仕事で壁にぶつかったとき、人はどこにヒントを求めるでしょうか。
本や先輩、あるいは自分の経験——答えの形はさまざまです。
この企画では、各界で活躍するクリエイターたちに1冊の本を読んでもらい、自分の仕事や生き方と重なった場面、心に残った言葉を語っていただきます。異なる視点から読み解かれた言葉が、新たな気づきの種を生み出します。
ご登場いただく方
うらら

東京都出身。幼少期から芸術一家に育ち、国内外で活躍するヴァイオリニストの母のもとで芸術・芸能の世界に足を踏み入れる。タレント・ラウンドガールとして活動するかたわら、幼いころから抱いていた絵本作家の夢に向けてイラストレーターとしても精力的に活動中。
主な活動:オレンジレンジ MV「新イケナイ太陽」/K-1ラウンドガール(2022〜2024)/Super GT ENEOS GIRLSレースアンバサダー(2024〜2026)/テレビ朝日「内さまワールド」/ABEMA「ラブキャッチャー」/「クロナダル」ほか
全体の感想は?
うららさん、本を読んでいただきありがとうございました。ビジネス書はふだんよく読まれんですか?
正直、ビジネス書ってあんまり読まないんですよね。活字に触れる機会が減っているので、読み始める前は構えていました(笑)。
でも読み始めたら全然違って! 難しい言葉が一個もなくて、角谷さんという人の人生を一緒に歩いていくような感覚で、気がついたら夢中になって最後まで読んでいました。
それはよかったです。読んだ感想、一言でいうと?
自分でもちょっとびっくりしたんですが、泣きました。
ビジネス書で、ですか。
そうなんです(笑)。
全部に共感して、「この人はどうしてこんなに真っすぐなんだろう」ってずっと思いながら読んでいて。逆境を逆境と捉えない。問題があったら「じゃあこうしよう」ってすぐ動く。
でも後半に、角谷さんがどれだけつらい目にあってきたかが書いてあって。それを読んだ瞬間、それまで読んできたことが全部つながった気がして…。そこで泣けてきちゃいました。
特に刺さったところは?
マーカーを引きながら読んでくれたって聞きました。どのあたりが多かったですか?
後半はもうマーカーだらけで。最初は線を引くつもりだったんですけど、途中から追いつかなくなりました(笑)
たとえばどんなところですか?
わかりやすいところだと、子どものころにカブトムシを売ってお小遣いを稼いだエピソード。「思いついても行動できない人が多い中、やってしまう」ところがすごくて。

あとはファンの話。「自分のためじゃなくて、目の前の人の笑顔のために動くからファンができる」って。これは私もすごく大事にしたいなって思いました。
新入社員を信じて任せるというエピソードも、印象的でしたね。
そこも好きでした! 「やりたい」って言ってくれた人に全部任せて、口を出さない。普通の会社だったら「利益がどうとか」「ブランドがどうとか」ってなると思うんですけど。誰かのために本気になれる人を、ちゃんと信じてあげられるってすごいことだなって。

「声を聞く」ということ
角谷さんや会社の印象で、他に気づいたことはありましたか?
「わかさ生活は目の会社なのに、耳をすごく使ってるな」って感じました。
耳、ですか。面白い見方ですね。
お客さんの声、若い社員の声、世間の声。角谷さんって、教えるスタンスじゃなくて、常に聞くスタンスなんですよね。
だから時代が変わっても常に更新し続けられる。大きな会社の社長さんって「自分の力で切り開く!」みたいなイメージがあったんですけど、角谷さんは全然違って。周りの人の声を聞いて、一緒に育っていったんだなって。そこがすごくかっこいいと思いました。

ご自身と重なったところとは
この本を読んで、うららさんご自身の活動と重なったところはありましたか?
ありました!
私、タレント活動をしているのですが、本気で絵本作家になりたいって思っていて、SNSでイラストも投稿しているんですけど…。


うんうん。
「まずタレントとして一人前になってから」「もっとファンが増えてから本格的に始めよう」ってずっと思ってたんです。でも角谷さん、やりたいことをすぐやってるんですよね。ちゃんと「形」にしてる。
読んでいるうちに「あれ、私はいつまで待ってるんだろう」って思えてきて。角谷さんに「思い切ってやってみなよ」って言ってもらってる気持ちになりました。
背中を押してもらえた感じですね。
そうです、そうです! もっと早く読みたかったくらいです(笑)。
キャッチコピー「ハッピーメーカー」について
うららさんって「ハッピーメーカー」っていうキャッチコピーで活動されてますよね。
そのキャッチコピー、実はすごく思い入れがあって。ラウンドガールって、他の方は「勝利の女神」とか、長くてかっこいいキャッチコピーを相談しながら決めるんですけど、私は演出の方がぱっと「ハッピーメーカー!」って即決で。
最初は「短っ!!!」って思いました(笑)。しかも、なんかぽわぽわしてて弱そうだなって。
「最初は」ということは、今は印象が変わったんですか?
今ではめちゃくちゃ気に入ってます!
「誰かを幸せにする」ってシンプルだけど、本当はすごく難しくて尊いことだなって最近すごく思えてきて。
角谷さんの本を読んで、まさにそれだって思いました。「誰かを幸せにしたい」っていう気持ちをずっとぶらさずに生きてきた人で。その生き様が本当に尊敬できるし、自分が大切にしてることと同じだって気づいて、すごく共感できたんだと思います。
だからこの本を読み終えたときには「ハッピーメーカー」っていう私のキャッチコピーが、なんだか誇らしく思えてきたんです。
最後に
この本は、どんな人にオススメしたいですか?
「マーケティングの本」って聞くとちょっと構えちゃうと思うんですけど、全然そんなことなくて。角谷さんという人の、真っすぐな生き方の話なんです。
読み終わると「私も今日から何かやってみようかな」って気持ちになると思います。仕事で行き詰まってる人にも、私みたいに「次の一歩」を踏み出せていない人にも、ぜひ読んでほしいな。

今日はありがとうございました!
「すべての答えは個客の中にある」にインスピレーションを受けて

クレヨンで描くときは人以外のゆるキャラっぽい顔になるのですが、今回はじめて人間に寄せました。じっと見ているとだんだん愛着が湧いてきて、最終的に「これで行きたいです!」と言っていました(笑)。
角谷さんに目が行ってしまうと思うのですが、個人的には横にいるブルブルくんや小さい子たちのことも見てくれると嬉しいです。それぞれに意味があって、全部が角谷さんを囲んだHappyな世界になっている作品です。
書籍情報
『誰でもできる!結果に繋がる 超・マーケティング思考 すべての答えは個客の中にある』
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4776213958
著者:角谷建耀知(株式会社わかさ生活 創業者)
出版社:アスコム