こんにちは。DEKIRU!特派員の富山県担当、みおです。
実は私は、文部科学省の海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」の大学生コース17期生として、現在ノルウェーに留学中です。
北陸で育った一人の学生として、「地方から世界に飛び出す」という経験をまさに体感している真っ最中でもあります。

そんな私にとって、とてもうれしいニュースが富山から届きました。
富山県が、トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」の採択地域となり、高校生の海外留学を後押しする新しい取り組みを本格的に始動したのです。今回は、そのスタートの合図となる授与式と協議会開催について、ご紹介したいと思います。
そもそも「トビタテ」とは? 地方ではまだ珍しい留学という選択肢

まず、トビタテ!留学JAPANって何?というところから少しだけご説明します。
トビタテ!留学JAPANは、文部科学省と企業などが一緒になって、日本の若者の海外留学を支援する官民協働のプログラムです。成績だけでなく、「どんなテーマに挑戦したいか」「留学後に何をしたいか」といった意欲や計画性も重視して選考されるのが特徴で、高校生から大学生まで、これまで多くの「トビタテ生」が世界に飛び立ってきました。
トビタテ!留学JAPAN 公式サイト
https://tobitate-mext.jasso.go.jp
その第2ステージとして始まったのが「拠点形成支援事業」です。
これは、高校生などのグローバル人材育成に力を入れる地域を全国に増やし、地域の産学官(企業・学校・自治体)が協力して、海外留学の機会づくりや機運づくりを行う仕組みです。富山県は、この拠点形成支援事業の2025年度採択地域のひとつとして選ばれました。
トビタテ大学生17期として感じる、「地方からの留学」という意味
私自身、地方から海外に出ることは少しハードルが高いと思っていました。
「周りに行く人がいない」「情報が少ない」「準備の仕方がわからない」…そんな不安を抱えたまま出発したのを覚えています。
だからこそ、今回のように県全体で留学を応援する体制が整っていくのは、とても心強い動きだと感じます。
何より、「留学=特別な人がするもの」という空気が変わるきっかけにもなりそうです。
海外に留学してみて私は主に以下を感じました。
- 学び方の構造が変わる
- 価値観の“多様性”を、生活単位で実感する
- 富山という地域を相対化して理解できる
こうしたものに出会えると、自分の世界が一気に広がります。トビタテのプログラムを通じて実際に海外に出てみると、「地方で育ったからこそ見える視点」がたくさんあることに気づきました。人口減少や地域の仕事、福祉やジェンダーの課題…。ノルウェーで福祉や地域社会について学びながら、「富山で当たり前と思っていたこと」をいったん外から見つめ直す日々を送っています。
今回の拠点形成支援事業は、まさにそうした「地域課題を自分ごととして捉え、海外で探究してくる高校生」を育てることが目的とされています。
富山の高校生が、「富山の将来」をテーマに世界各地へ飛び立ち、学んだことをまた富山に持ち帰ってくる。そんな循環が、これから少しずつ生まれていくのだと思うと、同じトビタテ生としてとてもワクワクします。

地方だからこその視点を持って、海外へ!
「地方だからできない」ではなく、「地方からだからこそ見える世界がある」。
これからの富山の高校生は、もっと自由に、もっと自然に海外へ挑戦できるようになるのではないでしょうか。
もしあなたが高校生だったら、どんなテーマで、どこの国に行ってみたいですか?
富山の未来を考えるヒントが、世界のどこかに転がっているかもしれません。
出典
年間最大 約1,000名に返済不要の奨学金を給付! 学校での修学以外も対象の留学支援「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」第4期生の募集開始 (PR TIMES)
トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」採択状授与式及び令和7年度第1回未来を拓くとやまグローバル人材育成協議会の開催について (富山県)