新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。
今回見つけたのは、自分ひとりでラリー練習ができる“未来のパートナー級”AIテニスロボットです。

ボールを投げてくれるマシンは、これまでもありました。
でも、返球に反応してポジションを取り直し、実戦さながらのテンポで“生きたボール”を返してくる——
そんな存在が、ついに現実に。
しかも、ショットのデータをAIが分析・記録。
練習相手であり、データコーチでもあるこのロボットが、テニスの常識を静かに塗り替えようとしています。
世界初のラリー体験を実現。自律走行型AIテニスロボット「Acemate」
IoT・スマートホーム事業を手がけるSWITCHBOT株式会社は、自律走行型AIテニスロボット「Acemate テニスロボット」の予約販売を、2026年2月6日(金)より開始しました。SWITCHBOTは「IoTデバイスNo.1ブランド(※2022年11月 家電Biz調べ)」として知られ、本製品は米TIME誌の「TIME BEST INVENTIONS 2025」に選出されるなど、世界的にも高い注目を集めています。

Acemateは、ボールを一定間隔で打ち出す従来の球出し機とは異なり、プレイヤーの打球に反応して自ら移動し、ラリーを成立させるという点が最大の特徴です。
4つのメカナムホイールによる360°全方位移動と、AIと4KカメラによるデュアルAIビジョンを搭載。放たれた打球をリアルタイムで解析し、弾道を予測しながらポジションを取り、実戦さながらのテンポで「生きたボール」を返球します。自走してラリー練習ができる市販ロボットとしては世界初※とされています。
さらにAcemateは、練習内容を記録・分析するAIコーチ機能も備えています。ショットの最大・平均速度、ネット通過時の高さ、イン・アウト判定、着弾点などをリアルタイムで解析し、アプリに記録。蓄積されたデータをもとに、AIがトレーニングの方向性をアドバイスすることで、練習の質を高めるサポートを行います。
練習モードも柔軟で、ボールマシンモードでは発球間隔や速度、方向、スピンなどを自在にカスタマイズ可能。左右への振り回しやボレー特化など、実戦的なプリセットメニューも用意されています。本体はポータブル設計で、スマートフォンからラジコン感覚で操作できる点も特徴です。公式価格は349,800円(税込)。2026年3月31日(火)までの先行予約期間中は、20%オフの279,840円(税込)で購入でき、予備バッテリーパック1個が付属します。


出典:PR TIMES
※2026年1月時点、自社調べ。
AIが“練習相手”になるという価値転換

このプロダクトを見てまず驚かされたのは、「ボールを出す機械」ではなく、返球に反応し、自ら動き、テンポを作る“相手”として設計されている点でした。これまでの練習機は、どこまで行っても補助ツール。しかしAcemateは、プレイヤーの行動を起点に動くことで、練習そのものの質を変えにきています。
背景にあるのは、AIの進化によって進む「自己完結型体験」の拡張です。今まではコーチや練習相手がいなければ成立しなかったことが、テクノロジーによって“一人でも成立する”ようになる。この変化は、忙しい社会人やZ世代を中心に広がる「時間効率」や「自分主導」の価値観とも重なります。
さらに注目したいのが、リアルタイム分析とアプリ連携によるデータの可視化です。感覚頼りになりがちなスポーツ練習を、記録と分析で支える設計は、スポーツ×テックの文脈でも非常に現代的。もはやAcemateは練習機ではなく、黙々と付き合ってくれるAIコーチ兼パートナーと言っても過言ではありません。

「人に頼らず、でも孤独じゃない」。そんな新しい練習体験を提示するこの挑戦は、テニスに限らず、これからの“学び”や“トレーニング”全体に影響を与えていきそうです。
チャレンジみっけ!
今回みつけたチャレンジは
- これまで人に頼らなければ成立しなかった“対人練習”を、AIによって一人でも完結できる体験へと転換している点(自己完結型体験への価値転換)
- 球出し機ではなく、返球に反応し動くことで「相棒」という新しい価値を提示している点(プロダクト再定義/UXリフレーミング)
- スポーツ練習にデータ分析とアドバイスを組み込み、感覚依存から脱却する体験設計に挑戦している点(データドリブン・トレーニング設計)
一緒に考えてみよう
子どもの頃は当たり前だった「誰かと一緒にやる」時間も、大人になると簡単にはつくれなくなります。
それでも、AIが伴走してくれることで、“一人でも本気になれる時間”が取り戻せるとしたら——その価値は大きいはずです。
今はまだ人にお願いしていること、誰かの都合に合わせていること。
もしそれが、AIの力で自分だけで完結できるようになったら、あなたの毎日はどう変わるでしょうか?
練習、学び、仕事、趣味。
次に「未来のパートナー級」になり得るのは、どんな存在だと思いますか?