新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。
今回見つけたのは、飲み物を注いだ瞬間、ふわっと光が立ち上がり“デスクの空気まで変えてしまう”未来系マグカップです!

最初は「陶磁器風のガジェットなのかな?」と思ったのですが……実は本物の徳化白磁。
そこにピクセルアニメーションが浮かび上がる光景は、まるで“手のひらサイズのメディア”。
日常をちょっとだけ未来にする、新感覚の日用品でした。
世界初の“徳化白磁 × AI × ピクセル”で生まれた新ジャンルのデジタルマグ

PixelMug P1は、世界で初めて 「徳化白磁 × AIセンサー × ピクセルディスプレイ」 を融合したデジタルマグカップ。
飲み物を注ぐと、白磁の内側からふわりと光が立ち上がり、飲み物の温度・天気・時計・メッセージが、アニメーションとして浮かび上がるという、“飲む”に体験を重ねた全く新しいアイテムです。
徳化白磁は、ルーブル美術館、大英博物館、メトロポリタン美術館など、世界的な美術館が所蔵する名品として知られる素材。その“世界的に認められた美”の中に、32×16ピクセルのキャンバスを内蔵して映像を描き出す高度な技術により、マグ表面に自然にアニメーションが浮かび上がる構造になっています。まさに、クラフトとテクノロジーの融合。
使い方も直感的で、専用アプリでデザインを作成・選択するだけ。
豊富なツールを使ってオリジナルのデザインを作ることもできれば、ギャラリーから好きなアニメーションを選ぶことも可能。日常の気分やシーンに合わせた“マグの表情”を楽しめるようになっています。

伝統素材の美しさとデジタル表現の動きが重なり合い、「日用品=静的な道具」という常識を軽やかにアップデートした、まったく新しいデジタル日用品です。
出典:PR TIMES
「日用品がデバイス化する時代」の象徴となるプロダクト

PixelMug P1を取り上げた理由。それは、いま確実に広がっている“日用品のデバイス化”という潮流を象徴する存在だからです。
Z世代を中心に、SNSではスマホケースやAirPodsケースなど「自分らしさを表現できる小物」が人気上昇中。
その自己表現の波が、ついに“食器”へ到達した——そんな感覚がこのマグにはあります。
徳化白磁という伝統素材にピクセルアニメーションが重なるギャップは、まさに現代の美意識にフィットする“異素材ミックス”。
ステッカー文化の延長線上で、マグ自体を“毎日表情が変わるアイテム”として楽しむ人も増えそうです。
さらに、飲み物を注ぐと自動で光が立ち上がる仕組みは、日常の動作に自然に寄り添いながら、デスクの空気を少しだけ柔らかくする力があります。
「話しかけてOK」「今は集中中…」といったさりげない意思表示にも使えるため、リモートワークやオフィスワークのコミュニケーション課題にも相性抜群。
“未来的すぎない未来感”。
その絶妙なバランスが、デザイン好き・ガジェット好き・自己表現好きの心をつかみ、ブルーオーシャンを切り開くプロダクトだと感じました。
チャレンジみっけ!
今回見つけたチャレンジは…
- 世界的に評価される徳化白磁と最新デジタル技術の融合に挑戦した点(クラフト×テック戦略)
- “飲む道具”を、自己表現とコミュニケーションの媒体へ再定義した点(UX価値転換)
- デスクの心理的距離を縮める“視覚的サイン”を、日用品に組み込んだ点(ワークスタイル・イノベーション)
飲み物を注ぐたび、小さな光がふわっと立ち上がる——その瞬間が、日常に新しい体験価値を生み出していきそうです。
そして気づくのは、まだまだ“デジタル化の余白”が私たちの身の回りに眠っているということ。
もしあなたなら、どんな日用品にピクセルディスプレイを仕込んでみたいですか?