この春、わかさ生活による新しい施設が連続オープンします。わかさ生活の京都本社があるビルには、1階から5階までに多彩な要素を詰め込んだ複合施設「WAKASA&Co.」が登場。名古屋には、東海最大級となる絵本の専門店「えほん生活」が立ち上がります。「DEKIRU!」では、これらの施設への潜入レポートをシリーズ記事でお届け。今回は、「WAKASA&Co.」の5階フロアを徹底紹介します!
町内でつながる八坂神社の協力で建立したメノコト神社

ついにやってきました。WAKASA&Co.最上階の5階です。カフェやイベントスペース、書店など、ビル全体を使って社員の「やりたいこと」を詰め込むというWAKASA&Co.ですが、この5階には「目の総本山」とも呼ばれる世にも珍しい、目についての祈願ができる「メノコト神社」があります。
エレベーターが開くと、まず目に飛び込んでくるのは紫色の鳥居。ビルの中にあるので驚かれるかもしれませんが、荘厳な雰囲気に思わず手を合わせて願掛けをしたくなることでしょう。その横では、わかさ生活の歩みがわかる歴史館とイベントスペースの準備が進んでいます。どのような構想のもとに、オープンに向けた作業を進めているのでしょうか。担当のスタッフにお聞きしました。
奥田 佳寿子
「目のことに向き合い続けていると、さまざまな目のお悩みを持つ方々と出会います。私たちは予防を目的にサプリメントをご提供していくなかで、お客様が本当に求めてられるのは、心のなかの安らぎや拠り所だと気付かされました。
WAKASA&Co.の計画ができた時に、その願いを体現できるものは何だろうと5階を担当するメンバーで話し合いました。お客様の幸せを願うならば、楽しい1階から4階に加えて心の安らぎを得られる場所が必要だと考え、最上階の5階に目のお悩み解決について祈願できる神社を建立しようと思い至ったんです。
WAKASA&Co.がある長刀鉾町は、その名のとおり祇園祭でも有名な長刀鉾を担当する町内。八坂神社さまとは町内での深いつながりがあり、節目のご祈祷もお願いしています。そこで、ご協力やアドバイスをお願いしてメノコト神社を建立することができました。2025年1月現在、最後の仕上げの段階まできています」

松澤 知明
「優しく明るい紫色の鳥居の脇には、狛犬としてブルブルくんとアイアイちゃんの石像を作りました。その仕上がりは、代表や社員からも感動の声が上がったほどの完成度で、造ってくださった石屋さんに感謝です。ぜひ、撫でたり、一緒に写真を撮ってください。
メインになるお社は、八坂神社さんの造りを参考にさせていただきました。参道として石畳に見立てたカーペットを敷き、提灯ひとつに至るまで徹底的に検討を重ねました。神社のグッズもいろいろご用意しています。神社のグッズもいろいろご用意しています。お守りや絵馬はもちろん、紫と赤のブルブルくんだるまも、揃えてお待ちしておりますので、WAKASA&Co.にお越しの際は最上階までゆっくりとお楽しみいただければと思います」
わかさ生活の26年を知るための歴史館も併設

まさに目に良いブルーベリーを軸にした26年間の集大成ともいえるメノコト神社ですが、その横にはパネルやショーケースが並んだ歴史館も併設されるとのこと。一体、どのようなものなのでしょうか。
鬼束 美幸
「わかさ生活のこれまでの歩みを気軽に知っていただくためのスペースになります。大阪の高槻で創業して京都駅前に移転し、2005年に現在の四条烏丸に移転してきましたが、その26年間のすべてを凝縮した空間を目指して、今も準備を進めています。
あの『モンドセレクション』も2004年以降毎年受賞しており、保有しているメダルは527個にものぼり、恐らく世界で最も受賞しているのではないかと思います。5階の歴史館で特別高品質な商品を生み出し続ける企業に与えられる“クリスタル・プレステージトロフィー”を展示しています。この貴重なメダルにもぜひご注目ください!
今でこそ、多くの方に知られる会社になりましたが、創業した26年前はスタートアップ企業のひとつに過ぎません。当時のことをみなさまに知っていただくために、高槻からさまざまなものを運び込んで、空間で再現してみました。
最強運の手相ますかけ線が両手にある人は約0.1%とも言われ、運命の豊かさと強靭なエネルギーを持っています。生まれながら非常に強運を持ち、その後の自分の努力によって幸運を引き寄せます。
わかさ生活の社長角谷はこの類稀なる才能と運勢を持つ両手ますかけ線の持ち主です。“角谷と握手をするとみんな幸せになる”というジンクスがあるくらいなんですよ。
今回皆さまにもKISEKIのパワーを感じていただきたいという想いで、手形像を製作し、展示させていただくことになりました。ぜひ手を合わせていただき、皆さまにHappyが訪れますことを心より願っております」
お客様との歩みを、これまでも、これからも

奥田さん、松澤さん、鬼束さんのお話からは、お客様がリラックスして楽しむ場所であってほしいという願いが伝わってきます。この思いの源は、「若々しく健康的な生活を提供する」という企業方針。それを体現する場所として、WAKASA&Co.を作っています。最後に、この5階がこれからどのように進化していくのかを伺いました。
鬼束 美幸
「目の健康を軸に事業展開してきた私たちですから、目が不自由な方が来られても困らず楽しめるようにすることが、ひとつの大きな目標かなぁと個人的には思っています。
また、時代の流れにマッチしていくことも大切だと思います。ずっと同じ展示ではなく、遊びに来ていただく度に新たな発見があったり、楽しんでいただけるようにしたいなぁと思っています。
そのためにもメンバーで未来のことも想像して楽しみながら取り組んでいます」
松澤 知明
「神社と歴史館の間に休憩スペースを設置します。参拝していただいた後に、休憩してもらえる場所にしていますが、ちょっとしたワークショップを開催することも計画しています。せっかく、烏丸駅前という好立地にあるのですから、京都の伝統工芸を身近に感じていただいたり、職人さんをお招きして体験会などを開催したりすると、遠方からお越しになられた方も楽しんでいただけるはず。お客様が気軽に感じてもらえる縁日もおもしろそうです。可能性がいっぱいで、社内でもみんなわくわくしながらアイデアを出しています」
奥田 佳寿子
「徹底して研究し、お客様に喜んでいただくというわかさ生活の思いが、どのフロアにも込められています。細かいことですが、神社のベンチや野点傘、解説のポップひとつに至るまで、吟味と議論を繰り返して納得がいくまで作り込みました。ぜひ、それらすべての調和が取れた空間の雰囲気の中でWAKASA&Co.を最大限に楽しんでいただければと思います。
安らぎや癒しを得られる場所でありながらも、わかさ生活のことを知ることができるWAKASA&Co.の最上階。さまざまなリアルな体験から、みなさまの暮らしがより豊かになることを一同、願っています」