未来の盲導犬を育てるボランティア パピーウォーカーを取材!(1)デュオラちゃん

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未来の盲導犬を育てる〜パピーウォーカーの物語〜
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未来の盲導犬を育てるボランティア パピーウォーカーを取材!(1)デュオラちゃん

イントロダクション

みなさんは盲導犬はご存知でしょうか?
学校の授業や、講演などで知ったという方、街中の募金協力などで見かけたり、

中には身近におられて知っているという方も多いのではないでしょうか。

ですが、パピーウォーカーはご存知でしょうか?
恥ずかしながら、わたしは中部盲導犬協会さんにお話をうかがうまで、その存在を知りませんでした。

パピーウォーカーとは、将来盲導犬になる可能性のある「盲導犬候補」の子犬を育てるボランティアの方たちのことです。
生後2か月から1歳の誕生日頃までの約10か月〜1年間、子犬を家族の1員として迎え、人や場所、さまざまな音に慣れてもらう「社会化」の時期を支え、盲導犬になるための本格的な訓練に入るまでを共に過ごすボランティアです。

今回は、パピーウォーカーの方数組にお話を聞きました。

まずお話を伺ったのは小林さんとデュオラちゃんです。

デュオラちゃんプロフィール

デュオラちゃん メス 生後3ヶ月(2025年11月時点)

出会い

今日は取材にご協力いただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします。

まずはパピーウォーカーをはじめられたきっかけを教えてください。

パピーウォーカー自体は、まだ自分が働いていたころから興味があったんです。
ですが、やはり仕事に追われる日々で、やりたい気持ちはあってもできませんでした。

定年退職してから、中日新聞でパピーウォーカーの募集記事を見つけて、今だったらできるんじゃないかと思ってやることにしました。

パピーウォーカーの存在を知っていて、「やってみたい」と思われたということは、もしかしてこれまで動物を飼われた経験があったりするのでしょうか?

これまでたくさんの犬を飼ってきました。すべては思い出せない程です。

今回の子は、何頭目のパピーになりますか?

2頭目になります。

1頭目を終えて、2頭目もやりたいと思われたのでしょうか?

やりたいという気持ちはありました。でも、正直自分の年齢的には無理かなとも思っていたんです。

ですが、盲導犬協会の方に「2頭目のパピーウォーカーをやりますか?」と言っていただいて、それでやってみることにしました。

最初にデュオラちゃんに会ったとき、どんな気持ちになられましたか?

とにかく、早くなじんでくれたらいいなぁと思いました。

2頭目ともなると、比べてしまう部分などはなかったのでしょうか。

もちろんあります。ですが、性格は2頭とも違うんです。そこがやりがいでもありますし、いろいろ勉強になりますし、なにより楽しいですね。

一緒に過ごす日々

デュオラちゃんはどんな性格の子だなと感じますか?

とってもフレンドリーですね。人のそばにいるのが大好きで、いつも誰かのそばに寄り添いたがります。誰がかが来たりだとか、自分たちが外出から帰ってきても歓迎してくれます。

甘えん坊だしやんちゃな部分もありますが、そこも含めてこの子らしいと思っています。

一緒に暮らしていて、印象に残っている出来事はありますか?

デュオラが生後3か月のころ、遊んでいる途中でも、自分からトイレのケージに向かって用を足せたことがすごいなと思いました。
どうしても前に預かった子と比べてしまうのですが、前の子はトイレを覚えるまで少し時間がかかったので、「こんなに早くできるんだ」と驚きましたね。

日々の中で、この子の成長を感じる瞬間はどんなときですか?

私たちの言葉をだんだん理解して、行動にうつせるようになっていくときです。
最初は通じなかった合図や声かけが、ある日ふっと伝わる瞬間があって、「あ、分かってくれたんだ」と感じられるんです。そういう小さな積み重ねに、毎日の成長を実感します。

育てながら感じたこと

パピーウォーカーとして大変だったことや、気をつけていることはありますか?

気をつけているのは、ひとりぼっちの時間をつくらないことですね。
ペットと違って、なるべく一緒にいてあげないといけないので、どうしても外出しないといけないときも長い留守番をさせないように気をつけています。

それと、この子は兄弟そろって「お腹を壊しやすい」と聞いていたので、たまに夜中に排泄してしまうのですが、
下痢になると回数も増えるので、夜間もしっかり見ていないといけないんです。

でも、それ自体が大変だとは思っていないですね。毎日、存在に癒されていますから。

パピーウォーカーと過ごしていて、「よかったな」と思う瞬間を教えてください。

毎日です。まだ一緒に過ごして数か月ですが、すでにスマホの写真がデュオラばっかりです。

あとは私は妻と2人で生活しているのですが、会話の中心がデュオラになることですね。
家庭が明るい雰囲気になりますし、私と妻が多少もめていたとしても、その喧嘩の種を食べてくれるんです。
そういうとき、この子がいてよかったと思いますね。

これまで育ててきた子との違いや、その経験が今にどう生きていますか?

私はこれまで自分でもラブラドールやほかの動物を飼ったことがありますが、パピーウォーカーの生活は“常に一緒にいる時間が長い”ことが大きな違いですね。
子犬をできるだけ1人にさせない生活なので、自然と長い時間を共に過ごすことになります。

そのぶん行動パターンがよく見えて、「今日はこんな気分なんだな」「こういうときはこう動くんだな」と、細かい変化にも気づけるんです。
排泄のタイミングも雰囲気で分かるようになりますし、「今は落ち着きたい」「遊びたい」といった気持ちも表情や仕草から読み取れるようになってきます。

経験を重ねるほど“どうしてほしいのか”を読み取る見極めの力がついていくのを感じますし、毎日が印象的な出来事ばかりですね。

盲導犬としての訓練や巣立ちについて、どんな想いがありますか?

私たちのもとを巣立ったあと、その場所でみんなに愛されて、訓練士さんや周りの人たちとうまくなじんでくれたらうれしいなと思っています。

やっぱり、盲導犬になってほしいという気持ちがあってパピーウォーカーをしているので、その道に進んでくれたら本当にうれしいですね。もちろんそうならなかったとしても、なにかしらこの子に合う道で、人々の助けになってくれたらと思っています。

未来への願い

パピーウォーカーをやってみたいと思う人にメッセージをお願いします。

最初は、どうしても大変なことが多いと思います。
でも犬が大きくなるにつれて、自分も「こうすればいいんだな」と少しずつ要領が分かってきますし、わからないことがあっても、盲導犬協会の方が助けてくれますから。

大切なのは、とにかく無理をしないこと、焦らないこと。

教室(パピーレッスン)に行くと、ほかの家庭の犬や飼い主さんと一緒になります。
つい比べてしまうこともありますが、それでも大丈夫。
犬にも人にもペースがありますし、マイペースで進んでいくのが一番いいと思います。

取材協力してくださった中部盲導犬協会について

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