韓国人の私が気づいた、日本語の「言わない優しさ」

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韓国人の私が気づいた、日本語の「言わない優しさ」

2026年4月1日、桜舞う京都でわかさ生活の一員となりました、ヨンです!

私は韓国で独学で日本語を勉強し、「これぐらい習得できているなら日本での生活も大丈夫だろう」と自信満々に海を渡ってきたのが2年前。その日が懐かしく感じられます。

しかし、実際に日本での生活が始まってみると、そこには私が学んできた「テキストの中の日本語」とは少し違う世界がありました。

単語は聞き取れるのに、その真意までは届かない。

そんな、私が体験した「日本語に対する心地よい違和感」と、そこから広がる新しい世界についてお話しさせてください。

“分かっている”はずが “分かっていなかった”こと

高校生の頃から文法を暗記し、単語を積み上げてきた私にとって、日本語はどこか正解が決まっている数学のように感じていました。しかし、いざ日本に来てみて現場でぶつかった言葉は、まるで生き物のようでした。

最初に私を戸惑わせたのは、「~かもしれない」という表現です。仕事中に初めてこの言葉を聞いたとき、私は「相手(上司)もまだ確信がないんだな、よくわからないんだ」と文字通りに受け取っていました。

しかし、時間が経つにつれ気づいたのです。それは確信がないのではなく、相手に心理的なショックを与えないようにするための、日本ならではの柔らかい断りであり、配慮の言葉だということを。

「質問」の形をした「優しい指示」

もう一つ、面白い発見がありました。それは「今、手空いてる?」という問いかけです。

韓国であれば「今は少し忙しいです」と素直に答えて終わることもある場面ですが、日本社会でこの言葉は、単なる状態の確認ではありませんでした。


「忙しいとは思うけれど、もしよかったら私のお願いを聞いてくれるかな?」という前提が含まれた、「お願いのための予告編」だったのです。

最初は「質問されたのになぜ仕事が続くのだろう?」と不思議に思うこともありましたが、今ではその一言に込められた相手の気遣いを先に読み取れるよう、努力しています。

「ない」と言わずに「空気を濁す」優しさ

日本に来て間もない頃、レストランやお店で不思議に思っていた光景がありました。

満席だったり、商品が品切れだったりするとき、店員さんはあまり「ありません」と即答しないのです。


韓国では、こうした状況では「申し訳ありませんが、在庫が切れています」や「今日は満席です」と、事実をありのまま、はっきりと伝えるのが一般的です。それが相手にとっても一番分かりやすい親切だと考えているからです。


しかし、日本では「そうですね……ちょっと、今は……」と言葉を濁し、申し訳なさそうな「困り顔」を浮かべます。 最初は「はっきり言えばいいのに、どうして曖昧にするんだろう? 結局どっちなの?」と少しもどかしく感じることもありました。


しかし、日本生活も2年が過ぎた今、気づけば私自身も、お客様や同僚に対して同じような顔をして「そうですね……」と言っていました(笑)。

それは単に結論を避けているのではなく、相手の期待に沿えない心苦しさを和らげようとする、日本ならではの「心のクッション」なのだと、今では身をもって理解しています。

環境が言葉を変え、言葉が人を変える

不思議なことに、最近の自分を振り返ると、私自身もいつの間にか「~かもしれない」や「今、大丈夫ですか?」「今、手空いてる?」という表現を自然に使うようになっています。以前の自分なら「これは違います」と断定していたような場面でも、今は相手との距離感を考えながら、言葉を選ぶ自分がいます。


それは無理に変えたのではなく、他者を思いやる日本の文化、そしてわかさ生活という温かいコミュニティの考え方が、私の中に自然に染み込んできた結果なのだと感じています。

小さな違和感の先にあった「Happyー!」

入社後、最も印象深かったわかさ生活ならではのコミュニケーションは、「Happyー!」という挨拶でした。

最初は、外国人の私が日本の会社で英語の挨拶を交わすことに少し照れくささもありました。しかし、毎日仲間たちと「Happyー!」と声を掛け合ううちに、この言葉が場の空気を和らげ、お互いを応援する魔法の呪文であることに気付いたんです。


違和感はいつの間にか親しみへと変わり、その親しみは「この場所の一員である」という心地よい実感を連れてきてくれました。

違いを楽しむ「挑戦」は続きます

同じ言葉でも、そこに込められた温度は人それぞれです。

外国人として経験する言葉の違和感は、時に難しく感じることもありますが、その違いを一つずつ理解していく過程そのものが、私にとっての大きな「出来る!(DEKIRU!)」であり、喜びです。


慣れない文化の中で、少しずつ「自分らしい日本語」を見つけていく。その変化を楽しみながら、これからもわかさ生活の健康なエネルギーを届ける社員として成長していきたいと思います。

皆さん、今日も「Happyー!」な一日をお過ごしください!

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連載

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