「トップシェフ×ご当地グルメ」みっけ!

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チャレンジみっけ隊

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「トップシェフ×ご当地グルメ」みっけ!

新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。今回見つけたのは、地方の特産品とトップシェフがコラボした「FLYING FOODS」です!

食べたことのないレストランの味を家で楽しんでみたいと思ったことはありませんか?予約の取れない人気店や、有名シェフがいるちょっと敷居の高いレストランの味を、お手頃に楽しめる方法があったら素敵ですよね。そんな夢のような商品が、このたび空とぶネコ合同会社から誕生しました!

地方と一流シェフの「4割問題」を解決する新プロジェクト

空とぶネコ合同会社が4月18日に立ち上げた「FLYING FOODS」は、地域の特産物とトップシェフがコラボレーションした食品を販売するオンラインサイトです。このプロジェクトの最大の特徴は、地方の生産者とトップシェフそれぞれが抱える課題を同時に解決するという点。

なんと日本の自治体の約4割にあたる744の自治体が2050年までに消滅する可能性があるとされ、一方でミシュランの星を獲得した店の約4割が、わずか5年間で閉店しているというデータがあるそうです。「FLYING FOODS」はこの「4割問題」の解決に挑むプロジェクトなのです。

また、公式パートナーとして「人と人、地方と地方を結ぶ」をビジョンに掲げるフジドリームエアラインズ(FDA)が就任。今後は空港売店やFDAの機内誌などでも商品を展開する予定とのことです。5月頃から順次商品を発売するとのことで、どんな商品が登場するのか楽しみですね!

(出典:PR TIMES

食とローカル経済の両方を飛躍させる新発想

今回「チャレンジみっけ隊」がこの商品に注目したのは、単なる「ご当地グルメ×有名シェフ」という表面的なコラボではなく、地域経済と飲食業界の構造的問題にまで切り込むビジネスモデルだなと感じたからです。

地方の生産者は「単価を上げたいけど販路がない」、シェフは「予約は満席だけど経費増で利益率が下がっている」という悩みを抱えています。この両者をマッチングさせることで、地方には新たな収益源を、シェフには新たなビジネスチャンスを生み出す。この発想、いいですよね。

特に目を引いたのは、商品開発費を全て空とぶネコ合同会社が負担するところ。
リスクを取って生産者とシェフの橋渡しをするからこそ、両者が本気で取り組めるプロジェクトになっています。年間100回以上地方を飛び回り、生産者やメーカーと対話を重ねて商品を開発しているとのこと。地方創生への本気度が伝わってきます。

消費者側としても、「行きたいけど予約が取れない」「金額的に敷居が高い」といった悩みを解決しつつ、買い物を通じて地方創生に貢献できるのは魅力的。生産者さんのいる地域に思いを馳せながら、おうちでトップシェフの一品を味わえる。いいじゃないですか!

チャレンジみっけ!

ということで、今回見つけたチャレンジは…

①地方消滅とミシュランレストラン閉店という二つの「4割問題」を同時解決する発想(クロスセクター・コラボレーション)
②生産者・トップシェフ・消費者の三者それぞれの課題を一気に解決するビジネスモデル(マルチサイド・プラットフォーム)
③エアラインとのパートナーシップで販路を拡大する戦略(チャネル・イノベーション)

「食」というテーマを通じて地方創生と観光、レストランの新しい収益モデルを構築する試み。新たなビジネスモデルに注目したいです!

関連リンク

https://flyingfoods.jp

https://flyingcat.jp

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