き合う医療過誤の裁判の中で、婦人科系の病気を扱ったりもしていて、個人的にはけっこうセンシティブだなと思いながら書いていました。
でも、そうしたほうがよりリアルになるとも思ったんです。
もう一つリアルにしたのが医療過誤の裁判結果です。
医療過誤の裁判は絶対的な勝訴になることはほとんどなくて、結果的に歩み寄って和解に持ち込むケースが多い、というのを読んで、個人的にはすごくモヤモヤしたんですけど、だからといって「はい勝訴です」としてしまうと、ご都合主義になってしまいます。
なので、スッキリしきらない部分はあるけれど、その中でも手を尽くして闘う職業ヒーローを書く、というのが今回のチャレンジでもあったかなと思います。

読者にオススメのきゅんポイントを教えてください。
ラストのニュース番組にヒーローが出演するシーンですね。それまで堅物な弁護士として書いていたんですけど、ラストで意外なことをするんです。
ここは自分的にもちょっとやりすぎかなと思いつつも、あの堅物弁護士がそこまで惚れてるんだ、というのを出したかったので書きました。そこまでの堅物弁護士のキャラがあってからのギャップなので、ぜひ最後まで楽しんでほしいですね。

今作を読んでいて、この作品は恋愛のときめきというよりも、「この人といると安心できる」という感覚がすごく大事に描かれているように感じました。そこは意識されていたのでしょうか。
あえてそうしました。というのも男性不信になったり内定していた職場を蹴るくらいショックを受けていた子が、すぐ次の恋愛に行けるのだろうかと思ったからです。
なので、恋愛感情で強く引っ張っていくというよりは、信頼関係を積み上げていって、「この人といると安心できるから大丈夫」と思えるような関係を書きたいなと思って。あえてそこを中心に描きました。

先生の作品に共通している魅力のひとつに“高級感のある世界観”と“身近な感情”が一緒に描かれているところがあると思います。
すごく豪華でキラキラした場所や空間が登場する一方で、主人公の心情はとてもわかりやすくて、感情移入しやすい。そのバランスがあるからこそ、「こんな場所に来てしまった」という特別感と、「でも自分でもあり得るかもしれない」という感覚が同時に味わえるんだと思うんです。そのあたりは、意識して描かれているのでしょうか。
それはどの作品を書くうえでもこだわっているというか、なくしてはならない部分だと思っています。
現代恋愛として書いてはいるんですけど、イケメン御曹司と出会って恋をする、というのは、全くないとは言わないですけど、多くの人にとってはファンタジーだと思うんですよね。
だからこそ、心情の部分や、お仕事の描写はできるだけリアルに書かないと、完全に浮世離れした物語になってしまいます。
特にヒロインの感情については、読者の方に寄り添えるように、共感してもらえるように、というのは全作品を通して意識している部分ですね。

今作をお気に入りに挙げられた理由を教えてください。
今作は中編なので、ベリーズで出している本と比べたら3分の2くらいの分量なんです。そんな風に短い中でもしっかり二本の軸で書けましたし、ちゃんと伏線を張って回収もできました。構成が中編のわりにはうまくいったというのが、お気に入りの理由です。


『フライトドクターの独占欲が熱情一夜で溢れ出し――逃げ出しママを燃え上がる愛で絡めとる【スパダリ医者兄弟シリーズ】』(ベリーズ文庫)
あらすじ
「俺が全部受け止めるから」
再会ドクターに、一夜で授かった娘ごと囲われ…
人が倒れたところに娘と居合わせた千咲。救急を呼ぶと駆けつけたのはフライトドクターの櫂だった。彼はかつて蕩けるような一夜を共にした相手。しかし櫂が既婚者かもしれないと知り、千咲は逃げるように行方をくらませた。身ごもった子をひとりで生み育てていたのに――再会後、櫂は未婚と発覚。独占欲を露わにした彼に「もう遠慮しない」と迫られて!? 戸惑う千咲も甘すぎる愛に抗えず…。(Amazon.co.jpから引用)

今作が生まれた経緯を教えてください。
編集さんから「シリーズで書きませんか」というお話をいただいたのがきっかけです。シリーズにするなら、せっかくだし兄弟の設定にしよう、という形で作り始めました。
シリーズで依頼をいただくのは初めてでしたし、時系列に齟齬が出てしまうと、作品としてうまくつながらなくなってしまうので、作品間のリンクをちゃんとするためにも、2作同時にプロットを練っていきました。

今作ではどんなことに挑戦されましたか。
実は今作、3冊目のシークレットベビー作品なんです。なので、過去のシークレットベビー作品といかに被らずに面白くするか、というのが一つの挑戦でした。
あとは、シリーズものとして、いかに作品同士をリンクさせて面白くできるかとか、来月出る作品に少し謎を残しておくとか、そういうシリーズならではの工夫も挑戦でしたね。
過去2作のシークレットベビーと、どのように差別化していったのでしょうか。
これまでの作品では、外交官のときも別の作品のときも、結婚前提という設定があったんですよね。
でも今回はそうではなくて、大事だったおばあちゃんを亡くしたヒロインが、慰めてもらうために自分から誘って、一夜を過ごす、という形にしました。
いわゆる“まだ付き合ってもいない状態から始まるシークレットベビー”ですね。
個人的にも苦手意識のあるパターンだからこそ、自分が何に引っかかっているのかを分析して、一つずつ解消していく形で作品に落とし込んでいきました。
そうすることで自分と同じようにシークレットベビーに苦手意識がある読者の方にも抵抗なく、共感しながら読んでもらえる形にできたかなと思っています。

読者にオススメのきゅんポイントを教えてください。
読んでほしいポイントとしては、紬ちゃんのかわいさですね。
『怜悧な外交官が溺甘パパになって、一生分の愛で包み込まれました』の湊人くんよりもっと小さいので、また違った可愛さが楽しめると思います。
実は書影ではゾウさんを抱っこしているんですが、これはイラストを担当してくださった冬夜先生にお願いしているんです。
そのゾウさんのちょっとしたくだりもかわいいのでぜひ読んでください。

あと、これは読んでほしいポイントとは少しずれるんですが、今作はシークレットベビーが苦手な方にも読んでみてほしいなと思っています。
たぶん、シークレットベビーが苦手な方って、私と同様“こういうところがあるから読みたくない”という引っかかりがあると思うんですけど、そのあたりはヒロイン自身がちゃんと言葉にしてくれているんですよね。
例えば父親から子どもの一番かわいい時期を奪ってしまったことへの後悔とかがそうです。そういった読者がモヤモヤしそうな部分は、きちんと言語化されていると思うので、あまり引っかからずに読んでもらえるんじゃないかなと思っています。

今作は医療現場がすごくリアルに描かれているのがひとつの面白いポイントだと思うのですが、このリアルさはどう作り上げていかれたのでしょう。
フライトドクターと救命士に関しては、たまたま友達の旦那様が救命士だったので、“実際にどんな勤務形態なのか”“何科があるのか”“救急車に乗っていないときはどんな仕事をしているのか”“休憩室はどんな感じなのか”といった細かいところをたくさん取材させてもらいました。
事故現場や救命のシーンを書くにあたっては、病院や消防署の公式YouTubeを見ましたね。訓練の様子だったり、他にもテレビカメラが入ったインタビュー動画だったり、夕方のニュース映像も見ながら、できるだけリアルになるように想像して書いていました。

今作でもう一つリアルなのが、子育てのシーンだと思います。このリアルさも調べて書かれているのでしょうか。
仕事の描写は調べて書きますし、恋愛の部分は想像で補うところが大きいですが、子育ての描写だけはほぼ実体験ですね。もちろん、作品として伝わりやすいように少し誇張することはありますけど、ベースになっているのはほとんど実体験です。
今作で登場した“背中スイッチ”も、たぶん子育てをしている人あるあるで、そういった、育児をしているご両親なら、多かれ少なかれ一度は感じたことがあるんじゃないか、という部分を書いています。それもまた、書いていて楽しいところですね。
私の作品を読んでくださるのは、現役子育て中の30代くらいの方から、子育てがひと段落した50代、60代の方まで幅広いのですが、「ああ、こんなことあったな」「懐かしいな」と感じながら楽しんでもらえたらうれしいです。

これまで拝読した先生の作品では一貫して嫌なキャラクターは嫌な目に遭う勧善懲悪的な展開が多かったのですが、今作では嫌なキャラである千咲の母親は数行しか登場しなかったのが意外でした。
千咲の母親を後半に登場させなかったのは、物語として必要性を感じなかったからですね。
たしかに千咲にとって、母親との関係は人格形成に影響した過去ではあります。外見が似ていたことで嫌な思いをしたことも含めて、傷ではあるんですけど、もうそこはある程度乗り越えているんですよね。
というのも千咲にはおばあちゃんという家族がいましたし、今では櫂と紬という新しい家族がいます。だから、千咲自身にとって、母親は必要な存在ではないんですよね。
それに、作家的に俯瞰して見ても、今さら母親が出てきたところで……という気持ちはありました。葬儀にも来なかった母が今さら出てきたとして、じゃあそれを素直に許せるのかというと、そうでもないと思いますし。
そこは、そこまで深く掘り下げなかったというより、この人物はもう出さなくていい、必要ないと判断して切った、という感じですね。
(4)女性向け恋愛小説について


女性向け恋愛小説ならではの面白さはどういったところにあると思いますか。

私にとって女性向け恋愛小説は“大人のおとぎ話”なんです。
小さい頃に読んだシンデレラとか、ディズニーのプリンセスのお話ってあるじゃないですか。そういった物語を、もっと具体的に、もっと身近にしたものが女性向け恋愛小説なんじゃないかなと思っていて。
普通の女の子や、少し虐げられていた女の子が、王子様――現代恋愛で言えば社長だったり天才外科医だったり、そういったヒーローに出会って、恋をして、救われて、幸せになる。そういう根本の流れは、実は小さい頃に読んだおとぎ話とあまり変わっていないんですよね。
たぶん、その普遍性が女性向け恋愛小説の面白さなんだと思います。子どもの頃に夢中で読んでいた物語って、大人になって読み返してもやっぱり面白かったりするじゃないですか。そういう、人がときめく根っこの部分は、きっとあまり変わらないんだろうなと思っています。
あとは、私が書いているのは現代恋愛なので、“お姫様の物語”というより、もっと身近な感じもあるんです。言うなら、“ときめき+友達の恋バナを聞いている感覚”に近いのかもしれません。
読者の方に感情移入して読んでもらうのももちろんうれしいですし、少し俯瞰して、ヒロインを友達みたいに感じながら応援してもらうのもいいなと思っています。短くて気軽に読めるジャンルだからこそ、そういう身近さも楽しんでもらえたらうれしいですね。

男性が女性向け恋愛小説を読むことについては、どう考えられていますか。
作家個人としては、本当にいろんな方に読んでほしいと思っています。
ただ一方で、編集さんや出版社の方が、ブランディングとしてそこをどう考えているのかは、私にはわからない部分もあります。なので、個人的には“男性もぜひどうぞ”と思っているんですけど、それを強く言い切れるかというと、一概には言えない、というのが正直なところですね。
でも、実は私の作品の最初の読者は旦那なんです。「男性でも普通に読めて面白い」と言ってくれますし。
それに月9の恋愛ドラマって、男女問わず観るじゃないですか。感覚としてはそれに近いんじゃないかな、と思っているんです。なので、私個人としては男性の方にも楽しんで読んでほしいですね。

女性向け恋愛小説を多く書かれる先生から、読者に伝えたいことや魅力はありますか。
女性向け恋愛小説って、流行の影響をすごく受けるジャンルだと思っていて、移り変わりも結構早いんですよね。
私が読み始めた頃は、御曹司やハイスペックというより、会社の上司である部長、課長といった、もう少し身近なヒーローとの恋愛が多かった印象があるんですけど、今はどんどんスケールが大きくなっていて、財閥とか富豪とか、いわゆる“セレブ系”の作品も増えてきているなと感じます。
あとは“シークレットベビー”のように、テーマ自体にも流行がありますし、職業もオフィス系からパイロット、自衛官といったように変化していて、そういう流れを見るのも面白さのひとつだと思います。
なので、何か気になる題材や設定があったときに、気軽に手に取ってもらえたらうれしいですね。たとえばドラマでフライトドクターを見て、“同じ職業のヒーローが出てくるんだ”と興味を持って読む、みたいな入り方でも全然いいと思います。
小説って、普段あまり読まないと少しハードルが高く感じられると思うんですけど、女性向け恋愛小説は、感覚としては少女漫画に近い読みやすさがあると思っていて。気軽な娯楽として楽しんでもらえたらいいなと思っています。
それに、小説は漫画やドラマと違って、すべてがはっきり提示されるわけではない分、想像の余地があるのも魅力だと思っています。好きな俳優さんを当てはめて読んだり、声を想像したり、自分なりの楽しみ方ができるんですよね。
そういう意味でも、もっと身近に感じてもらえたらうれしいです。
一方で、このジャンルにはレーベル買いや作家買いをしてくださるコアな読者の方も多くいらっしゃるので、その期待を裏切らない作品を書き続けたいという気持ちもあります。
同じハッピーエンドや溺愛という枠の中でも、また同じだなと思われないように、毎回少しずつ違うニュアンスや楽しさを出していけたらいいなと。
王道やお決まりと呼ばれる展開も、それを求めている方が多いからこそ成立している“様式美”だと思うので、その良さも大事にしつつ。
恋愛ものならではの、じれったさやときめきを楽しんでもらえたらうれしいですね。
(5)メッセージ


先生にとって本とはどんな存在でしょうか。

一番身近で手軽な娯楽だと思っています。
今はYouTubeだったりSNSだったり、いろんな娯楽がありますけど、やっぱり子どもの頃って絵本から始まることが多いと思うんですよね。そういう意味でも、本はずっと身近にあるものだなと感じています。
コスパがいいとは言い切れない部分もありますけど、でも手に取りやすくて、気軽にチャレンジできる娯楽ではあると思いますし、そういう存在であってほしいなとも思っています。
あと、私個人としては“ときめきの自給自足”ですね。自分で書いて、自分で読んで、ときめけるので。完全に自給自足です(笑)。
読みたいものを書いて、それで自分がときめけたら最高ですよね。
書いているときは“これ面白いのかな病”にかかって不安になることもありますが、2、3年経ってから読み返すと、意外とちゃんと楽しめるんですよね。今回取材を受けるのにあたって読み返したときも、最初はちょっと恥ずかしいかなと思ったんですけど、自分が好きで書いているから、やっぱり面白いんです。
「あ、ここっきゅんとする!」って、自画自賛しながら読んでいました(笑)。

最後に本の挑戦者たちへメッセージをお願いします。
本を読むという挑戦をされる方には「構えずに読んでみてください」と伝えたいですね。
文章を読むのが苦手な方も、女性向け恋愛小説は漫画を読んでる感覚とか、恋愛ドラマを見てる感覚で読めるので、ぜひチャレンジしてほしいです。
物語を書こうと挑戦しようとしている方には、あまり大それたアドバイスなどはできないのですが……。
まずは“自分が面白いと思える作品を書きあげること”が第一歩なのかなと思います。
私はコンテストで受賞しデビューさせていただきましたが、募集要項やレーベルカラーを意識しつつ、やはり自分の“好き”を詰め込んだ作品を作り上げました。
物語を書くのは孤独な作業なので、好きでないと続かないと思います。“これ面白いのか病”を乗り越え、時に自分の文章を客観視しながら、自分の『好き』が詰まった作品を書いてみてほしいです。

(6)インフォメーション(書籍情報、SNSリンクなど)
書籍情報
新刊:スパダリ医者兄弟シリーズ

著:蓮美ちま 表紙イラスト:冬夜(ベリーズ文庫)

著:蓮美ちま 表紙イラスト:冬夜(ベリーズ文庫)
作品ページ
https://www.berrys-cafe.jp/article/series/202601/1535
蓮美ちま先生 SNS
HP
小説投稿サイト『Berry’s Cafe』
https://www.berrys-cafe.jp/
蓮美ちま先生 作品ページ
https://www.berrys-cafe.jp/member/n1192761