新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。
今回見つけたのは、鋳物の廃材から生まれたお香 「incense 鋳造」 です!
鋳物工場で生まれる廃材が、まさか“香り”に生まれ変わるとは…。
素材の循環を香りで表現するという、かなりユニークなアップサイクル。
しかも、寺院文化をルーツに持つ企業同士のコラボレーションから生まれたプロダクトだというから気になります。
「鋳物の香りって、どんな香り?」——そんな好奇心を刺激するプロジェクトを発見しました!
鋳物の廃材から香りを抽出

株式会社ヤナギモト(大阪府高石市)と、メゾン・インセンスブランド「東京香堂」がコラボレーションし、お香 「incense 鋳造」 を発売します。
このプロジェクトの特徴は、鋳物を製造する際に生まれる廃材を原料として使用している点。
東京香堂の技術によって、その素材から香りの成分を抽出し、お香として再生しています。
ヤナギモトは1954年創業の鋳造メーカーで、社会インフラに使われる鋳造部品などを製造してきた企業。鋳物の製造過程で生まれる廃材を、香りという形で循環させるという新しい試みが今回のプロジェクトです。
また、東京香堂は日本の伝統的なお香文化とフランスの調香技術を融合したブランドで、原料選定から調香、製造までを一貫して行うインセンスブランドです。
今回のコラボレーションは、どちらも寺院文化をルーツに持つ企業という共通点からスタート。
鋳造と香りという異なる分野の技術が交わり、素材循環という日本的な価値観を表現したプロダクトとして誕生しました。

■商品情報
- 商品名:incense 鋳造
- 価格:3,850円(税込)
- 内容:12本入り
- 燃焼時間:約15分
- 原料:100%ナチュラル
また発売にあわせて、東京・青山でPOP UPイベントが開催されます。
- 日程:2026年4月10日〜12日
- 会場:PORTE AOYAMA(東京都渋谷区神宮前)
- 初日にはレセプションも開催予定
パッケージは、実際に原料が生まれたヤナギモトの工場で撮影された写真を使用。
さらに、ファッションブランド「ALMOSTBLACK」による限定Tシャツ(6型、6,600円)もPOP UPイベント限定で販売されます。


出典:PR TIMES
廃材を“香り”に変える発想が、今の時代に刺さる

今回このプロジェクトに驚いたのは、「鋳物の廃材をお香にする」という発想。
リユース、リサイクル、アップサイクル——。
いまやサステナブルは当たり前の時代ですが、ここまで意外性のあるアップサイクルはなかなか見かけません。
しかも面白いのは、単なる環境配慮プロダクトではなく、文化・アート・香りという領域に踏み込んでいる点。
最近は「ものづくり×カルチャー」のコラボが注目されていて、製造業が自社技術をアートやデザインに展開する動きも増えています。
町工場の技術がプロダクトとして再解釈される流れは、いわば“BtoB技術の再ブランディング”。
さらに香りは、SNSでも人気のライフスタイルジャンル。
「香り」「空間」「体験」をテーマにしたプロダクトは、Z世代やクリエイター層にも広がりやすい分野です。
そして何より気になるのが、鋳物の廃材から生まれる香りってどんな匂いなのかということ。
金属の記憶を宿した香りなのか、工場の空気を感じる香りなのか。
プロダクトのストーリーそのものが、かなり想像力を刺激します。
チャレンジみっけ!
今回見つけたチャレンジは…
- 製造業の廃材を感性プロダクトへ転換(アップサイクル戦略)
- 鋳造技術と調香技術を掛け合わせた異業種コラボ(クロスイノベーション)
- 町工場の技術をカルチャー領域へ拡張(ブランド再定義)
工業素材が「香り」という体験価値に変わる——。
これは、ものづくり企業の新しい可能性かもしれません。
一緒に考えてみよう
社会的にリユース、リサイクル、アップサイクルは当たり前になりました。
それでも、こんな「意外すぎる再利用」がまだあるんですね。
工場の廃材が、まさか香りになるとは。
もしかすると、私たちの身の回りにも「捨てるしかない」と思っている素材の中に、新しい価値のタネが眠っているのかもしれません。
あなたの周りに、
「これ、なんとか再利用できないかな?」
と思っているものはありますか?
その発想が、次のチャレンジになるかもしれません。