「人は“自分を知る”ことで可能性が広がる」。アスリートの未来を支える“脳傾向診断”とは

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「人は“自分を知る”ことで可能性が広がる」。アスリートの未来を支える“脳傾向診断”とは

皆さんこんにちは!

ご縁を大切に、出会った人を応援し続けたい。

元気と明るさで人をつなぐ、“サポーター型”人事として発信している杉浦綾です。よろしくお願いいたします!


今回のDEKIRUインタビューでは、企業研修や人材育成の現場で「脳傾向診断」を活用しながら、多くの人の自己理解・相互理解を支えている井上始さんにお話を伺いました。

現在、日本海リーグのデュアルキャリア研修でも講師を務め、野球選手をはじめとするアスリートたちへ、“自分自身を知ること”の大切さを伝え続けています。

「自分を知ることで、人はもっと自分らしく生きられる」


その言葉の背景には、井上さん自身が人生の大きな挫折を経験した過去がありました。

自分のことを分かっているようで、分かっていない

井上さんは現在、保険代理店事業を経営しながら、「ビジネスブレインアカデミー」の代表として脳傾向診断を活用した研修や人材育成を行っています。

もともとは、株式会社GEOの創業メンバーとして長年活躍。ゼロから会社を大きくしていく経験を積み、子会社社長としてクレーム対応やマネジメントにも携わってきました。

しかし、その後大きな転機が訪れます。

独立後、社員によるコンプライアンス違反によって、会社の売上が突然ゼロになるという事態に直面。長年積み上げてきたものを一気に失う経験をしました。

社員の給料を出すだけで精一杯で、自分の給料は出ない
気づいたら外にも出たくない、人とも会いたくない状態になっていました


そんな時に出会ったのが、“脳傾向診断”でした。

診断を受けた時、自分の心の状態が数値で見えたんです
“あ、自分はかなり落ち込んでいたんだ”って


そこから脳科学や心理について学びはじめ、「自己理解」の重要性を強く感じるようになったと言います。

弱みを克服するより、“活かし方”を知る

脳傾向診断では、大きく4つの脳タイプをベースに、その人の思考や行動傾向を分析していきます。

・全体を管理し、計画的に動く「合理脳」
・深掘りし専門性を高める「専門脳」
・人前での発信や営業力に強い「拡大脳」
・チームワークや愛情を重視する「協調脳」

井上さん自身は「拡大脳」が非常に高い一方で、「専門脳」が低いタイプだったそうです。

その時、“弱みを無理に克服しなくていい”って言われたんです
50代から苦手を全部克服するより、得意を活かした方がいいって

その言葉は、井上さんの生き方を大きく変えました。

パソコンが苦手なら、得意な人に任せればいい
そうやって割り切れるようになったら、人生がすごく楽になったんです

“できない自分”を責めるのではなく、“自分らしい活かし方”を知ること。

それこそが、井上さんが伝えたい自己理解の本質でした。

アスリートたちに伝えたいこと

現在、井上さんは日本海リーグのデュアルキャリア研修でも、選手たちへ脳傾向診断を活用した研修を行っています。

井上さん自身も、長年野球に打ち込んできた“野球小僧”の一人。

だからこそ、アスリートへの想いは強いと言います。

ずっと競技を続けてきた人って、本当にすごいんです
継続力も根気もある。僕はそこをすごく尊敬しています

しかし一方で、引退や怪我をきっかけに、自信を失ってしまう選手も少なくありません。

“野球しかやってこなかったから、自分には何もない”って思ってしまう選手もいるんですよね
でも本当は、そんなこと絶対ないんです

競技に打ち込んできた経験そのものが、大きな価値。

だからこそ、自分自身の強みや特性を知り、自分に合った道を見つけてほしい。

そんな想いで、選手たちに向き合っています。

「アイデンティティ形成を手伝いたい」

研修中、選手たちは真剣な表情でメモを取ったり、自分の診断結果を見ながら盛り上がったりします。

“絶対そのタイプや!”って周りが言う場面も多いですよね(笑)

そんな空気感の中で、井上さんが一番大切にしていることがあります。

それは、“アイデンティティ形成”です。

自分をちゃんと知っていること
ここができていれば、人はそんなにブレないと思うんです

成長には、挑戦が必要。

だからこそ井上さんは、「Try and Error」ではなく、「Try and Learn」という言葉を大切にしています。

挑戦する以上、失敗は当たり前
でもそれは“エラー”じゃなくて、“学び”なんですよ

回り道をしてもいい。

でも、“自分はどうなりたいか”という軸がある人は、必ず前に進める。

その言葉には、多くの経験を乗り越えてきた井上さんだからこその説得力がありました。

「自分を知ること」を、もっと当たり前にしたい

井上さんは、子どもの頃から自己理解を深めることの重要性も感じています。

小学生くらいの頃から、“この子は何が得意なんだろう”ということが分かっていたら、可能性はもっと広がると思うんです


親の期待や世間の価値観ではなく、“自分に合った道”を知ること。

それが、将来の生きやすさにも繋がっていく。

なんとなく進学して、なんとなく就職して、気づいたら自分が分からなくなっている人も多い
だからこそ、“自分の軸”を知ることが大事なんです

また井上さんは、若い世代へ向けて“筋の通った日本人らしさ”も大切にしてほしいと語ってくださいました。

家庭を持つ前に、まずは仕事で一本筋を立てる
そして、できるなら“楽しい”と思える仕事を見つけてほしい

自分を知ることは、未来を決めることではなく、“自分らしい人生”を歩むためのスタートになるのだと感じました。

編集後記

今回の取材を通じて感じたのは、井上さんは“診断をしている人”ではなく、“人の可能性を本気で信じている人”だということでした。

特に印象的だったのは、

アスリートはもっと自信を持っていい

という言葉。



競技に打ち込んできた時間や努力は、決して野球だけで終わるものではなく、その人自身の強みとして必ず人生に繋がっていく。

だからこそ、自分を知り、自分らしく進める道を見つけてほしい。

日本海リーグの選手たちに向けた研修の中にも、そんな井上さんの温かい想いがたくさん詰まっていました。

“自己理解”は、自分の可能性を狭めるものではなく、未来を広げるための第一歩。

これからも井上さんの活動によって、多くのアスリートや若い世代が、“自分らしい人生”に出会っていくのだと思います。

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