マイマノイドの森にて















自己紹介
はじめまして。
永井四不像(ながいしふぞう)と申します。
いきなり奇妙なものを、お見せしてしまいました。……少し、驚かせてしまったでしょうか?
実は私、この4月からわかさ生活へ入社することとなり、ご縁あってDEKIRU!で記事を書かせていただくことになりました。
先ほどお見せした謎の生物たちは、私がひっそりと粘土で錬成している『マイマノイド』という作品です。
私は世界の不思議な側面を観察することが好きです。
学生時代には、『マイマノイド』のような異形の造形物の制作のほかにも、人から怪談を集めたり、怪談を語ったり、怪異や心霊スポットにまつわる研究をしてみたりと、主にそういった、「不思議」「不気味」「恐怖」をテーマにした活動に力を入れていました。
DEKIRU!は、チャレンジャーを応援するメディアです。
そこで私は、造形物やフィールドワーク調査、その他にも色々なやり方で「世界の不思議な部分の魅力を伝えたい」という私自身の挑戦とあわせて、いずれはオカルトや妖怪、怪談などの「不思議な世界」の第一線で活躍されている方々の挑戦も取材し、発信していきたいと考えております。
ちょっと不気味だけどクセになる……読者のみなさまの脳裏にいつまでもこびりつくような、そんな一味違う記事をお届けしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!
なぜ、不思議なものに惹かれるのか
私が「不思議なもの」の虜になったのは、小学生の頃でした。都市伝説や未確認生物、妖怪などの図鑑を読み漁っては、どっぷりとその世界に浸かっていきました。
怪異や妖怪と聞くと、遭遇しただけで恐ろしい目に遭うような、おどろおどろしい存在をイメージするかもしれません。しかし、中にはただ「そこに存在しているだけ」の者もいます。
例えば、京都の帷子ノ辻(かたびらのつじ)に出没すると言われる「尻目(しりめ)」という妖怪。文字通り、お尻に目玉がついているのですが、夜道でいきなり服を脱ぎ捨て、お尻の目を見せつけてくる……本当に、ただそれだけの妖怪なのです。危害を加えるわけでもなく、私はこういう「一体何のために存在しているのかよく分からない」存在がたまらなく好きです。

怪異や妖怪、都市伝説といった不可思議なものたちは、人々の尽きない好奇心や、ふとした不安、恐怖といった「日常からはみ出た感情」の吹き溜まりから誕生したのかもしれません。彼らは常に、人々の世界の「周縁」にひっそりと漂っています。
その周縁に存在する不条理な彼らの姿を観察していると、逆説的に「人間とは何か」という本質が、少しずつ見えてくるような気がしませんか?
ブルブルくんを、じっくり観察してみる
ところで、「不思議」は私たちのすぐそばに潜んでいます。
今、私の「不思議センサー」は、わかさ生活のある存在に強烈に反応しています。看板キャラクターである、ブルーベリーの妖精「ブルブルくん」です。

愛らしい大きな瞳と丸いフォルムで皆から愛されている彼ですが、非常に驚くべき生態をしています。
最大の特徴は、なんといっても「頭部に直接、口がついている」という点です。そう、頭部にあるあの突起、なんと、口なのだそうです。私も最初に知った時は驚きました。
あの位置に口の開口部があるというのは、生物学的に極めてアヴァンギャルドな構造です。もし彼が日本の古い絵巻物に描かれていたら、「頭口(あたまぐち)」などと名付けられ、立派な妖怪として後世に語り継がれていたことでしょう。
一見ポップで可愛らしい存在の中にも、見方を変えれば、少し不気味で愛おしい「異形」の要素がひっそりと隠れている。これこそが、日常に潜む不思議の面白さです。
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
私たちの生きるこの世界は、少しだけ視点をズラすだけで、途端に見たことのない「異界」へと姿を変えます。
読者の皆さまのすぐそばにも、得体の知れない「不思議」が息を潜めているかもしれません。ふと視線を感じたら、一度足を止めてみてはいかがでしょうか。
それでは、次回の記事でまたお会いしましょう。