「あなたの周りにチャレンジャーはいませんか?」
すべての人のチャレンジを応援するメディア「DEKIRU」。編集部からそんな言葉をかけられて真っ先に思い浮かんだのが、「朝」という時間を活用し、なりたい自分を目指す人たちの姿でした。
「朝を制するものは人生を制する」なんて言葉に憧れつつも、実は筆者、何度も「早起き」に挫折しているひとり。
朝の時間を上手に使える人たちは、なにか特別な才能があるのだろうか……?
そんな想いから立ち上げたのが「朝活チャレンジャー」という企画。朝への時間に向き合う方々に、朝早く起きて活動する意義やきっかけ、挑戦へのストーリーを伺います。

第1回のゲストは、「以前は早起きが苦手だった」と語りつつも、現在は「早起きコーチ」として活躍するコーヘイさん。
とあるきっかけから「自分を変えたい」と思い立ち 「100日連続5時起きにチャレンジ」をスタート。SNSでその挑戦を発信しながら見事成功させ、現在は、朝の時間を活用して習慣をととのえる「早起きコーチ」への扉を開かれています。
早起きが苦手だったのに、いったいどうやって5時起きできる身体に……?そこには「なりたい自分」を目指す大切さが隠されていました!
コーヘイさん
1996年生まれ。仙台市出身。新卒で仙台市役所に入庁するもわずか1年で退職。その後はフリーランスとして、SNS運用・クリエイターの道へ。2024年にはパーソナルトレーナーの活動スタート。ボディメイクの大会に挑戦し、見事優勝を果たすも燃え尽き症状群のような状態に。現在はそんな状態から抜け出し、SNS運用・パーソナルトレーナー・早起きコーチと3足のわらじで走り続ける人生のチャレンジャー。
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無気力でも心のどこかで理想と現実のギャップを感じてた

ーーSNSの「100日連続5時起きチャレンジ」でコーヘイさんを知り、ぜひお話を伺いたいと思ってました。まず、毎日どんな1日を過ごしているのか聞かせてください。
朝は5時に起きて、朝日を浴び、犬の散歩、瞑想、読書などのルーティンからスタートします。6時からはジムに行き運動してから8時にはオフィスへ。始業の10時までの2時間で早起きコーチの活動など、個人の仕事に取り組みます。
19時に仕事が終わったら、そのままパーソナルトレーナーの仕事を2本ほど。23時には就寝して、次の日また5時起きする生活です!
ーー1日の中で3つのお仕事を掛け持ちしているのがすごいですよね…。以前からこんなに行動的だったのですか?
いえ。以前は、2度寝、3度寝の常習犯で早起きが苦手でした。1日中ダラダラ動画見て過ごしたり、これでもか〜という位お酒を飲んで暴飲暴食をくり返したり……。
ーーそんなコーヘイさんを変えたきっかけ、気になります。

2024年にボディメイクの大会に出場して優勝したのですが、その後すぐに燃え尽き症候群のようになってしまって。
大会に出場したのも、好きだったトレーニングを生かしてパーソナルトレーナーに挑戦したいと思ったのがきっかけでした。優勝できて、よし!これからだ!って思っていたはずなのですが、優勝できた途端、何に対しても無気力で、ただただ毎日をこなすだけの日々になっていきましたね。
ーー無気力状態はどのくらい続いたんですか?
1年くらいですね。2024年から2025年にかけてです。
ーー少し前まで無気力状態だったんですね。そこからどう抜け出したんでしょう?
大きなきっかけはなかったんですよ。正直、生活に困らないだけの仕事もあるし、このまま(無気力)いても不自由なく生きていけるなと思っていて。
でも、今年29歳を迎えて「来年30」という現実を目の前にした途端、怖くなりました。「このまま過ごしたら、本当に何にもなれないぞ」って。
学生時代はサッカー部のキャプテンを務めてチームの中心的存在だったり、「やる」と決めた公務員試験に一発合格できたり、ボディメイク大会で初優勝できたり。心のどこかで「自分は主人公だ」と信じて生きてきたんです。「戦隊モノなら、絶対に赤!」というタイプで(笑)
堕落した生活を送りながらも「本当の自分はこんなもんじゃないぞ」と、どこかで思っていたんですよね。
ーー理想と現実のギャップに直面したとき「変わらなきゃ」と思ったんですね。その状態から早起きにチャレンジを?
実は、この生活から抜け出したいと思って最初にやったのは、「毎日筋トレする」「日記を書く」「禁酒する」の3つでした。
ーーあれ、「早起き」は入ってないんですね?
とあるYouTube動画で「習慣で人の人生はつくられている」というのを見て、自分を変えるのはこれかもしれないなと。とくに効果を感じたのは、朝の時間帯に筋トレすることでした。
朝起きて運動すると、そのあとすごく気分がいいんです。「朝早く起きると、自分はどうやら幸せだぞ」ということを自覚してから、毎朝5時起きを目指すチャレンジが始まりました。
完璧にできなくていい。早起きは必要なのは失敗してもやめないこと

ーーとはいえ、すぐに5時起きなんて難しいですよね?実は私、何度も早起きに挫折してまして……。
そうですね。まず無理ない8時起きから始め、7時45分、7時30分と本当に少しずつ起きる時間を早めることから始めました。
前日の夜に準備できることはすべて準備して、朝起きたら白湯を飲む、カーテンを開けるなどの細かいルーティンを作りましたね。
ーー徐々に起きる時間を早める、ルーティンを作る……(メモメモ)
「今日は何時に起きた」とか「この時間は⚪︎⚪︎した」など、細かい記録をつけて自分の行動を「可視化」したことも大きかったです。
毎日記録をつけていると、昨日の自分よりも成長できたことが目に見えてわかるので、すごくやる気が出るんです!ゲームのようにレベルアップを実感できるというか。
この経験で、「成長を感じる環境が好きな自分」のことも思い出しましたね。
ーー自分の行動を「見える化」したことで、行動が変わって、少しずつ本来の自分自身を取り戻されたんですね。「100日連続5時起き」はどういうきっかけからスタートしたのでしょう?

自分の記録ついでに、SNSで発信したらおもしろそうだなと思ったのがきっかけでした。
100日チャレンジとは言いつつ、SNSで発信を始めたのは30日を過ぎてからですね。
ーー見事100日連続を達成し、現在も記録を更新し続けていますね! 挑戦し続けるために大切なことはなんだと思いますか?
失敗しても切り替えて続けることですね。
最初は7日のうち3日できればいいやって、それくらいの気持ちが大切です。私も、5時起きを習慣化するまでに、約1ヶ月半かかってますし、最初からできる人はいないですから。
大切なのは、小さく小さく「今日は昨日より少し早く起きれた!」と、自分で成功体験を積み上げることだなと。
ーー最初はできなくてもいいんですね。なんだか早起きできそうな気がしてきました!コーヘイさんにとって早起きする魅力はなんでしょう?
自分の人生に「余白」を生み出せることですね。SNS上では「最高の贅沢時間」と言っています!
昔の私がまさにそうでしたが、生きているとどうしても、他人が決めた時間やルールに合わせて生きてしまうなと思います。他人に合わせる時間が増えば増えるほど、なりたい自分からは遠ざかっていくんですよね。自分の人生なのに、自分軸で生きられてないぞって…。
今まで眠っていた朝の時間を活用すると、自分の人生のグリップを握っている実感がもてて、心にすごく余裕が生まれますよ!
普段の行動に、自分を変える”きっかけ”が眠っている

ーー100日連続5時起きにチャレンジしながら、朝の時間を活用して習慣をととのえる「早起きコーチ(※)」の活動もスタートされていますよね。
きっかけは、自分と同じように、何年も「変わりたい」から抜け出せない方のサポートができたらいいなと思ったからでした。
利用者の方には、1日の行動を細かく記録してもらい、毎日自分がどんな時間を過ごしているのか可視化してもらいます。早起きは、あくまで目標を叶えるための「手段」のひとつだと思っているので、朝の時間を使ってなにをするのか、どう変わりたいのかを一緒に決めていきます。
ーーなりたい自分を目指すために大切にすべきことはなんだと思いますか?
とにかく、自分自身を知ることですよね。そのために必要なのは、行動と経験を通して自分自身がどう感じたのか、可視化することだと思います。
以前、YouTubeの撮影で高級ホテルに1週間ほど滞在したことがあるのですが、私にとっては誰もがうらやむ富を得る…みたいな生活は、なりたい自分像じゃないなと。これって自分の目で見て、感じたことだからこそ、気がつけたことだと思っているんです。
人間は「自己投影」といって、なりたい自分像を普段から自然と目にしているらしくて。
私の場合は、自分を記録し続けることで、自分の中に隠されていた「なりたい自分」に気がつきました。日頃から「こうなるぞ」を目にすることが大切ですし、今でも毎朝「なりたい自分」を口に出していますよ。
ーーSNSでは「何者にもなれなかった自分」というワードが印象的でした。過去の自分と今の自分、比べてみてどんな変化がありますか?

今の自分が好きです。それに、これからもっと好きになりたいなと思ってます!
以前の堕落した生活のときの自分は、「その日限りの幸せ」しか見えていなかったなと思います。毎日「華金」みたいな生活もいいですが、もっと長期的に自分の可能性を見出す生活の方が自分には合っていますし、幸せを感じますね。
ーーすてきです。「現状の自分を変えたい」「自分を変えるために、早起きに挑戦してみたい」と感じている読者にぜひともメッセージをお願いしたいです!
いきなり「できないこと」にチャレンジしないで!と伝えたいです(笑)
まずは、気分が落ち込んだ自分でもできる小さなことを続ける。それができたら、また次のチャレンジしてレベルアップする。そういう小さな成功体験をどんどん積むことで、気持ちの変化を時間できると思います。
ーー小さな成功体験ですね。ありがとうございました!
燃え尽きの無気力状態をきっかけに、自分を変えようと決意したコーヘイさん。
以前から、SNSでの発信を拝見していましたが、早起きの魅力や、早起きコーチの挑戦を語るコーヘイさんの表情はとてもキラキラしていて、自分の人生の手綱をしっかりご自身で握っているように見えました。
失敗してもいいから、小さく続けること。私もコーヘイさんのアドバイスを胸に、小さく小さく「なりたい自分」を目指したいと思います!
早起きコーチについて
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ライター紹介
人の想いや原動力を聞くことを生きがいにするライター。神奈川県出身の30代。広告業界への転職をきっかけに「言葉」の力に興味をもち、2020年フリーランスライターとして独立。サウナ・銭湯・入浴をこよなく愛し、温浴関係の取材・インタビュー・コラム執筆をメインに活動中。趣味はカフェ探しと読書。