韓国で15,000台突破!紙でつくるドローンみっけ!

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チャレンジみっけ隊

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韓国で15,000台突破!紙でつくるドローンみっけ!

新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。今回見つけたのは、紙で組み立てるペーパークラフトドローン「COCODRONE(ココドローン)」です。

突然ですが、「ドローン」って聞いて、どんなイメージを持ちますか?

なんだか操縦が難しそう、高価で専門的な機材が必要、子どもが扱うにはちょっと危ないかも…なんて思っていませんか?

もし、そのドローンが”紙”でできていて、ハサミものりも使わずに組み立てられて飛ばせるとしたら…?

そんな、まるで未来の工作キットのようなプロダクトが、この「COCODRONE」です。 紙で組み立てて飛ばすというユニークな構造と、安全性・学習性の両立が評価され、韓国国内500カ所以上の教育・イベント現場で活用されており、累計販売台数は15,000台を突破しています。今回は、このプロダクトが秘めるワクワクするような挑戦に迫ります。

驚きのSTEAM教材、登場

日本国内でも、2022年より国家資格が設けられ、産業・農業・防災など様々な場面でドローンの活用が進む一方で、小中学生向けの安全かつ教育的価値の高い教材はまだ十分に整っていません。

また、AIやIoTなどの急速な技術の進展により社会が激しく変化し、多様な課題が⽣じている昨今、文部科学省では「知識を覚える」よりも「考え、つくる力」を重視するSTEAM教育を推進。STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・表現(Arts)、数学(Mathematics)の5領域を横断的に学ぶ教育的アプローチのことで、創造力・問題解決力・論理的思考力を育むことを目的としています。

自身の手でつくる楽しさと、ドローンを飛ばす体験を両立させた「COCODRONE」は、STEAM教育の要素を自然に学べる教材として期待を集めています。

「COCODRONE」で学べるSTEAM

S(Science/科学):飛行の原理や空力を学

T(Technology/技術)・E(Engineering/工学):センサーや空気力学への理解

A(Arts/芸術):文化財や昆虫など多彩な機体デザインで表現力を育む

M(Mathematics/数学): 立体的な飛行経路検討やプログラミングによる論理性

出典:PR TIMES

小学生でも組み立て可能!

「COCODRONE」のキットは紙でできていて、まるでペーパークラフトのように手で簡単に組み立てられます。「ドローンを作る」と聞くと身構えてしまいますが、これならプラモデル感覚で気軽にチャレンジできそうですよね。

対象年齢は小学校中学年以上ですが、工具が不要かつ直感的な構造で、初心者でも扱いやすく、小学校低学年でもサポートがあれば組み立て可能とのことです。また紙素材で軽量なため、墜落しても衝撃が少ない圧倒的な安全性は、小さなお子さんがいても安心です。ちなみに韓国国内では500カ所以上の導入実績がありながら、安全事故はゼロ件。夏休みの自由工作として、お子さんと一緒に作って飛ばしてみるのも楽しそうですね。

なお今後は、「COCODRONE」の教育価値をさらに広げるため、日本独自のデザインや教材開発、コーディングドローン版の提供、全国規模のドローン大会など継続的にドローンやプログラミングの学習を行える環境も提供していく予定とのことです。

チャレンジみっけ!

今回見つけたチャレンジは…

  1. 紙製ドローンという新しい学習体験への挑戦(ペインポイント・イノベーション)
  2. 専門的で高価だったドローンやプログラミングの世界を、身近なツールで誰もが触れられるようにした試み(プロダクト・デモクラタイゼーション / 製品の民主化)
  3. 「自分でつくる喜び」というアナログな体験を、STEAM教育のど真ん中に据えた世界観(経験価値 / エクスペリエンス・バリューの最大化)

「難しい」が「楽しい」に変わる瞬間から、未来のイノベーターが生まれるのかも?

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