【後編】あの社長が「1ヵ月で3回」も伊勢神宮に行った理由

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【後編】あの社長が「1ヵ月で3回」も伊勢神宮に行った理由

こんにちは。DEKIRU!編集部スタッフAです。

前回に引き続き、わかさ生活の角谷社長のエピソードをお伝えします。

何かを考える時は《現地》に《時間を変えて》見に行ってみる

社長「ちなみに、何曜日が一番人が多かったと思う?」

ボク「……そりゃ、やっぱり土日だと思いますけど、観光地だし」

社長「そう考えちゃうよね。でも、わたしが3回行った中での話だけど、一番人が多かったのは”火曜日”だったんだ。理由はわかる?」

ボク「うーん……わからないです……なんでなんですか?」

社長「”団体客”が沢山いたんだよね。シニア向けのツアーと、あと修学旅行生」

ボク「……なるほど、確かに。そういうのって平日にやりますもんね」

社長「そう。答えを知ると”あー、確かに”なんだけど、これ、実際に見て、体験しないと気付けないんだよ」

社長「そうなるとさ、例えば、新しいサービスや商品、PRを考える時に

➡《週末に、休暇を利用してやってくる友達、恋人、家族》を想像しながら➡《平日に、行事としてやってくるシニア、学生、団体》を想像しながら

だと、全然変わってくるでしょ」

ボク「はい、たぶん商品の中身が同じでも、パッケージも、広告の言葉も、広告のやり方も、全部違ってくると思います」

社長「そうそう、それを見てみたくてさ。で~」

さらっと。
その日、その話はさらっと終わって、仕事の本題の話になりました。

数日経って、わたしの心に一番残っていたのは
「何かを考える時は《現地》に《時間を変えて》見に行ってみる」
ということでした。

カッチカチのビジネスの用語、話だと
「定量調査」とか「定性調査」とか、
「デモグラフィック」とか「サイコグラフィック」とか
「ジオグラフィック」とか「ビヘイヴィア」とか
小難しい言葉で説明されているような話なんでしょう。

でも、そんな難しいことを座学で勉強して「使いこなせている」人はどれだけいるでしょう。
現にわたしは、そういう事を知りたくて本で勉強をしたことがありますが、使いこなせている自信はありませんし、こんな横文字を使っても「……で? それで?」と言われるイメージしか沸きません。

人の心は「思っているより簡単でわかりやすい」のかもしれない

「週末に、親しい人たちと、自発的に旅行に来ている時」

「平日に、団体で“行事的”に来ている人たちの気持ち」

それぞれのシチュエーションで
「伊勢神宮を見たついでに、おかげ横丁に寄ってみようか」
となったとき、自分はどんな気持ちになっているか。

その気持ちをぴったり表した看板を見たら
「おっ! まさにこう思ってたんだよ!笑」
と、つい嬉しくなって商品を見るだろうな、と思います。

そんなことを「無意識レベルに、当たり前に楽しむ」ことができれば、
365日でどんなに「新しい発見」があるんだろう、と思います。

角谷社長は、たぶんそんな目で世界を見ているんだろうな、とひしひしと感じます。

週に一回放送されるアニメでも
「最新話、観た!? まさかあんな展開になるとは! 次はさ……」
と楽しく話せるのに、

それくらい面白いコンテンツが
「毎日ある」
「時には、1日に何個もある」
となると……そりゃ、いろいろ話したくなりますよね。

しかもそれが「仕事」、「ビジネス」に繋がるなんて。
社長が昔からよく言う口ぐせに「仕事はゲームだ」というものがあります。

角谷社長はたぶん、
「毎日、面白いゲームを見つけて」
「そのゲームのプレイ方法、攻略法を考えて楽しんでる」
んでしょう。
本当に、近くにいて飽きない人です。

それでは、また!

前編はこちらから。

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