新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。
意思が弱くて二度寝、さらには三度寝といつまでも起きられない方に朗報です。
今回見つけたのは、目覚ましを止めるためにまずベッドから出なければいけない、という逆転の発想から生まれたアラームデバイスです!
早く起きようと思って目覚ましをかけても、スヌーズをしまくって結局は寝坊……そんな経験がある方でも、物理的に朝を変えられる商品が登場しました。
ベッドから出ないと止まらない。朝の仕組みを設計し直すアラームデバイス

「TAP:UP(タップアップ)」は、株式会社SANVIA(東京都武蔵野市)が開発したiPhone専用の新しいアラームデバイス。現役大学生2人が、自身の「毎日の寝坊と自己嫌悪」をきっかけに「意志に頼らず起きられる仕組み」を追い求め、ゼロから生み出しました。

TAP:UPの仕組みはシンプルかつ強力。NFC技術を使ったデバイスをベッドから離れた場所に設置し、アラームが鳴ったらスマートフォンをそのデバイスにかざして初めて停止できます。
スマホの設定でアプリをシャットダウンしても、消音設定にしても、アラームは止まりません。つまり、止めたければ物理的にベッドを出るしかないのです。
充電・電池交換不要で10〜15年使える設計も特徴で、環境負荷を抑えながら長く使い続けられるのも魅力です。価格は3,980円(税込)。30日間の全額返金・交換保証付き。販売は公式ウェブサイトにて。専用アプリ(App Store・無料)と組み合わせて使います。
出典:PR TIMES
「起こすこと」より「ベッドから出ること」。朝の問題を再定義した発想

既存のスマホアラームは、音の種類、スヌーズの回数、光目覚まし……と、「目を覚ます」ことに特化して進化をしてきました。しかしベッドから出る瞬間は、ずっと個人の意志に委ねられていました。TAP:UPが面白いのは、そこに初めて手を入れた点です。
開発の背景には、朝の失敗が若者の自己肯定感の低下につながっているという問題意識がありました。
「起きられなかった」「また寝坊した」という失敗が積み重なり、自分への信頼が少しずつ削られていく。その連鎖を、朝の”成功体験”を作ることで断ち切ろうとしています。朝起きられるだけで自己肯定感が上がるという視点は新鮮だと感じました。
アラームという、何十年も変わっていないカテゴリに「問題の定義から変える」というアプローチで切り込んできた商品。目覚ましの進化はもう終わったかと思っていましたが、まだブレイクスルーの余地があったことに驚きました。
チャレンジみっけ!
今回見つけたチャレンジは…
- 「起こす」から「出させる」へ問題を再定義した点(プロダクト・イノベーション戦略)
- 意志の力を”仕組み”に置き換えることで成功体験を作る設計(行動設計戦略)
- 朝の失敗が自己肯定感に与える影響という社会課題に切り込んだ点(SDGsへのアプローチ)
一緒に考えてみよう
目覚ましのバリエーションは出尽くしたと思っていましたが、まだアップデートできる部分があることに気づかされました。
あなたの身の回りにも、「もうアイデアは出尽くした」と思われているアイテムがあるかもしれません。しかし、問題の定義を変えてみたら、意外な発見が見つかるのではないでしょうか?