知らないゲームを教えたい!(挨拶)
こんにちは!ゲームブロガーの双葉ラー油です!
現在、DEKIRU!の各所でリニューアルが進行中。
我々トガゲーも更なるパワーアップを目指して記事構成を模索中ですが、やることは変わらず、尖り輝く素敵なゲームを発掘して向き合うことのみ。
平たく言うと「なんか変なゲーム見つけたの紹介します!」くらいのノリでやっているところもありますが!
それはさておき今回紹介するゲームのキーワードは……「光」だ!

ストアページ
https://store.steampowered.com/app/4696490/_/?l=japanese
公式サイト
https://oissisui.itch.io/glowmachine
パブリッシャー:Waku Waku Games
機種:PC
価格(税込):無料~350円
「光ることしか出来ない機械」となり、自分を見つけてくれた何者かと交流をするノベルゲームです。
選択肢による受け答えは無し。ゲームのキャラクターと「光る」だけでコミュニケーションを取っていきます。
有料版は細かいオプション設定が可能なのと、クリア後に素敵なサウンドギャラリーが解禁されるのが違い。
手掛けたのは「月刊湿地帯」。
フシギな世界観のゲームを多く手がけているゲーム製作サークルです。
不思議なファミレスに閉じ込められた主人公が、ドリンクバーと向き合いながら脱出を目指す『ファミレスを享受せよ』、やたら難しいシューティングを遊びながら昔話を読む『いるかにうろこがないわけ』などなど。雰囲気に浸れるゲーム揃い。
本作も「光ることしか出来ない」というワンアイデアを、文章力と画面構成で見事に活かした1本になっています。
俺が! 閃光弾だッッ!

ゲームは謎の機械が起動するところからスタート。
操作は「クリックで光る」それだけ。登場人物のイラストなども無し。

話しかけて来る謎の訪問者のセリフだけでゲームは進み、合いの手を挟むように光ることで物語が進行。
光る機械が何なのか。この訪問者は誰なのか。会話の中で断片的に明らかになっていきます。

訪問者は機械に意思があることに気づき「合図を出すから短く3回光ってみせてよ」と、原初のコミュニケーションを提言。
申し出に対してカチカチカチと3回光ることで理解してくれたりと、少しずつ意思疎通が進んでいきます。
シナリオはほぼ一本道なのですが、この光り方によるセリフの変化が細かく、指示に従っても無視してもしっかりストーリーは進行。
真面目にコミュニケーションを試みても良し。「俺が閃光弾だ!」という勢いでとりあえず光りまくるも良し。
「相手の言葉が文章として自動で流れていく」仕様が上手く、本当に相手と会話をしているように思える瞬間が度々訪れます。
質問に答える箇所ではこちらが反応するまでゲームが進まないので、のんびりしてたら急になんで黙ったのかを聞かれてドキッとしたりも。
急に脅かしていいのか? 俺は閃光弾なんだが?
みんなで光ろう、ピカピカと

雑談の積み重ねで性格が見えてきたり、考えがまとまらず喋ってるくだりで焦らされたり、そんなやりとりを繰り返すうちに訪問者への思い入れが深まる構成。
何かを発見した呻き声の後にしばらく応答が無いシーンでは「おい!何があった!(ピカピカピカピカピカピカ)」と思わずクリック連打で光り過ぎてしまったりも。

ストアページにある通り、クリアまでは60分ほどの物語。
根底にあるのは普遍的な物語であり、それに対して傍観者であるプレイヤーには、物言わぬ機械には、光ることしか出来ない。
どんな言葉でも返してくれる会話AIが当たり前の時代。
だからこそ「光るだけ」というアイデアとセンスでコミュニケーションを表現した本作が輝いているところ。
流れていく会話による独特のテンポは好みが分かれるところですが、遊ぶ価値ある1本!
みんなもピカピカ光ってみよう!
ライター紹介

双葉ラー油
老舗ゲームブログ『絶対SIMPLE主義』を20年以上運営するブロガー。「知らないゲームを教えたい!」をスローガンに、大作からニッチな作品まで取り扱う。特撮関連の造詣も深い。謎のマスクを被っているが別にプロレスラーではない。