わかさ生活の四半世紀にわたる社会貢献活動の軌跡と、その根底にある角谷建耀知社長の想いに迫った書籍『社会を元気にしたら会社も貢献だった 「最高」の経営戦略は社会貢献だった』。
連載第4回となる今回は、実際にこの本を読んだわかさ生活の社員たちの声をお届けします。著者・谷垣吉彦さんが驚愕したほどの社会貢献に注ぐ規格外な熱量は、共に働く仲間たちの目にどう映っているのでしょうか。
長年活動を共にしてきたベテランから、入社したばかりの新入社員まで。立場やキャリアは違えど、一冊の本を通じて、自分たちの存在意義を再確認した社員たちのリアルな感想をご紹介します。
社員10人の声
(1)
大変読みやすい書籍でした。 冒頭、ここ2~3年で実施してきた社会貢献の話だけかと思ったのですがまさか25年以上前から社会貢献をコツコツと実施されていた通過点で発刊された書籍だということを知り大変驚きました。 本来、社会貢献と言えば物事が起こった年だけや一過性のモノのイメージが大きいですが継続することを考えて始めからスタートしていることからここまで多くの支援ができてきたのだと納得しました。また、次代につなぐための活動をメインとされている印象でわかさ生活の歴史だけでなく日本の出来事についても知る機会となる書籍だと思います。
25年以上という歳月を「コツコツと」積み上げてきた重みに、改めて驚きを感じたという声です。スポット的な支援ではなく、初めから継続を前提とした仕組み(一縁のeye基金など)があったからこそ、今のわかさ生活があるのだと深く納得させられますね。
(2)
社会を元気にしたら会社も元気になった」を読んで、仕事のやりがいについて改めて考えさせられました。社会のためにできることを大切してきた会社の姿勢があったからこそ、今の私たちの働きやすさや誇りにつながっているのだと感じます。日々の仕事に追われると忘れがちですが、自分の行動が誰かの役に立っていると意識できると仕事も前向きになります。私も一社員として小さなことから取り組んでいきたいです。
「自分の行動が誰かの役に立っている」という実感は、働く上での最強のエネルギーになります。会社の姿勢が社員の「誇り」や「働きやすさ」に直結しているという点は、本書が説く「最高の経営戦略」の本質を突いています。
(3)
一言で表すと「自分も元気になれる本」!角谷代表の考え方に触れられるこの本を読むと、自分にも何か出来るかもしれないという勇気が湧いてきます。 社会貢献の内容を羅列しているのではなく「わかさ生活は何故その活動をするのか?」という根底を理解できる内容でした。 表層で寄付などをしている会社や団体と違い、角谷代表が「目的」をはっきりと脳裏に描かれているからこそ長年に渡って意義深い活動が続けられているのだと思いました。 そして我々スタッフたちはその想いや背景を理解し、共感し、次の世代にもバトンを繋いでいきたいです。
単なる活動の記録ではなく、その根底にある「なぜやるのか」という目的意識に触れ、勇気をもらったという感想です。角谷社長が描くビジョンが、次世代へつなぐべきバトンとして社員に受け継がれている様子が伝わります。
(4)
『社会を元気にしたら会社も元気になった』を読み、わかさ生活の社会貢献への取り組みは、単なるCSR(企業の社会的責任)の枠を超えた「本気」の行動であることを再認識しました。困っている人を助けたいという角谷代表の想いは「度がすぎる」ほどに熱く、支援を必要とする方々への手厚いフォローには、真の優しさと覚悟を感じます。 特に印象的だったのは、顧客と共に社会貢献を行うという姿勢です。支援の輪を広げ、つながり合う社会を目指すことは、誰にとっても優しい世界の実現につながると感じました。人は効率よりも幸福を求め、競争より助け合いの中に豊かさを見出す存在なのだという考えにも共感します。 この長年の取り組みが経営にも良い影響をもたらしていることから、社会貢献はわかさ生活の根幹であり、なくてはならない要素だと確信しています。
「効率よりも幸福を求める」という人間らしい価値観への共感が示されています。「度がすぎる」ほどの熱量は、独りよがりなものではなく、お客様をも巻き込んで「優しい世界」を作ろうとする覚悟の現れなのだと感じさせられます。
(5)
本書の編集・発行に心より感謝申し上げます。 他社とは違うが「わかさ生活では当たり前」として積み重ねてきた価値観と行動が、継承へつながる手引きとして提示され、深く腑に落ちました。 読み進めるたび、お客さまや子どもたち、ブラインドランナーと伴走者、劇団員、被災地の方々の顔が浮かび、 またそれらに真摯に向き合った仲間の姿勢も思い出されます。 相手を理解し続ける心と行動を仕組みに落とし込み、利益より先に目的と価値を定めて追求する――その営みの中で私たちは試行錯誤し、学び、成果を積み上げてきました。 時代や働き方が変わっても、この本質は変わらない。 規模の大小にかかわらず同じ志の活動が広がれば、社会も経済もきっと元気になる。 本書がその契機となり、豊かな心をもつ人と企業が一つでも多く生まれることを願っています。
社内で「当たり前」として行われてきたことの価値を、客観的な視点を持つ本書によって再発見したという深い洞察です。関わってきた多くの人々の顔が浮かぶという言葉に、活動が単なる業務ではなく、心の通った交流であったことが凝縮されています。
(6)
この本は、『社会貢献版わかさ生活の歴史』です。自分が関わった活動以外にも今まで知らなかった事が書かれていて、「あの時は大変だけど充実してたなぁ」とか「へ~、こんな事があったんだ」と様々な感情を掻き立てられました。文中にもあったように、社会貢献活動は誰かのためにやっているようで、自分たちが一番元気をもらっていると思います。そんな活動を続けさせてくれる会社を誇りに思うと同時に、自分が何かの役に立つ事の喜びが、読んでくださる皆さんの心にも届くと嬉しいなと思います。
「自分たちが一番元気をもらっている」という言葉に、わかさ生活の「三方よし」が体現されています。苦労を「充実」と感じられる環境こそが、社会を元気にし、結果として会社を強くする源泉なのでしょう。
(7)
この本では様々な社会貢献活動が紹介されていましたが、特に被災地支援の取り組みが印象に残りました。能登半島地震の際には、義援金や自社商品の提供にとどまらず、農家の経営継続を支えるためブルーベリーの仕入先として提携した点に心を動かされました。北欧産ビルベリーにこだわっているから国産ブルーベリーは使えないと切り捨てるのではなく、新商品開発を通じて安定的な支援につなげた姿勢から、社会貢献を継続するためには柔軟な発想と実行力が必要であると学びました。 また、東日本大震災の際には被災者に就職先を提供するだけでなく、東北に支社を設立し、安全性の高いビルを選定するなど、生活基盤を重視した支援が行われていたことも印象的でした。さらに芋煮会を開催するなど被災者が安心して新生活を始められるよう配慮する姿勢から、物質的援助だけでなく心の支えをつくることの重要性を感じました。 これまで私は募金など限られた形でしか社会貢献を考えていませんでしたが、今回の読書を通じて、自分にもできることがあると気づきました。これからは被災地支援をはじめ、自分にできることから実行し、社会に役立てよう努めていきたいと思います。
能登や東北での具体的なエピソードから、「仕組み」としての支援の重要性を学んだという前向きな声です。単なる寄付で終わらせず、雇用や販路を創出する。その「本気」の支援の形が、一社員の行動変容を促すきっかけとなっています。
(8)
社会貢献、普通ならボランティア活動と結びついて考えることが多いかと思うのですが、 不思議とわかさ生活で行っている様々な活動をボランティアと考えたことがないなと、 今更ながら感じました。 もちろん社内でそう言った言い方をしないというのも理由ですが、一般的に イメージされる施しというような感覚が全くないことも大きな理由のような気がします。 する側される側ではない行動、共にあるというのが基本の考え方だからなのかなと 感じました。 あらためて本になり今までの社会貢献活動を振り返った時、 こんなにたくさんのことをしてきたんだという驚きがあります。 震災の復興支援のために、仙台に支社を創るということを聞いて、 わかさ生活のすごさを感じましたし、 とてもびっくりしてそんな形の支援があるんだとも思いました。 継続の力と思いもつかないような応援の形を再認識させられた1冊です。
「する側・される側」という境界線を越えて「共にある」という感覚。これこそが角谷社長が語る「私たちはボランティアじゃない」という言葉の真意かもしれません。支社設立という大胆な支援の形に、身内ながら驚きと誇りを感じたようです。
(9)
わかさ生活で長く働かせていただき リアルタイムで経験させてもらっているのに忘れていることが多く、 初心に戻り、読ませていただきました。 代表の深い想いの元。多くの活動に参加させていただいている環境に感謝します。 新しいメンバーに私たちベテランが代表の想い、継続することの大切さを伝えきれていないと反省しました。 メノコト元気教室に何度も関わらせていただき、先日700回を迎えました。 この環境は当たり前ではなく わかさ生活だから出来る内容にブラッシュアップしていき 子供たちがサプリメントが必要になった時 目で困った時に思い出してもらえるように努めます。 今の気持ちを忘れず わかさ生活の一員として代表の想いを伝えていきます。
700回を迎えた「メノコト元気教室」に関わってきたベテラン社員の、身の引き締まるような決意です。リアルタイムで経験してきたからこそ、その意義を風化させず、初心を次世代へつないでいくことの重要性を噛み締めています。
(10)
今回この本を読んで、まずは自分がわかさ生活の一員であることを誇りに感じました。日々の業務に取り組む中ではなかなか見えにくい活動の背景や想いが丁寧に描かれていて、「自分の仕事も確かに社会につながっているんだ」と実感することができました。特に震災支援、東北支社のエピソードが印象的でした。〇〇会社が寄付をした、みたいな話はよく聞くけど、支社を立て雇用を生む。ここまで困っている人のために何かをする企業はなかなかないと感じましたし、会社全体が一丸となって人のために動く姿勢にも大きな感動を覚えました。 私自身も今年6月に入社し、社会貢献活動に興味を持ち参加しているのですが、その経験と重ね合わせることで、本に描かれている活動がさらに身近に感じられました。また、盲導犬やメノコト元気教室の取り組みといった長年継続されてきた活動の意味を知ることで、自分の業務にも更にモチベーションが生まれました。 この本は、社会に向けた取り組みをただ美談として紹介するだけでなく、社員一人ひとりが「わかさ生活の存在意義」を再確認できる大切な一冊だと思います。また、新入社員研修でも、是非活用していきたい一冊だと感じました。
今年6月に入社したばかりのフレッシュな視点です。日々の業務の背後にある「巨大な善意の物語」を知ることで、仕事への誇りとモチベーションが芽生えたとのこと。まさに本書が、社内のアイデンティティを形成する教科書となっていることがわかります。
最後に
10人の社員たちの声を通じて見えてきたのは、書籍に描かれた「度が過ぎる熱量」が、決して社長一人のものではなく、社員たちの「誇り」や「やりがい」として現場に深く根付いているという事実でした。
一過性の寄付ではなく、雇用を生み、販路を作り、心のケアを10年、20年と続ける。その一見不合理にも思える本気の継続こそが、社員の帰属意識を高め、自律的な行動を促す「最高の経営戦略」として機能しているように感じます。
「社会貢献は、会社がつぶれるまでやる」 角谷社長のこの言葉が、社員たちの手によってどのように次世代へと引き継がれ、さらなる広がりを見せていくのか。わかさ生活の挑戦は、これからも続いていきます。