日本全国津々浦々、チャレンジする職人さんにもっともっと出会いたい(というチャレンジ)

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ニッポン職人発見記
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日本全国津々浦々、チャレンジする職人さんにもっともっと出会いたい(というチャレンジ)

はじめまして!

はじめまして!ライターの浦田浩志です。世間的には知名度ゼロに等しい私ですが、とある領域でのみ、ちょっとだけ知られた存在です。それは、庭師さんと、庭師さんのための道具を作る鍛冶屋さんの取材をしていることです。

理由ですが、主に庭師さんが読む『雑誌庭』という業界専門誌で、2009年から毎号のように庭師道具に関するページを連載してきました。また、庭そのものや庭に関わる人たちの取材も今なお継続中です。

浦田浩志公式サイトより。こんな感じで道具の取材を重ねています。

庭師さんや鍛冶屋さんを取材する中で感じたのは、「職人さんの世界っておもしろいな」ということ。そして、「職人さんも私たちと変わらない人間なんだな」ということです。

一般的には、職人さんの紹介ページって、モノクロ写真とマジメなタイトルで超渋くページが作られます。そして、それは職人さんの一面として間違いなく正しいです。これまでの経験と磨いたセンスで、カッチリと仕事をされているので。でも、その一方で、「職人さんは、しかめっ面で、頑固。だから話しづらい」という印象を助長しているのではないか?といつも思ってきました。

いつもこうなっちゃうのが悩みというサンプル。作成30秒。

実は、そのような職人さんは、ごく一部です。かなり饒舌で愛嬌があります。ほぼすべての職人さんには独自の仕事に対する流儀があるのですが、なかなか業界外の人にそれを伝える機会がありません。ですから、取材に行くとたいていは、「私の流儀を聞いてくれ」と長話になります。

中には、昼食を奢ってやるから、もっと話を聞いて帰ってくれという人もいます。電話がかかってきても、かなり長話。おそらくほとんどの人にそのイメージはないはず。寡黙で頑固な職人、そんなにいません。また、庭の現場を取材していると、何人もの庭師さんが喋りながら仕事をしている場面に遭遇します。その内容の半分くらいは与太話。仕事が終わってからは、さらに雑談にまみれています。(もちろん、大事な話もたくさんしています)

とある現場の休憩時間。アイスを食べながら作戦を練る庭師たち。

職人さんの中には意外な趣味を持っている人もいます。マイセンを集める鍛冶屋さんがいたり、スキーのプロを目指したことがある庭師さんがいたり。そういった魅力的な職人さんの「チャレンジ」と「人間味」を、この連載で伝えられたらと考えています。

これまでは、庭師さんや鍛冶屋さんにたくさん会ってきましたが、できれば日本のいろんなジャンルの職人さんに出会いたい。このDEKIRU!は「チャレンジャー応援メディア」ですから、若手や中堅の職人の方々とこの特集を魅力的なものにしていくことをお約束いたします。

第一回目なのでちょっと固くなってしまいましたが、次からは砕けた感じでいきますよー!よろしくお願いいたします。

ライター紹介

浦田浩志公式サイトInstagram
得意:インタビュー記事、コンテンツ企画。
兵庫県神戸市出身、神奈川県逗子市在住。大学を卒業して入社した広告代理店で、求人広告の制作を担当。いきなりボスから「女性の求人を書くときは、君は女性になりなさい」という謎の教育を受ける。社長取材などを多数担当したことで、心臓に毛。近年は、初の永世七冠を達成した棋士の方や「宮さんがぜーんぶ破っちゃったの」と語ってくれた方、「問うな、踊れ、そして生きろ」という名言の方など、著名人も取材。一方で、大学時代からバックパッカーとして50か国以上を訪問。子連れでSUPを持ち込みインドへ行くなど神出鬼没。つながりがある造園関係者は100名以上、取材した鍛冶屋は50件以上を数える。

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