いつも突然始まる、面白い話
「そういえば、先月3回、伊勢神宮に行ったんだよね」
わかさ生活の角谷社長が急に言いました。
そりゃ、こう聞きますよね。
「え? なんでですか?」と。
角谷社長は“ナチュラル・ボーン・マーケター”
こんにちは、DEKIRU!編集部のスタッフAです。
先日、わかさ生活の角谷社長と話したときのエピソードが面白く、みなさんにお伝えしたいと思います。
角谷社長は、本社には週に1~2回程度しか顔を出さないそうです。
毎週木曜日にラジオの収録があるので、その収録で。
それ以外はランダムな感じです。
コロナ以降、オンラインMTGが当たり前になったので社長がオフィスにいない日もオンラインで仕事の話は日々できるのですが、それでもやっぱり「社長に直接話せる、意見を貰える」という機会は大人気で、社長が本社に来ると多くの社員が
(この件、社長に直接聞いてみたい……!)
とチャンスを伺うそうです。
そんな社長についた異名は「ナチュラル・ボーン・マーケター」。
“生まれつきのマーケター”なので、
オフィスの机でパソコンとにらめっこ、みたいなことはしてません。
いつもどこかに行っており、何かを見つけて戻ってきます。
なので「仕事を進めるため”だけ”の事務的な報告、MTG」はしません。
「そんなのはやって当たり前」だし、メールや社内ツールのテキスト報告で十分なものもあります。
せっかく「人」と「人」が直接話すシーンなのだから、
そういう「お決まりシゴトのご報告」では生まれない
「新しいインスピレーション」を生み出そうとしてくれます。
なので社長とのMTGは「報告」というよりは、
たぶん、第三者的に見ると「雑談が多い」MTGだといいます。
しかしその根底には、常に「新しいマーケティングを考えている脳」が働いているのをひしひしと感じます。
(なんじゃ、その話)と思ったものが
「……あっ!? それ、あの仕事と繋がっていたんですか!!」
となったり、
「確かに、共通項がある……」
となったり。
(やることやって9時17時で帰りてぇ~)
と考えるような人には楽しさはわからないでしょうが、
「仕事で面白いことしたい……」
「この人から学んで成長したい……」
「自分も、なにかで成功したい……一旗揚げてみたい……」
というマインドだと、学びの宝庫でめっちゃ楽しいです。
とはいえ、わかさ生活は「9時17時マインドの人はお断りだよ」という会社では全くありません。
時間勤務で働いているパートナーさんも多い、歴史あるしっかり企業です。
会社の考え方は「その人、その人に合った働き方を」です。
↑に書いているのは、あくまで私の考えでございますので、ご容赦くださいませ。
「3回通い」の理由
社長「そういえば、先月3回、伊勢神宮に行ったんだよね」
ボク「3回!? え、なんでですか? お参りですか?」
社長「違う違う。“おかげ横丁”を見に行ったんだよ」
社長「わたしは”赤福”って《お土産》っていう商品、ビジネス、サービスのなかでもすごく成功してる、多くの人が喜んでいる物だと思ってるんだけど」
ボク「あー、僕も好きです、赤福。でもなんで3回も?」
社長「“時間”を変えたくてね」
ボク「……時間、を?」
社長は当たり前のように理由を教えてくれました。
社長「それを“実際に買っている人たち”っていうのは、どんな時間に、どんな人が、どんな集団で、どんな顔でいるのかなって、気になってね」
社長「同じ商品、同じ場所でも“時間”によって、そこにいる人たち、買われ方、表情は全く違うんだよ」
果たして、社長は3回足を運んで何を見つけたのでしょうか?
後編をお楽しみに!