第2回:ミュージシャン主催の夏フェスへ行こう!

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知りたい!ミュージシャンのDIY魂

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第2回:ミュージシャン主催の夏フェスへ行こう!

いやー、暑いですね。まだ6月なのに、もはや真夏と言っても差し支えがないんじゃないでしょうか。

真夏といえば夏フェス!ということで、前回も少し触れましたが、今回はミュージシャンが主催する夏フェスを紹介していきたいと思います。ちょうど先週の6月21日(土)、22日(日)には、04 Limited Sazabysが主催する「YON FES 2025」が開催されたばかりですね。

日本を代表する夏フェスである「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が、2025年より猛暑を避ける目的で8月から9月に開催月をずらしたことで、果たして夏とは何月なのか…と考えたのですが、一旦6月から9月に開催されるものを紹介いたします!

2025年6月開催

DEAD POP FESTIVAL 2025(主催:SiM)

開催日:2025年6月28日(土)、29日(日)

会場:神奈川県川崎市 東扇島東公園特設会場(神奈川県)

公式サイト:https://deadpopfest.com/

レゲエパンクバンドのSiMが主催するのが、「DEAD POP FESTIVAL 2025」。

2010年に渋谷のライブハウスでスタートし、今年で16回目(2020年は開催中止)を迎える大型野外フェスです。

ステージは「CHAOSステージ」と「CAVEステージ」の2つ。ライブは2つのステージで交互に開催されるので、頑張ればすべてのアーティストを見ることも不可能ではありません。

出演アーティストは主催のSiMのほか、初日にELLEGARDENやBRAHMAN、黒夢など、2日目に10-FEETやAwich、HEY SMITHなど全25組。フェスの常連かつライブが激しいアーティストが多いので、暑さ対策はもちろん、体力を使い果たさないようにペース配分には注意しましょう。ちなみに両日とも、トリはSiMが務めます。

2025年7月開催

京都大作戦2025〜暑さも雨もお茶のこ祭祭〜(主催:10-FEET)

開催日:2025年7月5日(土)、6日(日)

会場:京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ(京都府)

公式サイト:https://kyoto-daisakusen.kyoto/25/

残念ながらすでにチケットは完売していますが、7月最初の土日に開催されるのが、10-FEET主催の「京都大作戦2025」。

2025年で19回目を迎える、夏の京都を代表するフェスです。

ステージは「源氏ノ舞台」と「牛若ノ舞台」の2つ。さらに「鞍馬ノ間」では、全8チームによるバスケットボールトーナメントおよびエキシビションマッチも開催されます。

出演アーティストは主催の10-FEETのほか、初日にKen YokoyamaやMAN WITH A MISSION、ROTTENGRAFFTY、2日目にSiMやWANIMA、Dragon Ashなど全29組。こちらも両日ともに10-FEETがトリを務めます。ちなみにSiMと10-FEETはお互いの主催フェスに出演することになりますね。

なお、前日の7月4日(金)には京都市内のライブハウスKYOTO MUSEとLIVE HOUSE GATTACAにて前夜祭「京都大作戦2025前夜祭 牛若ノ舞台 宵山 2025」を開催。「京都大作戦2025」の入場券を提示すると入場無料になるので、チケットをお持ちの方はぜひチェックを。

ADAM FEST 2025(主催:ADAM at)

開催日:2025年7月12日(土)、13日(日)

会場:浜名湖ガーデンパーク(静岡県)

公式サイト:http://www.adamfest.com/

インストゥルメンタル・セッション・バンドとして地元・浜松を中心に活動するADAM atが主催するのが「ADAM FEST 2025」。なんと、入場無料の夏フェスです!

ステージは1箇所かつベンチシートがあるので、無理なく全アーティストを見られるチャンス大です。

出演アーティストは主催のADAM atのほか、初日にフラワーカンパニーズやSCOOBIE DO、FRONTIER BACKYARDなど、2日目にバックドロップシンデレラやGELUGUGU、アルカラなど全19組。現時点でタイムテーブルは発表されていないので、両日ともにトリがADAM atかどうかはわかりません!

なお、開催にあたってはクラウドファンディングを実施。わずか1ヶ月で目標額の120%もの支援が集まり、期待の高さが伺えます。

信州いいやまノーナ・フェス2025(主催:NONA REEVES)

開催日:2025年7月19日(日)

会場:飯山市文化交流館なちゅら 大ホール(長野県)

公式Instgram:https://www.instagram.com/iiyamanonafes/

テレビやラジオなどでもおなじみの西寺郷太率いるNONA REEVESが、2019年から開催しているのが「信州いいやまノーナ・フェス」。ドラマーの小松シゲルの地元である長野県飯山市とタッグを組み、同市の魅力を発信する地元密着型のフェスです。

今年は1日のみの開催で、出演はNONA REEVES、堀込泰行、堂島孝平の3組。昨年、体調不良により出演をキャンセルしていた堂島孝平は、今年はリベンジを果たせるのでしょうか。

またライブのほか、飯山の特産品や飯山グッズの販売もあるので、音楽とともに地元の雰囲気も満喫できそうです。

お魚フェス2025(主催:soratobiwo)

開催日:2025年7月20日(日)

会場:北堀江club vijon、南堀江Knave、SOCORE FACTORY、hillsパン工場、堀江Goldee(大阪府)

公式X:https://x.com/osakanafes

大阪を中心に活動する気鋭のバンド、soratobiwoが主催するサーキットフェスが「お魚フェス2025」。ミナミの堀江一帯のライブハウス5会場にて開催されます。

出演アーティストはsoratobiwoをはじめ、イヌガヨやクリトリック・リス、メガマサヒデなど全50組。チケット代が3,900円とサーキットフェスとしても異例の安さなので、関西を中心に活躍するアーティストをたくさん見たいという方にはおすすめのフェスです。

フード出店もあるそうなので、ライブ途中でお腹が空いても安心です。

2025年8月開催

ハイエストマウンテン2025(主催:MIGHTY JAM ROCK)

開催日:2025年8月2日(土)、3日(日)

会場:服部緑地野外音楽堂(大阪府)

公式サイト:https://www.highestmountain.jp/

レゲエグループのMIGHTY JAM ROCKが主催する日本最大級のレゲエフェス「ハイエストマウンテン2025」。1999年に大阪のライブハウスからスタートし、6年目より野外で開催されるようになった、関西を代表する夏フェスです。

出演は主催のMIGHTY JAM ROCKのほか、初日にPUSHIMやRYO the SKYWALKER、HOME GROWNなど、2日目にはJUMBO MAATCHやTAKAFIN、CHEHONなど錚々たる顔ぶれが並んでいます。アーティストは今後も追加される予定なので、お楽しみに。

6月30日(月)までは、チケットの先行受付を実施中。Tシャツ付きやタオル付きなど、野外ライブには欠かせないアイテムが付いたチケットもあるので、この機会をお見逃しなく。

2025年9月開催

1CHANCE FESTIVAL 2025(主催:WANIMA)

開催日:2025年9月6日(土)、7日(日)

会場:熊本県農業公園カントリーパーク(熊本県)

公式サイト:https://1chancefes.com

熊本県出身のスリーピース・ロックバンド、WANIMAが主催する「ワンチャンフェス」こと「1CHANCE FESTIVAL 2025」。4年連続4回目の開催となります。

出演アーティストは主催のWANIMAのほか、初日にHANAや氣志團、RIP SLYMEなど、2日目にOfficial髭男dismや湘南乃風、10-FEETなど全13組。

ちなみにWANIMAは「京都大作戦2025」の初日への出演も決まっているので、10-FEETはSiMに引き続きお互いの主催フェスへ出演することになります。こういう相互関係を探すのも、アーティスト主催フェスの面白さかなと思います。

鬱フェス2025(主催:アーバンギャルド)

開催日:2025年9月15日(月・祝)

会場:川崎CLUB CITTA’(神奈川県)

公式サイト:https://www.cittaworks.com/event/utsu-fes-25/

アーバンギャルドが主催する「鬱フェス2025」は、今年で11回目。「心に病みを抱える、心の病みを表現する」アーティストを中心に、毎年9月に開催されています。

ステージは、メインステージ(CLUB CITTA’)とサブステージ(CLUB CITT’A’TTIC)の2箇所。

出演アーティストは現在のところ主催のアーバンギャルドのほか、上坂すみれやPOLYSICS、大槻ケンヂ、神聖かまってちゃんなど11組が発表されています。

KOYABU SONIC 2025(主催:小籔千豊)

開催日:2025年9月13日(土)、14日(日)、16日(月・祝)

会場:インテックス大阪 4号館、5号館(大阪府)

公式サイト:https://www.koyabusonic.com/

ジェニーハイのドラマーとしても活動するお笑いタレントの小籔千豊が主催しているのが、「KOYABU SONIC」。

特徴は、音楽だけではなくお笑いにも力を入れたラインナップ。ミュージシャンとお笑い芸人による異色のコラボを見られるのは、コヤソニならではの魅力です。

さらに、2023年からは大人気バトルロイヤルゲーム「FORTNITE」の有名プレイヤーたちが集う「FORTNITE STAGE」も新設。今年も音楽とお笑いとゲームを一緒に楽しめる、唯一無二のフェスとして開催されます。

出演アーティストは初日にジェニーハイやOmoinotake、yamaなど、2日目にきゃりーぱみゅぱみゅやゲスの極み乙女、カジヒデキなど、3日目にアイナ・ジ・エンドやスチャダラパー、レキシなど、現在のところ全27組が発表されています。

また出演芸人はザ・ぼんち、バッテリィズ、フットボールアワー、かまいたち、中川家、ツートライブなど錚々たる顔ぶれが発表されています。初日にはアーティスト側にtricot、芸人側にそいつどいつという新婚カップルがおり、ステージ上で何か絡みがあるのか期待が膨らみます。

イナズマロックフェス2025(主催:西川貴教)

開催日:2025年9月20日(土)、21日(日)

会場:烏丸半島芝生広場(滋賀県)

公式サイト:https://inazumarock.com/2025/

T.M.Revolutionとしても知られる西川貴教が発起人として開催し、2025年で17回目を迎えるのが、「イナズマロックフェス2025」。音楽を楽しむだけでなく、琵琶湖の水質保全と地域進行もテーマに掲げられている、滋賀県下最大の大型野外フェスです。

西川貴教は滋賀ふるさと観光大使を務めていることもあり、地元の活性化を目的として、滋賀県、草津市それぞれのふるさと納税返礼品として初めて入場チケットを提供していることも話題を集めています。

会場はチケットが必要な「LIVE AREA」と入場無料の「FREE AREA」に分かれており、現在のところはチケットが必要となる「雷神ステージ」の第1弾アーティストが発表されています。

初日は西川貴教、Novelbright、Fear, and Loathing in Las Vegas、ももいろクローバーZ、2日目はT.M.Revolutionと虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の全6組を発表。チケットが不要な「龍神ステージ」「風神ステージ」の出演者も気になるところです。

「イナズマロックフェス」も「KOYABU SONIC」と同様に、例年ミュージシャンだけでなくお笑い芸人もステージに登場することでもお馴染み。お笑いファンの方も楽しめること間違いなしです。

山人音楽祭2025(主催:G-FREAK FACTORY)

開催日:2025年9月20日(土)、21日(日)

会場:日本トーターグリーンドーム前橋(群馬県)

公式サイト:https://yamabito-ongakusai.com/2025/

群馬県出身のロックバンド、G-FREAK FACTORYが主催する「山人音楽祭2025」。今年で記念すべき10回目を迎えます。

両日ともに主催のG-FREAK FACTORYが出演するほか、初日は氣志團や10-FEET、The BONEZなど、2日目はJUN SKY WALKER(S)や竹原ピストル、BRAHMANなどが発表されています。

また初日には、復興支援活動に力を入れているMAN WITH A MISSIONのTokyo Tanaka、防災士のバカビリー、フリーアナウンサーの高橋ちえの3人を迎えたプログラム「能登半島応援企画 MAKE A PROMISE TO NOTO」を実施。2024年1月に発生した能登半島地震の被災地の現状や、防災について我々が意識するべきことなどについて聞ける貴重な機会となります。

さらに2日目にはフリースタイルラップを競う「山人MCバトル」も開催。若手からベテランまでが出場し、毎年熱いバトルが繰り広げられている名物企画です。出場者の詳細は後日発表されるとのことなので、お楽しみに。

Mt.FUJIMAKI 2025(主催:藤巻亮太)

開催日:2025年9月27日(土)

会場:山中湖交流プラザ きらら(山梨県)

公式サイト:https://mtfujimaki.com/

シンガーソングライターの藤巻亮太が主催する「Mt.FUJIMAKI 2025」。初秋の富士山をのぞむ山中湖で、最高の音楽と共に過ごすというコンセプトどおり、

出演は藤巻亮太のほか、吉井和哉、スガ シカオ、スキマスイッチ、井ノ原快彦、阿部真央、Lucky Kilimanjaroの全7組。コロナ禍により現地開催が中止となった「Mt.FUJIMAKI 2021」に出演予定だった吉井和哉が4年を経て登場するということもあり、大きな注目を集めそうです。

また、メイン会場となる「シアターひびき」での音楽ライブに加え、隣の「原っぱエリア」では地元・山梨の食材を使ったフードを提供。ご家族連れの来場者も多く、年齢層にかかわらず幅広く楽しめるイベントとなる予定です。

どのフェスに行く?

ミュージシャン主催のフェスは、地元を盛り上げたいという思い、そして出演アーティスト同士のつながりが顕著になるものだと考えています。

地元ならではのエピソードを聞いたり、お気に入りだという名産品を買ったりしているうちに、主催ミュージシャンが大切にしている地元を、ファンもどんどん好きになっていくんじゃないかと思います。

また多彩な出演者も、主催ミュージシャンがハブとなるかたちで、新しいアーティストとの出会いのチャンスになっていると思います。主催ミュージシャンがオススメするなら聞いてみようかな、と思う方も多いんじゃないでしょうか。

今回ピックアップした以外にも、まだまだフェスはたくさんあります。

気になるものがあればぜひ足を運んで、それぞれのミュージシャンの想いに触れてみてください。

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