こんにちは、ちょっとした小走りはするようになった編集者”チ”です。
先日、趣味である音楽ライブに行った際、スカのリズムに合わせて足を左右に動かしながら踊っていたところ、「あれ? これって走ってることにカウントして良くない?」と閃きました。実際に走る以外にも、走ったことにカウントできそうなことって日常にありそうですよね。ね!!
そんな詭弁はさておき、今回ご紹介するのは6月に発足が発表され、このほど概要が判明した「ジャパンプレミアハーフシリーズ」です。

ジャパンプレミアハーフシリーズとは?
「ジャパンプレミアハーフシリーズ」とは、国内の主要ハーフマラソン6大会が連携したもの。欧米ではフルマラソン同様に人気を集めるハーフマラソンの可能性に着目し、参加のしやすさや多様な楽しみ方を発信していくことで、日本においてもより多くの人にその魅力をアピールするそうです。
公式サイト
シリーズは2つのチャレンジに分かれています。
コンプリート6チャレンジ
コンプリートチャレンジは、2年間で6大会を走破するというもの。見事にすべての大会を完走したランナーには「ハーフマイスター」という称号が与えられます。かっこいい…!
「個人の部」と、家族や友人、パートナー、ランニング仲間と一緒に走り抜く「ペア完走」の部があります。
コンペティションチャレンジ
記録を追い求めるランナーにおすすめなのが、競技性の高い2つのチャレンジが用意されています。
1つ目は、年間賞金レース「チャンピオンシップ」。
エントリーしたランナーの中から、出場大会の記録ポイントを累積し、男女の年間チャンピオンを決定。上位3名に賞金が贈呈されるというものです。陸連登録やチーム所属の有無に関わらず誰でもエントリーできるので、川内優輝さんのように圧倒的な走力を持つ市民ランナーが出てくるかもしれません。
2つ目は、年代別賞金レース「エイジポイントグランプリ」。
出場大会の記録ポイントを累積し、10歳刻みで男女別年代別順位を決定。年代別年間上位8名に賞金・商品が贈呈されるというものです。60代でサブスリーを達成した弓削田眞理子さんをはじめ、著名なシニアランナーは多いので、どんなタイムが記録されるのか楽しみにしたいです。
シリーズ加盟大会
2026年シリーズに加盟しているのは、以下6大会です。
香川丸亀国際ハーフマラソン

開催日:2026年2月1日(日)
開催地:香川県丸亀市
公式サイト:https://www.km-half.com/
シリーズの幕開けを飾るのは、78回もの歴史を誇る香川丸亀国際ハーフマラソン。
日本学生ハーフマラソン選手権大会と併催されるため、実業団のトップ選手のみならず、話題の学生ランナーとも一緒に走れるのが魅力です。フラットなコースで記録を出しやすく、自己記録に挑みたい方にも人気のレースです。
スタート前には地元特産の「朝うどん」でエネルギーをチャージするランナーも多く、特にスピードを出すランナーにとっては起こりがちなハンガーノック対策としても、ぜひ食べておきたいところです。
エントリーは例年9月頃にスタートしていますので、今年も同じくらいかもしれません。
名古屋シティマラソン

開催日:2026年3月8日(日)
開催地:愛知県名古屋市
名古屋ウィメンズマラソンと同時に開催されるハーフマラソン。名古屋ウィメンズを走っていると、”チ”は大体18kmくらいでハーフのトップランナーに追い抜かれ、走力の違いをまざまざと見せつけられる大会でもあります。
コースはほぼフラットで、ゴールは名古屋のど真ん中である白川公園。走ってそのまま矢場町あたりに飲みに行けるのは魅力的だなぁ…と、その後まだ21km走らねばならない”チ”はいつも羨ましく思っております。
一般エントリーは、例年10月頃の予定。現在はふるさと寄付金枠やトラベルプランによるエントリーを受付中です。
ぎふ清流ハーフマラソン

開催日:2026年4月予定
開催地:岐阜県岐阜市
Qちゃんの愛称で知られる、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが地元・岐阜市でコースを監修したハーフマラソン。Qちゃんって岐阜県出身なんですね。
新緑の映える季節に長良川の両岸を走るコースは、気持ちが良いと多くのランナーから大好評。大会長の高橋尚子さんは笑顔でランナーとハイタッチをして盛り上げてくれるそうですが、”チ”も別大会で何度かQちゃんとハイタッチをしてそのたびに元気をもらっているので、Qちゃんを探しながら走るのも楽しそうです。
エントリーは例年2期に分かれており、例年第1期は11月頃、第2期は1月頃の予定です。
仙台国際ハーフマラソン

開催日:2026年5月予定
開催地:宮城県仙台市
国内トップクラスの実業団選手が多く参加し、毎年白熱したレース展開が見られる仙台国際ハーフマラソン。
杜の都と謳われる仙台の新緑が溢れる都市型コースは、普段なら走れない場所を走れる嬉しさを体感できます。なお急なアップダウンはないのですが、じんわり上ったり、ゆるく下ったりと、比較的足に疲労がたまりそうなコースなので、序盤に飛ばし過ぎない方が良さそうです。
エントリーは例年12月頃の予定です。
札幌マラソン

開催日:2026年10月予定
開催地:北海道札幌市
毎年1万人以上が参加する北日本最大級のマラソン大会こと、札幌マラソン。2025年には50周年を迎える、歴史のある大会です。
すすきのや大通公園、テレビ塔など、走りながら札幌を代表する観光スポットの眺めも楽しめます。
スタートからは下り、12km以降はひたすら上り続けるというかなり厳しいコースですが、気持ちの良い気候の中だと不思議と足が進みそう。後半の上りを走り抜けるために前半は余力を残す感じで…と、ペース配分をしっかり決めておくと、スムーズに走れそうな気がします。
エントリーは例年6月頃の予定。人気の高い大会なので、早々に締め切られることも多いので要注意です。
東京レガシーハーフマラソン

開催日:2026年10月予定
開催地:東京都新宿区
シリーズのフィナーレを飾るのは、東京2020パラリンピック競技大会のマラソンコースを活用した東京レガシーハーフマラソン。2022年にスタートした歴史の浅い大会ですが、外苑西通り、靖国通り、白山通りなど東京のど真ん中を走れるのは、この大会ならでは。
ちなみに”チ”は2023年に初めて走ったのですが、豪雨だったためにずっとレインポンチョを着用しており、景色も楽しめず…。ゴールで待っていてくれた友達とすぐ焼肉に行き、七輪でずっと暖をとっていた記憶しか残っておりません。2025年も参加するので、今度こそ普段は電車から眺めている東京の景色を楽しんできたいと思います。
エントリーは例年5月にスタートしますが、毎年確実にランナーが殺到して抽選になりますので、急いでエントリーしなくても良さそうです。
エントリー方法とは?
「ジャパンプレミアハーフシリーズ」へのエントリーは以下の通り。
- Sports net IDを登録
- シリーズエントリー
- 各大会サイトからハーフマラソン種目にエントリー
「チャンピオンシップ」と「エイジポイントグランプリ」に参加したい方は、②の後にそれぞれにエントリーしてください。
また「コンペティションチャレンジ」2部門で上位入賞を狙う方や、「コンプリート6チャレンジ」で確実に6大会完走を目指したいという参加者向けには、優先出走枠が用意されています。定員になり次第終了なので、我こそはという方はお忘れなく。
ハーフマラソンは、フルマラソンに比べると大変さも参加費用の双方を鑑みてハードルが少し低いんじゃないかと”チ”は思います。ペースの速いランナーも多いので、周囲に引っ張られて乱されがちな部分はありますが、これからランニングをやってみようかなと思う方にとったら、完走する喜びを最初に感じられるのがハーフの良さではないでしょうか。
特に「ジャパンプレミアハーフシリーズ」に加盟している6大会は人気の高い大会でもあるので、この機会に2年で6本走ってみようとモチベーションを高めるきっかけにもなりそうです。
というわけで、”チ”はどこにエントリーするか考えながら小走りしてきます!