きしめん、東京、きしめん…(この間、約2秒)。名古屋ウィメンズマラソン2026を走ってきた

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きしめん、東京、きしめん…(この間、約2秒)。名古屋ウィメンズマラソン2026を走ってきた

こんにちは、走る編集者チです。

予告通り、走ってきました、「名古屋ウィメンズマラソン2026」!!!!

開催されたのは3月8日(日)。

天気は晴れだったのですが、とにかく強風が吹き荒れる1日でございました。

そんな「名古屋ウィメンズマラソン2026」がどうだったのか、レポートしてまいりたいと思います。

ナナちゃん人形も応援!

「名古屋ウィメンズマラソン」が開催されるのは3月8日ですが、大きな大会は前日までにゼッケンを受け取りに行かなければならず、今年も1日前の3月7日に名古屋に到着しました。

名古屋駅でまず見ておきたいのが、ナナちゃん人形。

毎年、「名古屋ウィメンズマラソン」に合わせた衣装でお目見えするので、気分をアゲる意味でも必ず見に行ってしまいます。

この日もナナちゃんの下で同じポーズで写真を撮る方、ナナちゃんのシューズと自分のを比べて写真を撮る方…と、とにかく大人気で写真を撮るにも一苦労。どうにか人が減ったタイミングで一枚パシャリ。

チにとっては、ナナちゃん詣はちょっとした験担ぎでもあります。

そんなまさか…な大物との出会い

ランナー受付が行われるのは、スタート・ゴール地点でもあるバンテリンドーム ナゴヤ。

20,000人近いランナーが参加するため、受付票に記載されている引換場所へ行くのも大行列。前日にケガでもしようものなら大問題なので、前の人に続いてゆっくり進み、身分証明書を提示して無事にゼッケンを受け取りました。

ゼッケンを受け取るだけではなく、会場で開催されている「マラソンEXPO」も覗いていくことにしました。

スポンサーブースや飲食ブース、愛知県の魅力を伝えるブースなど、さまざまなブースが立ち並び、サンプルをもらったり、福引に挑戦したりと、お祭りムードに心が高まりました。

そんな中、「え、いいんですか!!」となったのが、MCTオイルを販売していたブースで藤原新さんと直接お話ができるというサプライズ。藤原さんといえば、2012年のロンドン五輪マラソン代表でもあり、現在は指導者としても活躍されているランナー。まさか翌日走る大会のEXPOでお話できるとは思っておらず、完全に不意打ちでした。

列に並びながら見ていると一人ひとりに丁寧にアドバイスをされていて、これは中途半端な会話はいけない…と自分なりに捻り出し、ぶつけてみたのが「集団は抜いた方が良いのか、バラけるまで我慢の走りをした方が良いのか」ということ。

チの走力は、速くもなく遅くもないという絶妙なタイムのため、その分エントリーしているランナーが多く、どうしても集団になってしまいがち。かといって、抜こうとするとジグザグ走らないといけなかったり、少しペースを上げたりしないといけなくなり、足に負担がかかってしまうのです。

……ということを藤原さんに聞いてみたところ、「そういう場合、ハーフまでは捨てましょう」とバッサリ。後半に粘る「ネガティブスプリット」ができるランナーの方が、結果的にタイムが良くなると言われ、己の練習不足はさておき、当日はハーフまでは捨てると心に強く誓いました。

チはどの距離でもイーブンペースを刻むことが多いのですが、トイレで用を足しているうちにペースが分からなくなるという悪癖もあるので、とにかく後半に余力を残すということを約束し、その場をあとにしました。

寒っ!強風の中でのスタート

EXPOでもらった鉄分サプリを摂取し、いざ本番。

ラッキーなことに電車で座席が空いており、うとうとしながらバンテリンドーム ナゴヤへ。

当日は上着などを脱いで手荷物袋に詰め、所定の場所に預け、指定されたブロックでスタートを待つ、という流れになっています。

自分も含め、歩きながら服を脱ぎ、袋に詰めていく手慣れたランナーの姿は何度見ても面白いものなのですが、笑って良いのかどうかは未だにわかりません。

今回指定されたブロックは、ちょうど後ろに仮設トイレがあったので、ここでも大行列に並びました。が…とにかく寒い! 日陰に入ると震え上がるほど寒く、太陽光が一筋だけ射すところで止まれるとラッキー。スタート近辺のステージではウォーミングアップがはじまっていましたが、スタート前に用を足さずにフルマラソンを走り切れるわけがありません(私の場合)。一応、行列でピョコピョコ跳ねたり、屈伸をしたりと、自分なりにもウォーミングアップをしていきます。

そして、いよいよスタート。

ブロックごとに順番に動いていくので、前のブロックが動いたら次…の繰り返しでスタート地点まで向かいます。

写真左側の時計を見てほしいのですが、チはまだスタート目前なのに8分29秒経っています。

この時間も足して、大会公式のスタート時間からゴールまでを計測するのが「グロスタイム」、スタートした瞬間からゴールまでを計測するのが「ネットタイム」といわれています。基本的に、こういった大会で公式のスタート時間から走れるのはトップ選手のみなので、市民ランナーはネットタイムを気にすることが多いです。ただし、関門や制限時間はグロスタイムで定められるので、そこも念頭に置いて走らないといけません。

というわけで、公式から8分35秒遅れでチの名古屋ウィメンズマラソンがスタート。
まずはバンテリンドームから瑞穂方面に向かってまっすぐ進んでいきます。

快晴なのは良かったのですが、何せ風が強い。強風の何が大変かというと、キャップをはじめ、さまざまなものが風にさらわれてしまうということです。
飛ばされたものを取りに戻る方がいると、逆走になってぶつかる可能性も高く、危険性が跳ね上がるのです。

もちろん、何かが飛んできたり、目に砂が入りやすくなったりという難点もあります。

チは以前キャップを飛ばされた苦い経験があるので、両手で頭を押さえるという不可思議なフォームで走らざるを得ない場面が何度もありました。

パンときしめんを食べたい!

今回、自分で用意した補給食は飴とクエン酸ゼリーだけ。名古屋は公式エイドがしっかりしているので、水分はオフィシャルで摂ることにしました。

名古屋でいつも楽しみにしているのが、パン。今年もフジパンが27.5km地点でつぶあんぱんを配布すると発表していたので、そこまで元気よく辿り着けるように、藤原新さんのアドバイス「ネガティブスプリット」を念頭に、無理な追い抜きはせず淡々と走り続けました。

もうひとつ楽しみだったのが、32.5kmのきしめん。

これまでに出場した大会でもラーメンやそうめんを出しているところはあったのですが、きしめんは初めて。走りながら啜れるのか、啜るためには立ち止まるのか…と考えながら走っているうちに、まずはハーフ地点へ。

いつも自分が勝手にフルマラソンにエントリーしているにも関わらず、「まだ同じ距離を走らないといけないのかよ」と悪態が出てくるのってどうしてなんでしょうね。他のランナーのみなさんも同じように思われているのでしょうか。ちなみに、ハーフのちょっと手前を走っていると「えほん生活」の店舗がチラ見えするのが、DEKIRU!編集部に入って初めて気付いたことです。

25kmを過ぎると、遠くに名古屋城が見えてきます。そう、つまりパンも近づいているということです。

27.5kmの給食に向かうと「好きなだけ取っていっていいよ!」という魅惑のエールが。残念ながらポケットは2つ。1つにはゼリーやら飴やらが入っている…ということで、泣く泣く1つだけにしました。

名古屋を走ったことがある方なら「あるある!」と思われるかもしれないのですが、このパン給食から先が鬼門なんです。これまで街中を走ってきたのが、急に風景に生活感が出てくるといいますか、「周囲を見渡しているうちに、気付いたら走れてた!」という感じではなく、ひたすらに自分と向き合う時間のような気がするんです。ちょうど足が疲れてくるタイミングだからかもしれません。

ここで見つけておきたいのが、「コーラをくれる優しい人たち」です。名古屋は私設エイドも充実しており、なかでもコーラをくれる人がこのゾーンに多いように感じます。

チはコーラのことを「マラソンランナーの秘密兵器」と呼んでおり、「コーラあるよ!」と言われるとフラフラ寄っていきます。なんか元気が出るんですよね。結局、3箇所くらいでコーラをいただいたと思います。いつもありがとうございます。

そしていよいよ32.5kmのきしめん給食所へ。ちょうどお腹も空いてきた頃合いだなと近付くと、ここにも大行列が。パッと渡されてサッと取るというイメージだったのですが、食べにくる人が多かったのか、並ばないといけなかったようです。

きしめんを食べたい気持ちと、都合により早めに東京に戻らないといけない事実の間で、ものすごく悩みました。

きしめん、東京、きしめん、東京、きしめん…(この間、約2秒)の結果、スルー。私がもう少し速く走れていたならば…。予定なんてなかったならば…。

などと考えているうちに、はたと気付くわけです。あと10kmぐらいで大会終わっちゃうな、と。

これも理由がわからないのですが、ハーフ地点で「まだ半分もあるなんて信じられない」と憤っていたのが、残り10kmになると「なんとなく名残惜しいな」に気持ちが変わるんです。まぁ、疲れた状態であと10km、1時間くらい走らないといけないのですが。

ラストスパートになると、沿道の応援も多くなります。

もしかしたら聞き間違えかもしれませんが、「アルコールあるよ!」という声も。チはレース1週間前から禁酒をするので体はアルコールを求めており、思わずそちらに向かいそうになるのを必死に止めるのが大変でした。
風からキャップを守ったように、アルコールの誘惑から自分を守ったチ。大人になりました。そういえば藤原新さんに、レース前の禁酒に意味があるのかを聞けば良かったかもしれません。

それまでは淡々と走っていたのが、急に疲れが出たのが38km地点。右足首に違和感を覚えましたが、立ち止まるほどでもなかったので、そのままレースを続行。このタイミングで、「そういえばテーピングするの忘れてた」と気付きました。練習不足ってこういうところにも出るんですね。

ゴール後即帰宅

テーピングのことやきしめんのことなど、考えごとをしている間にも時間は進んでついにゴールへ!

タイムの秒数が「40秒」だったので、なんとか59秒以内にフィニッシュできるようにダッシュをしたのですが、結果を見ると「02秒」。ちょっとだけ悔やまれます。

結果は5時間ちょっとと、今まで名古屋は5時間以内で走っていたので自己ワーストでした。

ただ、まったく練習していないこと、直前まで体調を崩していたことを考えると、現時点の自分として出せる最高のタイムだったんじゃないかなと思います。

ゴールをしても、そこから長いのがマラソン大会あるある。

まずは完走賞のバカラ製タンブラーをいただいたのですが、これが疲れた腕には重たい。。
そしてペットボトルの水、その他完走賞(今回はタオル、Tシャツ、折り畳み傘)を受け取り、預けた荷物の引き取りに。そのまま一旦外へ出て、パン(フジパンのつぶあんぱん!)、ゼリー飲料、甘酒などを追加で受け取り、ノロノロと出口方面へ。

大変嬉しいのですが、いただいたものと自分の荷物を合わせると、たぶん5kgくらいはあったんじゃないでしょうか。フルマラソン走ってきた人には重たすぎます。

この日はどうしても終わってすぐ帰らないといけなかったため、とりあえずスカートと上着を着用し、そのまま地下鉄へ。地下鉄内で新幹線を予約して、名古屋駅に到着後15分で新幹線に乗車というハードスケジュールをこなしました。

新幹線ではつぶあんぱんとビール。

これらを楽しみながら大会のパンフレットを読んでいたのですが、驚いたことに最も参加人数の多い年代が50代だったんです。チは今40代。そろそろ引退かなと思っていたのですが、先輩たちがたくさんいることを知って、もう少し頑張ってみようかなと考えを新たにしました。

名古屋はほぼフラットなコースで、制限時間も7時間と長め。公式・私設ともにエイドも多く、走っていて非常に気持ちの良い大会です。今度こそ余裕をもってきしめんを食べられるように、これから練習を頑張りたいと思います!

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