新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。
今回見つけたのは、公式コラボで誕生した『るるぶ北斗の拳』です!
旅行ガイドブックの王道といえば「るるぶ」。
その“国内旅行の代名詞”が、まさかの世紀末バトル漫画『北斗の拳』とタッグを組むとは……。
「お前はもう死んでいる」で知られるあの世界を、“見る・遊ぶ・泊まる”の切り口で案内するという、かなり攻めた一冊。
これは、ただのコラボ本では終わらなさそうです。
作中の世紀末世界へ、ガイドブック片手に旅しよう

株式会社JTBパブリッシングは、漫画『北斗の拳』の作品世界を、旅行ガイドブック「るるぶ」のフォーマットで紹介する『るるぶ北斗の拳』を、2026年3月23日(月)に発売します。
本書は、原作・武論尊、漫画・原哲夫による世紀末バトル漫画『北斗の拳』の世界を、“バーチャル旅行”として楽しめるガイドブックです。
作中の舞台を「KING支配域」や「マミヤの村周辺」など9つのエリアに分け、ケンシロウや強敵(とも)たちが歩んだ道のりを、モデルルートとして紹介しています。

特徴的なのは、るるぶおなじみの編集スタイルを大胆に作品世界へ落とし込んでいる点です。
物語序盤でケンシロウが罠にかかるシーンは「遊ぶ(ストリートアトラクション)」として紹介され、収監された牢屋は「泊まる」スポットとして案内されるなど、「見る・食べる・遊ぶ」という切り口で、各スポットのみどころが解説されています。

さらに、ケンシロウと強敵たちの名バトルを振り返る「闘いの史跡散策」や、誌面ならではの遊び心ある企画も収録。
巻頭特集では、2026年に放映予定の新作アニメに関する情報も掲載されており、単なるストーリー解説にとどまらない読み物として構成されています。
『るるぶ北斗の拳』は、AB判・全112ページのオールカラー仕様で、定価は税込1,650円。
全国の書店およびネット書店で販売される予定です。
出典:PR TIMES
“読むだけじゃない”。名作マンガを、旅の視点で楽しもう
なぜ今、「るるぶ×北斗の拳」なのでしょうか。
その背景には、長年愛されてきた作品を、どう現代の体験として再提示するかという視点が見えてきます。
近年、平成レトロや80〜90年代カルチャーの再評価が進み、Z世代やミレニアル世代を巻き込んだ“再発見消費”が広がっています。
『北斗の拳』は40年以上前に連載が始まった作品でありながら、新作アニメの放映も予定されるなど、いま再び注目を集める存在です。
JTBパブリッシングが選んだのは、「読む」でも「観る」でもない、“旅する”という第三の楽しみ方。
現実の観光地を紹介してきた編集ノウハウを、あえて架空の世界に応用することで、「作品世界を歩いている気分になる」という新しい体験価値を生み出しています。
推し活や聖地巡礼が一般化した今、物理的に行けない場所を“誌面で巡る”という発想は、SNSとの相性も抜群。
安心感のある「るるぶ」ブランドだからこそ成立した、大胆で遊び心のあるチャレンジだと感じます。
チャレンジみっけ!
今回見つけたチャレンジは…
- 長年親しまれてきたマンガ作品を、「読むもの」から「体験するもの」へと再定義した点
(ノスタルジー再設計/リフレーミング戦略) - 実在しない世界観を、旅行ガイドという既存フォーマットで本気で案内した点(ブランド資産の横展開/フォーマット転用戦略)
- 新作アニメ放映のタイミングと重ね、世代を超えた接点づくりを狙っている点
(クロスメディア連動/ファンベース拡張戦略)
一緒に考えてみよう
子どもの頃に夢中になった物語を、まったく別の角度から味わい直す。
そんな体験が、いま多くの人の心を動かしているのかもしれません。
今回『北斗の拳』とコラボしたるるぶですが、
あなたなら、どんな名作マンガの舞台を「るるぶ」でガイドしてほしいですか?
昔の思い出の中に、次のトレンドのヒントが眠っているかもしれません。