常識をまたいだ扇風機、『またせん』みっけ!

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常識をまたいだ扇風機、『またせん』みっけ!

新商品の中から、特にチャレンジを感じるアイテムを紹介する『チャレンジみっけ隊』。今回見つけたのは、サンコー株式会社が発売した、その名も『またがる扇風機「またせん」』です!

皆さん、「扇風機」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?夏の涼をとるための家電、というのが一般的なイメージですよね。でも、もし「またがるだけでスイッチが入り、温風や熱風まで出て、髪を乾かす手伝いまでしてくれる」扇風機があるとしたら…?

「え、それって扇風機なの?」と思ったあなた、その感覚、正しいです。私たち編集部も、この扇風機の概念を軽々と”またいで”いく多機能性と、一度聞いたら忘れられない名前に、思わず二度見してしまいました。これは単なる送風機じゃない。暮らしの「ちょっと面倒」を解決してくれる、まったく新しい発明なんです。

お風呂上がりも、暑くない!センサー式でハンズフリーな新体験

ユニークなアイデア家電を次々と世に送り出すサンコー株式会社から、驚きの多機能ファン『またがる扇風機「またせん」』が登場しました。

この商品の最大の特徴は、人感センサーを搭載し、またがるだけで自動で風が出てくる手軽さ。わざわざスイッチを操作する必要がありません。さらに驚くべきは、その機能性。送風だけでなく、温風・熱風への切り替えが可能な3段階の温度調整機能を備えています。

お風呂上がりの濡れた身体を乾かすボディドライヤーとして、あるいは脱衣所を暖めるヒーターとして、一年中活躍してくれます。前後2つの送風口から最大風速15m/sのパワフルな風が送り出され、全身を心地よく包み込みます。

操作は直感的なタッチパネル式。壁掛け用のフック穴も付いているため、省スペースでの設置も可能です。ドライヤーと併用して髪を乾かす時間を短縮するといった、ユニークな使い方も提案されています。まさに、暮らしの様々なシーンに寄り添う一台といえるでしょう。

出典:PR TIMES

“スペパ”を極めた発想に脱帽!

そもそも、「スペパ」って知ってましたか?
「スペースパフォーマンス」、略して“スペパ”。ただの省スペースじゃなく、“限られた空間の価値を最大化する”考え方です。

サンコーといえば、突拍子もないけど妙に実用的な商品開発で知られる企業。かつての『のれせん(乗れる扇風機)』も、なかなかのインパクトでしたが、『またせん』はその系譜とも言えるチャレンジアイテム。

足元スペースという“空白”に着目し、しかも“またがる”ことで自分の体と一体化させる発想。これって、まさにスペパ精神そのもの。しかも家庭用扇風機の市場って、多くのメーカーがしのぎを削るのは「風の質」や「静音性」で、機能に関しては正直「もう出尽くした」感があったはず。でも『またせん』は、その前提を軽く飛び越えてきました。“またがって使う”。たったそれだけで、従来の「扇風機はこういうもの」っていう思い込みを、ひょいっと乗り越えてしまったわけです。

お風呂上がりに体を拭く、服を着る、髪を乾かす…といった一連の動作は、地味に時間がかかり、冬場は湯冷めの心配もつきまといます。「またせん」は、その一連のプロセスを「またがるだけ」で劇的に快適なものに変えてくれます。これは単なる家電ではなく、「体験のデザイン」と言っても過言ではありません。

「扇風機は夏に涼むためのもの」という固定観念を壊し、「一年中、暮らしを快適にするパートナー」へと役割を再定義する。その大胆な発想と、ユーザーの隠れた不満を解決しようとする真摯な姿勢に、私たちは大きなチャレンジ精神を感じずにはいられません。

チャレンジみっけ!

今回見つけたチャレンジは…

  1. 「またがるだけ」のセンサー起動で、究極のハンズフリー体験を設計した点(UXデザイン思考)
  2. お風呂上がりの面倒を解決し、新たな「時短・快適」市場を創出した点(新市場開拓)
  3. 成熟市場と思われていた扇風機カテゴリへの新提案(レッドオーシャン再活性化戦略)

家庭用家電にも、まだまだ“新しい風”は吹き込める。そんな予感がします。私たちの暮らしを豊かにするヒントは、まだまだ隠れていそうですね!

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