こんにちは。DEKIRU!編集部スタッフAです。
前回に引き続き、わかさ生活の角谷社長のエピソードをお伝えします。
何かを考える時は《現地》に《時間を変えて》見に行ってみる
社長「ちなみに、何曜日が一番人が多かったと思う?」
ボク「……そりゃ、やっぱり土日だと思いますけど、観光地だし」
社長「そう考えちゃうよね。でも、わたしが3回行った中での話だけど、一番人が多かったのは”火曜日”だったんだ。理由はわかる?」
ボク「うーん……わからないです……なんでなんですか?」
社長「”団体客”が沢山いたんだよね。シニア向けのツアーと、あと修学旅行生」
ボク「……なるほど、確かに。そういうのって平日にやりますもんね」
社長「そう。答えを知ると”あー、確かに”なんだけど、これ、実際に見て、体験しないと気付けないんだよ」
社長「そうなるとさ、例えば、新しいサービスや商品、PRを考える時に
➡《週末に、休暇を利用してやってくる友達、恋人、家族》を想像しながら➡《平日に、行事としてやってくるシニア、学生、団体》を想像しながら
だと、全然変わってくるでしょ」
ボク「はい、たぶん商品の中身が同じでも、パッケージも、広告の言葉も、広告のやり方も、全部違ってくると思います」
社長「そうそう、それを見てみたくてさ。で~」
さらっと。
その日、その話はさらっと終わって、仕事の本題の話になりました。
数日経って、わたしの心に一番残っていたのは
「何かを考える時は《現地》に《時間を変えて》見に行ってみる」
ということでした。
カッチカチのビジネスの用語、話だと
「定量調査」とか「定性調査」とか、
「デモグラフィック」とか「サイコグラフィック」とか
「ジオグラフィック」とか「ビヘイヴィア」とか
小難しい言葉で説明されているような話なんでしょう。
でも、そんな難しいことを座学で勉強して「使いこなせている」人はどれだけいるでしょう。
現にわたしは、そういう事を知りたくて本で勉強をしたことがありますが、使いこなせている自信はありませんし、こんな横文字を使っても「……で? それで?」と言われるイメージしか沸きません。
人の心は「思っているより簡単でわかりやすい」のかもしれない
「週末に、親しい人たちと、自発的に旅行に来ている時」
と
「平日に、団体で“行事的”に来ている人たちの気持ち」
それぞれのシチュエーションで
「伊勢神宮を見たついでに、おかげ横丁に寄ってみようか」
となったとき、自分はどんな気持ちになっているか。
その気持ちをぴったり表した看板を見たら
「おっ! まさにこう思ってたんだよ!笑」
と、つい嬉しくなって商品を見るだろうな、と思います。
そんなことを「無意識レベルに、当たり前に楽しむ」ことができれば、
365日でどんなに「新しい発見」があるんだろう、と思います。
角谷社長は、たぶんそんな目で世界を見ているんだろうな、とひしひしと感じます。
週に一回放送されるアニメでも
「最新話、観た!? まさかあんな展開になるとは! 次はさ……」
と楽しく話せるのに、
それくらい面白いコンテンツが
「毎日ある」
「時には、1日に何個もある」
となると……そりゃ、いろいろ話したくなりますよね。
しかもそれが「仕事」、「ビジネス」に繋がるなんて。
社長が昔からよく言う口ぐせに「仕事はゲームだ」というものがあります。
角谷社長はたぶん、
「毎日、面白いゲームを見つけて」
「そのゲームのプレイ方法、攻略法を考えて楽しんでる」
んでしょう。
本当に、近くにいて飽きない人です。
それでは、また!
前編はこちらから。