「好きなこと」さえ見つかれば、世界は自分で変えられる。
叶えたい夢は、口にしないと何も始まりません。
夢を言い続けていたら、今度は自然と周りにポジティブな人たちが集まり始め、どんどん協力してくれるようになりました。そして、いろんなことが実現できるようになったのです。
これは、わかさ生活創業者である角谷建耀知の著書『やりたいことが見つかる魔法のノート』の一節です。
本書は2020年に刊行した『大人も知らない夢の見つけ方 女子高生と魔法のノート』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)を改訂し、装いを新たにしたものです。
この本では、実際に夢を叶えるために角谷が大切にしていることをブルブルくんからのコトとして盛り込み、女子高生の紫藤結月がサポートを受けながら夢を叶えていく様子を描いています。
noteでは、本書の序文にあたる「はじめに」を全文公開いたします。
はじめに
「好きなこと」さえ見つかれば、世界は自分で変えられる。
「夢がない」とか「どうせできない」と言っていませんか?
それは、本当に「夢がない」「できない」のではなく、ただ一歩踏み出せないだけ。
会社でリーダーになりたい。幸せな結婚がしたい。おしゃれなカフェを開店したい……。
描いている夢は人それぞれだと思います。
では、あなたはその夢を周りの人に伝えていますか?
「実現できないかもしれない」「いざやってみて失敗したとき恥ずかしい」と考えて、胸の内にしまい込んでいないでしょうか。
叶えたい夢は、口にしないと何も始まりません。
「こうしたいと思っている」ことは言葉にして話すことで、周りの人は初めてその人の想い(夢)を知ります。
想いが伝われば、中には協力してあげたいという人も出てきます。
「こんな本が参考になるかもよ」「知り合いを紹介しようか」「こんな資格があるけど受けてみない」などの情報も、黙っていては集まって来ません。
どうやったら自分の夢が見つかるかはその人次第です。夢を口に出し、言い続けることで、自然と周りには協力してくれる人が現れます。そして、やり続けることでいつか夢は叶います。
私も自分の夢が見つからない(わからない)ときがありました。
その当時は自信もなく、気づかないうちにネガティブな言葉を使っていました。そうすると、周りに集まる人もネガティブな人ばかりでした。おかげで売上金を盗まれたり、大切な仲間がいきなり引き抜かれたりと、仕事も失敗ばかりでうまくいかないことだらけ。
でも30歳を越えたころ、ある人の一言で自分の本当にやりたいことを見つけることができたのです。
その夢を言い続けていたら、今度は自然と周りにポジティブな人たちが集まり始め、どんどん協力してくれるようになりました。そして、いろんなことが実現できるようになったのです。
もし、いったん夢を諦めたとしても、「あのとき言っていたやりたいことってどうなった?」と聞いてくれる人が現れて、再び自分を奮い立たせてくれるでしょう。
「実現できないかもしれない」「いざやってみて失敗したとき恥ずかしい」と考えるのではなく、素直に自分が成し遂げたい夢を口に出してみてください。
夢を言葉にすることで、自分自身を励ますことにもなります。
私がびっくりした実験結果ですが、花を育てるときに毎日、「今日はいい天気ね!」「今日はこんなことをするんだ! 楽しみなんだ!」とプラスの話をして育てた花と、「あいつは◯◯だ!」「◯◯は嫌いだ」とマイナスの話をしながら育てた花では、花が咲く確率が大きく変わるんです。
自分のコトバは、自分が一番聞いてますので、マイナスな言葉はできるだけ使わないことが大切ですね。
私は壁にもよくぶつかってしまうのですが、そんなとき、どうやって乗り越えてきたか……と思い返すと、それは「言魂(ことば)」でした。
私自身がいろんな人からもらった言葉で成長することができていたのです。
また、私の言葉を胸に年月が経っても頑張ってくれている人がいるということを知りました。
「昔、角谷さんから言ってもらった言葉があるから今でも頑張れています」
「入社したときに言ってもらった言葉、10年経った今でも原動力になっています」
そんなカッコいいこと言ったかな……、と思うのですが、『私の言葉で前を向くきっかけが作れるのであれば』と思い、この本を作ることを決めました。
この本は私自身の経験の中で夢を叶えるために大切にしていることを、ブルブルくんの教え(コトバ)として盛り込んでいます。
この本の主人公のように、ブルブルくんが“夢の案内人”として、夢を見つけて叶えるためのヒントとなり、一歩を踏み出すキッカケになれば幸いです。
お知らせ
「魔法のノート」シリーズとして2021年に発行した『夢を叶える イメージマップの創り方』のリメイク版『夢を叶える思考の地図』が2025年1月31日に発売されます。こちらもぜひチェックしてください。