新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。
今回見つけたのは、旅行ガイドブックの出版社がつくったバッグとハンカチです!
しかも柄が、その土地の名物をめぐるすごろく。
北海道から沖縄まで9つのエリアがそれぞれ1枚の絵になっていて、食べものや自然、文化が刺繍でぎっしり描き込まれています。旅に出ていない日も、手元で自分の選んだ地方をひとめぐりできてしまう。ガイドブックが本の外に飛び出したら、こんな形になりました。
「地球の歩き方」と「47JAPAN」が組んだ、9エリアの刺繍アイテム

旅行ガイドブックでおなじみの株式会社地球の歩き方と、ハンカチメーカーである川辺株式会社のブランド「47JAPAN」がコラボレーション。刺繍バッグとハンカチが、2026年9月下旬から順次発売されています。
9エリアとは、北海道、東北、関東、北陸、東海、関西、四国・中国、九州、沖縄。
それぞれのエリアの食・自然・文化をモチーフに、すごろく風のデザインに仕立てられています。まるで日本各地を巡る旅のルートを眺めているような楽しさがあり、ポップなカラーと、日常のコーディネートにも合わせやすい落ち着いたカラーが用意されています。


また刺繍バッグのパッケージは、「地球の歩き方」のガイドブックの表紙をイメージしたデザイン。
商品を手にした瞬間から、これから始まる旅を思わせるようなワクワク感を演出します。本を開いて旅先を探すように、バッグを眺めながら次の目的地に思いを馳せる。日本の地域の魅力を身近に感じながら、日常の中でも“旅する気分”を楽しめるコラボレーションです。

販売場所は、百貨店、専門店、川辺のオンラインショップ、川辺の直営店を予定しています。
出典:PR TIMES
出版社の持ちものは、本だけではなかった

旅行ガイドブックの出版社が雑貨をつくる。字面だけ見ると畑違いに思えますが、よく考えるとこれほど相性のいい話もありません。
「地球の歩き方」が何十年もかけて蓄えてきたのは、紙の本そのものではなく、各地の”何がおいしくて、何が名物か”という膨大な情報です。 その情報は、本の形でなければ届けられないわけではない。バッグの表面に刺繍として置いても、まったく同じ価値を持ちます。持っているものを、別の形に流し込んだ。それだけの話なのに、出てきた商品は新しく見えます。
すごろくという形式が、いちばんの発明
そしてこの企画のうまさは、柄をすごろく風にしたところに集約されています。
ガイドブックは本来「行く前に読むもの」です。一方、すごろくはコマを進めていく形式。どちらも「移動していく」という構造を持っていて、旅そのものの形をしています。ただ名物を並べただけの柄なら図鑑ですが、すごろくにした瞬間、そこに順路が生まれる。関西なら関西の中を、九州なら九州の中を、どう回っていくかという旅の構造をそのまま図案にしたという点で、これは単なるご当地デザインとは一線を画しています。
加えて、9エリアで柄が分かれ、バッグとハンカチが対応しているという設計も効いています。自分の出身地を探す人、旅行先の記念に買う人、全部そろえたくなる人…。一人が一枚買って終わりにならない構造が、最初から組み込まれています。
旅に出ている時間より、出ていない時間のほうが圧倒的に長い。その長いほうの時間に居場所をつくった、という意味でもよく考えられた商品です。
チャレンジみっけ!
今回見つけたチャレンジは…
- 出版社が蓄積してきた地域情報を、紙以外のプロダクトに転用した点(コンテンツのマルチユース)
- 旅の「移動していく」構造を、すごろくという図案の形式に変換した点(体験の意匠化)
- 全9種・バッグとハンカチの柄を対応させ、収集する動機を設計に組み込んだ点(シリーズ化による需要形成)
わかさ生活も、みっけ!
ちなみに「異業種と組んで、思いもよらない商品をつくる」といえば、わかさ生活も新しい取り組みをはじめるんです。
ブルーベリーを軸に、さまざまな異業種とコラボ商品を生み出してきたわかさ生活が、2026年10月1日より、京都のあぶらとり紙で知られるよーじやと初めてタッグを組みます。
実はこの2社、どちらも京都市下京区に本社・主要店舗を構えるご近所同士。SNSを通じて親交を深めてきたことがきっかけで、わかさ生活の「健康をサポートしたい」という想いと、よーじやが掲げる「美と健康」のコンセプトが合致し、今回のコラボが実現したのだそうです。
よーじやのカフェ2店舗(四条河原町店・嵯峨野嵐山店)で、わかさ生活が厳選したブルーベリーを使ったキーマカレーとパフェが期間限定で登場します。
先着や抽選でプレゼントもあるので、ぜひ行ってみてくださいね。
出典:PR TIMES
一緒に考えてみよう
自分の住んでいる地域が1枚の絵になるとしたら、そこには何が描かれるでしょうか。
名物の食べもの、有名な山や海、お祭り。パッと思い浮かぶものもあれば、「地元の人しか知らないけれど、これは外せない」というものもあるはずです。
すごろくにするなら、どこをスタートにして、どこをゴールにしますか?