新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。
今回見つけたのは、靴を買い替えることなく、立ったまま3秒で靴が履けるようになるアイテムです!
靴べらが傘にまぎれて取りにくかったり、急いでいたり、靴を履くときに「しゃがむのが面倒」と感じたことはないでしょうか。
最近は立ったまま履ける靴のバリエーションが増えているため、履きやすいものに買い替えるという解決策もありますが、お気に入りの靴は変えたくない、という方も多いはず。今回は”靴”ではなく”履く体験”そのものを変えてしまったアイテムをご紹介します。
玄関に置くだけ。5年かけて作った「3秒で履ける」仕組み

Velvatis(ベルバティス)が日本でクラウドファンディングを展開中の「Quri-STON(クリストン)」は、スロベニアのメーカーATERHNO社が5年の開発期間をかけて完成させたハンズフリーアイテムです。

使い方はシンプル。玄関に置いてかかと部分に足を踏み込むだけ。手を使わず、しゃがまず、身体をねじらずに、立ったまま靴が履けます。高さ15cmを超える靴やハイヒールを除く、ほぼすべての靴に対応しているため、愛用している靴をそのままで使えるのもポイントです。
世界の発明展で金賞・銀賞を受賞しており、スロベニア産の木工素材を使ったデザインは、インテリアとしても空間に馴染む仕上がりです。
現在、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて先行支援を受け付け中。期間は6月28日まで。
出典:PR TIMES
「靴を変える」でなく「履く体験を変える」という発想

靴の着脱をラクにしようとするとき、多くの人は「履きやすい靴を選ぼう」と考えます。スリッポン、スニーカー、ベルクロシューズなど、靴のほうをアップデートするのが自然な解決策です。

Quri-STONが面白いのは、そこに「道具のほうを変える」という別の答えを持ち込んだ点。靴を選び直す必要がなく、玄関の床に置くだけで、すでに手元にある靴の履き心地が変わる。5年かけて開発した理由も、その「ほぼすべての靴に対応する」という汎用性を実現するためだったと思うと、開発の難しさが伝わってきます。

シンプルな発想ほど、形にするのが難しい。Quri-STONはそのことを体現しているプロダクトかもしれません。
チャレンジみっけ!
今回見つけたチャレンジは…
- 「靴を変える」のではなく「履く体験を変える」という問題定義の転換(プロダクト・イノベーション戦略)
- 既存の靴がそのまま使えるという設計で、買い替え不要の新市場を開拓した点(ブルーオーシャン戦略)
- 5年の開発期間と国際発明展受賞という実績を日本市場参入の武器にした点(権威性活用戦略)
一緒に考えてみよう
靴側ではなく、履く体験を変えるという発想を面白く感じました。
「道具を変えるのではなく、仕組みを変える」「物を買い替えるのではなく、使い方を変える」。そういう視点で見ると、日常の中にもっとラクになれる場面が隠れているかもしれません。あなたの周りでも、体験自体を変えることでラクになりそうなことはありませんか?