新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。
今回見つけたのは、本屋さんがつくったお茶です!
しかも、パッケージは使い終わったらブックカバーにもなるという、まさに本好きのための逸品です。
古本屋が、台湾の高山茶からたどり着いたお茶ブランド

長野県上田市で古本の買取・販売を手がける株式会社バリューブックスが展開するお茶ブランド「CHAIRO(チャイロ)」の茶葉パッケージが全面リニューアル。9月4日より、同社のECサイトにて販売がスタートしました。
これまでは実店舗「本と茶 NABO」を中心に販売されてきましたが、今回のリニューアルを機に初めてオンラインでも購入できるようになりました。
「なぜ本屋がお茶ブランドを?」とうい疑問には、ストーリーがありました。
そのきっかけとなったのは、創業者が台湾を旅した際に出会った高山茶。発酵や焙煎の違いで、味や香りが複雑に変わっていくという茶葉の面白さに魅せられ、何度も各地の茶畑や直売店をめぐり、農家と直接つながりながら茶葉を仕入れるようになったそうです。
「知れば知るほど奥が深いお茶の世界は、本の世界にも通じるものがある」。創業者のそんな思いから、2019年には上田市に実店舗をオープン。その後、2021年からは「本と茶 NABO」を中心に、日本・台湾・中国の茶葉を厳選して届けてきました。

今回のリニューアルでは、「本好きに共感してもらえるブランドにしたい」という思いから、書籍の装丁デザインを数多く手掛けるグラフィックデザイナーの脇田あすかさん(脇のつくりは「刕」)とコラボ。
なんとそのまま文庫サイズのブックカバーとして使えるパッケージが誕生しました。

素材には、バリューブックスに届いたものの買い取れなかった書籍から作られた再生紙「本だった紙」を使用。添えられた商品説明カードの内側では、それぞれのお茶の色味を表現。本のスリップをイメージしたデザインで、栞としてもお使いいただけます。
日常にもギフトにも使えるよう、手に取る喜びを大切にしながら、すみずみまで「本好き」のための工夫が凝らされています。
出典:PR TIMES
「捨てる」を出発点にすると、商品はここまで強くなる

古本屋にとって、本を買い取れなかったり、売れ残ったりするというのは避けられない宿題です。買い取ったものの、どうしても次の読者が見つからない本がある。多くの会社なら、それは処理コストとして帳簿の隅に置かれるだけの話でしょう。
バリューブックスはそんな本たちを、紙に戻し、その紙で茶葉を包み、さらに文庫本カバーとして使えるサイズに仕立てました。
ここが見事なところで、この商品は「サステナブルです」と一言も主張しなくても、構造そのものが循環を語っています。本 → 紙 → お茶の包み → 文庫本のカバー。ぐるりと回って本業に帰ってくる。SDGsという言葉が消費者に少し疲れられはじめた今、「いいことをしています」と言うより、説明不要の筋の通り方のほうが強い。その好例です。

そしてもうひとつ。売る相手を「お茶好き」ではなく「本好き」に置いたのも面白いポイント。
同じ茶葉でも、文庫本のカバーになる紙に包まれ、しおりになるカードが添えられていれば、それは本と一緒に過ごす時間のための道具になります。自社がすでに持っている顧客の”好きなもの”に沿って商品を差す、ファンベースの考え方が徹底されていると感じました。
チャレンジみっけ!
今回見つけたチャレンジは…
- 包み紙とカードが本と接続する用途を持ち、商品が本業への回帰動線になっている点(クロスセル設計)
- 売れ残り在庫という本業の弱点を、新商品の原材料に転換した点(負債のアセット化)
- 「お茶好き」ではなく既存顧客の属性である「本好き」に向けて商品を設計した点(ファンベース商品開発)
わかさ生活もみっけ!
じつは、わかさ生活もお茶を販売していることをご存知でしたか?
紅茶専門店「ムレスナティーハウス」監修のもと、ブルーベリーの魅力を引き出すフレーバーティー「Happyブルーベリーティー」を販売中です。
ご購入はこちらから。
また、この「Happyブルーベリーティー」は、WAKASA&CO.KYOTOの1階カフェと2階ラウンジでも楽しめます。
さらに、ラウンジでは10月31日までの期間限定で「ブルーベリー×シャインマスカット アフタヌーンティー」もスタート。ブルーベリーとシャインマスカットのシフォンロールケーキ、シャインマスカットタルトなど、瑞々しい旬の味わいを楽しむことができます。もちろん「Happyブルーベリーティー」をはじめ、スイーツとのペアリングを楽しめる紅茶も取り揃えています。
グループでもお一人でも、優雅なひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
詳細はこちらから。
一緒に考えてみよう
今回は本屋×お茶というユニークなコラボレーションをご紹介しましたが、言われるまで本でもお茶のパッケージでも紙は使われている、つまり協業できる可能性があることに気がつきませんでした。
私たちの身の回りにも、こうしたコラボの可能性がたくさんあるかもしれません。あなたなら、どんな意外な組み合わせで新たなビジネスを生み出しますか?