こんにちは、重たい腰をようやく、どうにか、やっとこさ上げて走ってきた編集者“チ”です。
この連載が始まって10回目。ようやく、実際にマラソン大会を走ってきたレポートを公開できます!
本音を言うと、練習してなさ過ぎてタイムが悲惨だったのであまり詳細は書きたくない…ということはさておき、10月19日に開催された「東京レガシーハーフマラソン2025」に出場してまいりました。
こういう規模の大きな大会の場合、前日までにゼッケンを受け取るための「エキスポ」が開催されることが多いのですが、せっかくの記念すべき初めてのレポート記事なので、前日にスタート/ゴール地点である国立競技場で開催された「東京レガシーハーフマラソン EXPO 2025」の様子もご紹介したいと思います!
東京レガシーハーフマラソン2025公式サイト
https://legacyhalf.tokyo/index.html
「エキスポ」って何をするところ?

競技前日の10/18、国立競技場に到着するとデデーンと聳え立つ入口が目に入ってきますので、迷わずに中に足を進めます。

中に入ると、「エキスポ」のためだけの案内図が。2日間しか開催されないのに、そして翌日には別の案内図が掲示されるはずなのに、この巨大さ。さすが大きな大会は違います。

ドドーン!と目前に広がる国立競技場のトラック。ここからスタートし、20キロちょっと走ってここに戻ってくるわけです。たまに自分でも「何をしているんだ?」と思うこともありますが、まぁマラソンってそういうところありますよね。
で、結局「エキスポ」とは何をするところなのかと言いますと、ゼッケンを受け取り、スポンサーのブースを見てまわる場所、という感じです。スポンサーブースではSNSとの連動企画でプレゼントをもらえたり、記念グッズを買えたり、新モデルのランニングシューズで試走できたりと、わりと盛りだくさん。

公式記念商品もエキスポ会場だけの限定価格で買えたりもします。
意外と公式グッズを購入される方って多いんですよね。

あとはこんな感じで、記念撮影をしてくれるフォトスポットも。ブースによっては、目標タイムを書いたり、吹き出しパネルが置いてあったりと、バリエーションも豊富です。
ちなみにこの日はステッカー数枚と試供品の湿布をゲット。湿布はゴール後すぐに使うのでありがたい!
無事にゼッケンを受け取ったので、自宅に戻ってランニングウェアに付けておきます。スタート時間が早いので、前日のうちにやっておかないと大事故につながるため、これだけはどうしてもやっておく必要があります。
今回ありがたいなと思ったのは、ゼッケンを留める安全ピンがデフォルトでは入っておらず、必要な人だけ持っていくというシステムだったこと。私はゼッケン留めを使っているので大会に出場するたびに不要な安全ピンが増えていくばかりなので、全大会こうなれば良いのにと本気で思っています。そして、不要な安全ピンはどこかに寄付したいとも思っています。
いよいよ大会当日

ちょっとだけ寝坊しましたが、前日のうちにゼッケンを付けておいたウェアに身を包み、2日連続で国立競技場へ。
と、ここで大トラブルが発生。
あまりに練習をしてなさすぎて、ランニングタイツを履くこと自体が久しぶりだったのですが、なんと…太ってしまって下腹が若干はみ出てしまいました。。。この時点で、もうちょっと練習すべきだった、そして最低でも一回はタイツを履いておくべきだったと猛反省をしたのですが、もはや後の祭り。下腹がポヨポヨ出た状態で2時間ちょっと走りきらないといけないという、自分しか悪くないハンデを背負うことになったのです。

クヨクヨしていても仕方がないので、スタートブロックへ。参加者数の多い大会は、申告タイムや過去タイムを基準にブロックに分かれており…って、分かれているのにこの混みよう。
ちなみに私の走力では、スタート地点まで約10分強かかりました。それだけ多くのランナーが参加しているということです。

ブロックが後方だと、スタート地点ではほぼ歩くことになるので、写真を撮る余裕もバッチリ。というか、撮っている人がほとんどです。

ノロノロと歩いてスタート地点へ。今年のスターターは体操の萱和磨選手だったので、多くの人がカメラを向けているのがわかります。ちなみに私も写真を撮りましたし、何だったらハイタッチをしてもらうために列に並んだりもしました。すでにスタート時間を過ぎているというのに。
走りやすい気候でスタート!

2年前に初出場した際は豪雨だったので、青空が見えているだけで成功した気分です。下腹がポヨポヨしておりますが。
暑すぎるとすぐにバテてしまうし、寒すぎると体が動かなくなるので、暑くもなく寒くもなく、というこの日は走るのに最適な気候。しかしながらこの混雑ぶりなので、走れるところもあれば歩かないと進めないというところもあり、ペースを掴むことが難しかったです。

しばらく進むと、サブ2:30(2時間30分以内に完走すること)のペースランナーを発見。
目標タイムが定まっている場合、ペースランナーを目指して走ると良いのですが、同じように考えている方が多いので、ペースランナー付近はもはや壁とも言えるほど大人数での移動になることがしばしば。この日も、4メートルくらいは人が連なっていて、抜かすのもひと苦労でした。

普段は車でひしめき合う日本橋付近も、この日に走るのを許されているのはランナーだけ。いつもは歩道からしか見られない建物も、車道に出て見上げるだけでだいぶ雰囲気が変わります。そして、まだペースランナーを追い抜けていません。

1回目の折り返しは、日本橋を少し過ぎたところ。折り返し地点に立っている看板って、なぜかタッチしたくなるんですよね。

ちなみに壁面には、アートライフスタイルブランド「ヘラルボニー」が作品を提供。もっとじっくり鑑賞したかったのに、走っているとすぐに過ぎてしまって勿体無いなぁと感じました。
空模様が少しずつ変化

日本橋の折り返しを過ぎた後は、神保町をぐるりと回って元の道を国立競技場へ。外堀通りには「マラソン開催」という表示がされていました。たまに「頑張れ」とか「ナイスラン」とか書かれている大会もあるので、こういうのを見ながら走ると気分が紛れます。
写真をご覧になってわかるように、スタート時は青空が見えていたのに、時間の経過とともにどんどん曇り空に。そしてちょっとずつ寒くなってきました。

そんなときに助かるのが給食。エネルギーに変換されやすいバナナ、スポンサーのチーズをお腹に入れるだけで、ちょっと体が温かくなる気がします。

ゴールまでもう少し、というところで雨模様に。もう少し速く走れたならば、雨を回避できたのだなぁとしみじみ思いながら、雨に濡れざるを得ない残り1キロとなりました。さすがに国立競技場付近は観客が多く、すでにゴールしたランナーが「あとちょっと!」と励ましてくれたりもします。

係員の方が「滑りやすいので注意してください!」と案内してくれたにも関わらず、不注意にも滑りながら撮影していた写真。2時間以上走ってきた足は結構ダメージを受けているので、係員の忠告には素直に従った方が身のためです。

トラックに踏み入れた頃には、もう表彰式が開催されていました。どうでしょう、スタート時との空色の違い!

ゴール手前には、ちゃんと21キロのキロポストが。残り何メートルだっけ…?と考えているうちにゴール!

ゴールするとき、私も毎回両手を挙げてしまうのですが、何でなんでしょうね。前のランナーたちもバンザイポーズの方が多かったです。

無事にゴールした証、完走メダル!
タイムは散々でしたが、メダルをもらうと「また次の大会で頑張ってみよう」と思えるから不思議なものです。
ランニングをはじめて15年ぐらいになるのですが、今回初めて「ちゃんと練習をした方が良い」「当日着るウェアは事前に試着しておいた方が良い」と、ランナーなら当たり前にできていることが、まったくできていなかったことに気付かされました。これまでノリと勢いだけで走ってきましたが、もうそれではダメなんですね。
というわけで、この反省を胸に次の大会に向けて走ってきます!